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アル中の歌  作者: 岩本翔
110/260

アルコール依存症110

「つまり老人連合の連中がどのタイミングで生き残ったつわものなのかと判定判断するのかが、お前には分からないと言う事を言いたいのだな?」と行雄は言った。

悪友が続ける。





「だが俺が思うに、この実験では、生き残った者だけが次の段階に行けると思うのだ。ただ…」





震える声で行雄が尋ねる。





「ただ、な、何だ?」




闇に潜む鹿の動向を窺いつつ悪友が言った。




「ただ、その見極めのポイントがいつ何時なのかが分からないわけだ」





行雄がため息交じりに焦れて尋ねる。




「それはどんな意味だ。もっと明解に言ってくれ」





悪友が答える。





「だから俺達は老人連合に当然監視されていて、老人連合の連中がどのタイミングで俺達を次の実験材料にする事を見極め、決定するのか、そのタイミングが分からないと言う事を俺は言いたいのだ」




行雄が再度尋ねる。





「つまり老人連合の連中がどのタイミングで生き残ったつわものなのかと判定判断するのかが、お前には分からないと言う事を言いたいのだな?」





悪友が答える。





「そうだ」

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