どういうわけか、自宅で友達と遊びました
ようやく2話目書くことがてきました!
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こんなとこで言うことはないですが...
@n7bjn
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目を覚ましたのは午前9時を過ぎたところだろうか。カーテンからは心地の良い朝の日差しが目に届き、顔をしかめる。
俺は「ん〜っ」と一つ伸びをするとスマホで正確な時間を見てみた。午前9時37分。とっくに学校が始まっているところだろうか。
みんなが学校にいる中、俺は着替えもしてない。それどころか布団から抜け出せずにいた。やっぱり1日ゴロゴロしてると、次起きるのは苦痛のようだ。
そんな場合じゃねえだろ!と、言われそうだが安心してくれ、先生に連絡してあるから休んでおっけいなのだ。休むこと自体がおっけいじゃない事は置いといて。
因みに休んだ言い訳としては、家族と出かけると、適当に言っておいた。車がある辺り、どう考えても嘘なのだが。
さて、今日休ませていただいたのには、それ相応の理由がある。超私事なんだけど・・・
ある実験を行うためである。実験と言っても、科学者のような事でもなければ、検察のような事でもない。
学校が午前で終わるので、それまでに済ませておきたいことがあるのだ。
俺は動きやすい服装に着替え、手洗いうがいを済ませ、リビングに行く。
麦茶をラッパ飲みすると、やや早足で玄関まで行き、そのままの勢いで戸を開く。
外に出ると、春麗らかがよく似合う、太陽の光と共に、涼しげな風が丁度よく吹いている。流石は春、と言わんかのような天候だ。
実験をするために、人がたくさんいる場所に赴く必要があるのだが、平日のこの時間帯ということもあって、人通りは少ない。
そこで、人混みが予想される場所へと向かうことにした。
そこで考え付いたのが、近所のスーパー。わが町で唯一の人混みスポット。いや、他にもあるけども。
スーパーまでは歩いて約15分くらいだろうか。登校中の(遅刻)生徒に出くわすことはないと思うけど、一応気をつけて行こう。
*
なんの問題もなく、スーパーまでたどり着いた。
涼しいと言っても、歩くと少しは暑くなるな・・・あっ、運動不足か。
今日も町が誇る(どこにでもある)スーパーは、午前中から大繁盛だった。
ここまでこれば、既に実験は始まっている。と言えば大体分かるだろうか。
そう、人の思想を覗くことだ。決して悪趣味とかではない、そんな思想フェチなんてあってたまるか。
スーパーの駐車場からでも、ある程度の思想が思想フェチの頭に聞こえてきた。ゲヘヘ。
スーパーへ入ってみると、実に多くの人の思想が、正確に思想フェチの頭に聞こえてきた。ゲヘヘ。
その多くが、(今日の夕飯何にしようかしら・・・)と言う主婦にとって定番の考えであった。家はカレーを作る予定です。
そして、本当の実験は、俺の部屋から家の門までの距離で思想を読むことができるか、と言うものだ。
もちろん、駐車場からという約20メートルの距離から微かに聞こえたので、余裕をもって聞こえるのでは、と思う。
案の定だった。主婦のお悩みがバッチリ聞こえてきた。
この実験結果を受け、一人で満足する俺。
あとは、彼女が来るのを待っているだけだ。
その時間に向かい、俺は歩みを踏み出した。
*
いえに着いたのは11時30分。いや、本当ギリッギリだ。途中半分本気出してた。
こんなに遅れたのは、家に帰って、冷蔵庫を見たのが間違いだった。
今日の夕飯カレーにするつもりだったのだが、何も入ってなかった。・・・まあ、確認してなかったら今日ご飯だけで、お供に食べるものなかったんだけど。
そういう時に限って、神様は悪戯して来る。行く手を阻む様々な障害物。赤と青のアレ。全部引っかかったんだって・・・
走る俺、尚且つ動きやすいジャージなんて着てたから、道行く人が「頑張ってね」って声かけてくれた。くれたのは嬉しいんだけど、すいませんひきこもりです。
そんなひきこもりは今日も今日とて名探偵気分です。
事件が始まるまでに粗方家事を済ませた。
自分の推理は間違っていないだろうかと緊張する俺を他所に、昨日と同じ彼女が玄関前に現れた。
まさか2日連続で同じ人が配布物届けに来るなんて、余程じゃんけんが弱いのだろう。
俺にとっては万々歳なんだけど。
何がかと言うと、彼女の思想を知ることだ。
早速俺は彼女の思想を覗いてみた。果たして、全く、何も読めなかった。
理由はこれと言って、思い当たる節はない。
なぜ、最初から気づかなかったのだと、自分を戒めるも、過ぎたものは仕方ないことだ。
気付けたのは、母の手紙と妹の一言。お母さん、学校休んですいません。
思想が読めないと言うことは、行動まで読めないということであって。
今日は昨日より速く俺の家から去ろうといていた。この絵図を見るとなんかストーカーみたいだよな。
そのストーカー(女生徒)追いかけようと、走っている俺、何やってる、ストーカーだぞ。
「待ってくれっ!!
彼女の10メートル手前、大して走ってもいないのに何故か疲れ切っている俺は、息切れしつつも叫んでいた。
そして・・・
「ちょ、ちょっと寄ってかないか・・・?」
と、口にした時、偶然通りかかった近所のおばさんが、口に手を当て、「まぁ・・・」とでも言いたげに若干引いていた気がする。
ナンデダロウ。
*
俺も自宅で友達と遊ぶときがくるなんて、しかもその友達が女友達。お母さんと妹が知ったら驚いてくれるだろうか。
満面の笑みで「おめでとう」と言ってくれるだろうか。
そして、皆さんは羨んでくれているだろうか。
ってばかもおおおおおん!!!
羨んでくれるな!今この状況がどんな状況か分かってくれるだけでいいから!分かったとしても同情はしてくれるな!悲しくなるから!
これだけ言えば良いだろう。
友達と言うか初対面の女生徒が部屋に上がってから早20分。秒数で表すと1200秒。1が1200個もある、長く感じるだろう。
その1200もの中で交わした会話はほぼ無い。
強いて言うなら、「お、お茶どうぞ・・・」
勇気を振り絞り発したその言葉は、奇しくも静かな深海へと沈んでいった。
最早会話という会話などしていないのであった。
それもそのはず、人と喋ったことなんて、親と妹、あと一人を除いてもういない。
況してやそれが、初対面に加え女って・・・どこの難易度高すぎな鬼畜だよ。
ギャルゲーのように選択肢降って来てくれれば話は一転し、形勢逆転なのだが、あくまでここは現実。
どうしてこうなった・・・と、頭に問いかければ、自業自得すぎて言い訳の余地もない。ずっと俯いた姿勢で、どうしようもないボロ頭を抱え込む。
そう、コミュ障が調子に乗った結果、今に至っている・・・
例の彼女はというとテーブルを挟んで、向かい側、つまり俺の真正面で、座布団に座っている。
居心地など関係なさそうに、ただただ無表情でスマホを弄る。
遂に場の雰囲気が悪いことに気が付いたのか、彼女は我が家自慢の天然麦茶(市販)を飲むと、突然立ち上がり、静寂を破った。
「ごちそうさま。それじゃあ私、帰るね」
彼女にとって片言のような発言は俺の胸を確実に刺した。
ずっと俯いていた顔を上げると共に、大きく目を見開いた。
電気に照らされる彼女の髪は、美しいキャラメルのようなオレンジ色。その髪色をふわっとした髪型がまた際立たせてくれる。一度は見たことであるのではと思わせる顔立ち。ここが本当に現実なのか、と疑わせてくれる絶世の美女といった印象だ。
そんな彼女に申し訳なさげに「ごめん・・・」と再び顔を下げた。
彼女は慣れた手つきでスマホを操作しながら、「じゃあ」とだけ言い残して、玄関の戸に手をかけた。
瞬間、またしても俺は彼女を呼び止めていた。
「明日はっ!明日は絶対学校行くから!!」
ドアは半開きになっていても御構い無し、大声を上げた。
昔の俺からは想像も出来ない台詞に自分でさえ恥ずかしくなってくる。
俺の誓いを聞いた彼女はどういうわけか、優しく微笑んだ。
これが、俺と名前も知らない彼女との学校生活の幕開けだった。
今回は無事2話目を出させてもらいました!
無事、と言っても運営様によって動いているので、事故ることはないんですが。
小説読むのが好きすぎて書いてみたのがこちらの『引きこもりになろうとしましたが・・・』です。
正直、書いてて自分でも言葉があってるのか不安になっております。
これからも連載していくので暖かい目で、私の成長を見守ってやってください!