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きれいな命の見分け方

作者: 玩具リオン
掲載日:2026/03/23

手を洗いましょう

石鹸をつけましょう

手のひらをすり合わせましょう

手の甲をもう片方の手のひらで撫でるように

親指 人差し指 中指 薬指 小指

指の間 爪の間もみ洗いましょう

手首まできれいに

洗いましょう

手を洗いましょう

石鹸をつけましょう

手のひらをすり合わせましょう

手の甲をもう片方の手のひらで撫でるように

親指 人差し指 中指 薬指 小指

指の間 爪の間もみ洗いましょう

手首まできれいに

洗いましょう

手を洗いましょう

石鹸をつけましょう

手のひらをすり合わせましょう

手の甲をもう片方の手のひらで撫でるように

親指 人差し指 中指 薬指 小指

指の間 爪の間もみ洗いましょう

手首まできれいに

洗いましょう

まだ汚い


2025/10/30 16:48




精肉店に寒雀 止まり来て云った

「おれもこんなふうになるのか?」

雀はケガをしていた


田辺のおっちゃん へっへと笑い

「さあ、どうだろうね。心がけ次第だ」と

少しのいじわる


ゾッとした雀 無理やり飛びたつ

痛いのも承知で

するとどうだろう 狙いすましていた

カラスにパクッとな


それを見ていたランドセル少年

うっすらと嗤った


2025/10/25 10:51『精肉店と寒雀』




手のひらを動かしているのは自分

自分を動かしているのは脳

脳を動かしているのは電気

イオンチャネルの開閉

電気が自我であるならば

私もアンドロイドだったのだ

細胞という虚ろな単位

生命は何も支配できない


2025/10/03 21:19




ときに男は壊しはじめる

ときに女は求めはじめる

ときに少年は徒党を組み

ときに少女は身を投げた

詩が消えた夜

誰がだれを愛しているとか

何処へ向かって歩けばいいとか

てんでわからなくなって

酒をあおる裁判官

信念も劣等も神の言葉も

リトマス紙に食い尽され

残った骨を嗅いだ犬

空っぽの広場で わおーんと鳴いた。


2025/10/26 20:35『詩が消えた夜』




無知を教えて安堵して

暗黙の了解に生かされる

子らは無邪気に擦過傷

毛布破れた高架下


2025/09/29 19:14




鏡が曇ったら そう 冬が来たんです

あなたについていくけど

私 見向きもされない


駅前の公園で たい焼食べたね

クリームもくれよって 大きい一口でさ

私ホントは あんこのほうが好きだった


ねえ、夕暮れよ

いつもの交差点で

手を合わせるあなた

私 かなしい目で 見ていたの


2025/10/26 20:53『冬の夕暮』

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