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2人のメッセージと過去の事件


「だーかーらー、私言ったよね?早く起きないと、遅れるって!」


「起きろって言われて、素直に起きる奴は居ると思うか?」


「居て欲しかったよ、、、、はぁ、、、あ、そうだ、奏多ママから伝言『莉愛ちゃんに文句の1つでも行ってみなさい、今日の夜ご飯はアンタの嫌いなピーマンづくしにしてあげるから』だって、、、、それで??」


「、、、、もう、文句は言わねぇよ」


「よろしい」


「ほんと、何で母さんは莉愛に甘いんだよ」


「そりゃあ、奏多ママからしたら、娘みたいなんじゃない?、奏多って男兄弟でお兄ちゃん2人居るし。莉愛は優しいし愛嬌あるし、、、、ね?」


「それでも母さんは甘すぎる!美愛は何とも思わねーの?」


「別に?僕は兄さんや姉さんに甘やかして貰ってるし」


「チッ、羨ましい」


「そこ2人、何話してんの?、、、、奏多、早く支度しな?そしてみぃ兄はゲーム辞めて」


「「はーい」」


あ、挨拶が遅れましたね。私、この小説の主人公?である神崎莉愛です。性格はマイペースでしっかり者、天然だけど頼りになるし毒舌なところはあります。甘えるのが得意だと自覚はしています。

他の2人を紹介しますね。まず、私の双子の兄でこの小説のもう1人の主人公でもある神崎美愛です。通称みぃ君。性格はマイペースで無気力、ゲーム好きで天然、だけど毒舌で辛辣、いざと言う時は頼りになる兄です。そして、さっきから文句垂れてる少年は私達の幼馴染の1人であり、準主人公の川村奏多です。通称奏多、カナちゃん。性格は真面目で常識人、ツッコミ担当でビビり、優しいところがあり、困っている人はほっとけないタイプです。特技は計算と暗算、アクロバットに法律を覚えたりする事が特技です。

他にもまだまだ幼馴染が居るので楽しみにしてください。


「さ、今日は他の4人は先に学校行ってるんだから、早く行くよー」


「ハイハイ、それじゃあ、行ってきます!」


「お邪魔しました。行ってきます」(同時)


「お邪魔しました。行ってきま〜す」(同時)


「さすが双子」


「張っ倒すよ」


「そう言えばさ、俺らもあともう少しで小4だな」


「そう言われれば、そうだね」


「それが何?」


「イヤ、その、2人は将来の夢とかねぇのかなって?」


「夢?、、、、そうだな。今経営している会社をもっと大きくして、誰もが憧れる企業にしたいと思うけど」


「僕もそれかな。今僕を信じて着いてきてくれる社員の為にも頑張りたいし」


「2人は律儀だなぁ。、、じゃなくて!なんかやってみたいとか、憧れの職業とかねぇーの!」


「憧れてる職業、、、、そりゃああるよ」


「僕もそれもちゃんとあるけど」


「それって何?」


「何って、、、、探偵。名探偵になりたい」


「僕も難事件を解決する探偵になりたいかも」


「双子ってそんなとこも似んの?逆に怖いわ。でも何で、探偵?」


「だって、探偵になったら、異能を使った犯罪者を逮捕する事が出来る資格貰えるじゃん?」


「異能を使った犯罪者を捕まえたいし、警察の協力と人を守りたい」


「2人とも良い子だな〜」


そう、この世界には異能(ギフト)と呼ばれる能力を持った人が存在し、その人達の事は能力者と呼ばれ、異能を使って犯罪を犯す人の事を異能犯罪者と呼ばれる。

その中でも自身の異能を駆使し、異能犯罪者が犯した事件を解決し、異能犯罪者を逮捕する権限を持つ事が許されているのが警察の他に探偵の資格を持つものだけなんだ。

そんな、話をしていたらいつの間にか学校に着いていたみたい。


「おはよ〜、、、、ギリギリで着いた!」


「おはようございます!!反省はしていますからね!!」


「次はないと思っ、、、、ハァハァハァ(息切れ)」


「みぃ兄!だ、大丈夫!?」


「みぃ君、走るの苦手だもんね笑」


「みぃは10分以上は走るのは無理でしょ」


「立華ちゃん、陽奈君!おはよ〜!!」


「2人共おはよ!」


「2人共、いつの間にそこまで行ったの!!」


「コイツら、りぃとみぃが好きだからなぁ(苦笑)」


「それ、静流も言えた事じゃなくない?」


「あ、美愛復活した」


教室に入って声を掛けてきたこの4人はと言うと、幼馴染である4人である。

まず、一番最初に声を掛けてきた小動物みたいな少女は雀野立華ちゃん。身長は私より高いけど、この中で言ったら2番目に低いんだよね。いつもふわふわで天然だけど実は人一倍根性があって怒ると怖いんだよね笑。そして冷静沈着でクールな見た目の美少年は氷川陽奈君。身長は2番目に高くて因みに1番目は奏多です。性格は真面目で常識人、大人な性格で王子みたいなタイプで大人しいし争い事はあまり好まない性格。特技は将棋と囲碁、バスケで、成績優秀である。

次は元気でショートカットの褐色肌の元気っ子少女は遠川明日香ちゃん。身長は3番目に高くてスタイルが良い。性格は元気で明るくて天然でお馬鹿だけど友達思いで意外と勉強が出来るタイプ。特技はサッカーと英語、ピッキングが得意で実はアメリカ人とのハーフ。

最後は猫耳と尻尾付きのパーカーを着た美少年は麗川静流君。4番目に身長が高くて髪も少し長くて女顔な事もあってか女子に間違われる事が多い。性格は小悪魔に近くて毒舌でツンデレだけど実はビビりな性格で優しくて家族、仲間思いである。特技はハッキングと英語、空手。実はイギリス人とのハーフである。


「因みに、遅れたのは私とみぃ兄のせいじゃないからね?奏多が悪いから」


「言われなくても分かるって、この馬鹿のせいでしょ」


「陽奈!?一応言っておくけど、陽奈、俺に数学などで勝った事ないでしょ!!」


「それはそれ、これはこれだから」


「私知ってる、あれって理不尽って言うんでしょ?」


「あーちゃん、正解。良く分かったね!」


何て会話をしていたら、静流と立華が持っていた本が同じな事に気づいて、気になっていたら、みぃ兄が聞いてみてくれたみたい。流石兄!


「、、、、?静流、立華、その本図書館で借りたの?」


「へっ?、、、、あ、こ、これ?ううん、家にあったやつ持ってきただけだから」


「俺もそうだよ」


「へぇ、何で国語辞典?」


「そこ気になんの?」


「イヤ、なんか気になって」


「国語辞典が家にあるとか、、、、流石2人の家」


「明日香、君はもうちょっと日本語を知りなさい。これ以上お馬鹿になるなよ」


「それどーゆう事かな!陽奈君!」


「2人共、それ誰かに買っ、、、、キーンコーンカーンコーン ガラッ『はーい、先に付け〜』、、、、」


「はーい、りぃちゃん何?」


「何か言おうとしてたでしょ?」


「!!べ、別に何でないよ!大した話じゃないし!」


もう少し聞こうとしたけど、チャイムがなって先生も来たから、聞かずじまいになってしまった。

だけど、私はこの時聞かなかった事を後悔する事になるとはこの時は知らなかった。


「(2人共あの本大事にしてたって言うか、何か何回も読んで、何回も使った様になってたな、、、、あの2人だからと思うけど、少しなんか気になるんだよなぁ。気のせいだと良いんだけど)」


「はい、次の行を、、、、莉愛さん読んでください」


「、、、、、、、、『、、莉愛さん!!聞いてますか!』!!ビクッすいません。ぼーっとしてました」


「本当、しっかりしてください」


うぅ、先生に怒られた。この国語の教師で溝端先生怖いんだよなぁ。男女構わず同じ態度だしめっちゃ目付き悪いし。


「えっと、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(、、、、?あれ、静君と立華ちゃん、何か溝端先生の事睨んでる?静君は兎も角、何で立華ちゃん見たいな優しい子が並んでるんだ?)」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜『はい、そこまで、次はちゃんと聞いておく様に』、、、、はい」


「コソ)莉愛、ドンマイ‼︎」


「コソ)イジるな、、、、‼︎」


そんなこんなで、この日は午前授業で授業は終わり、給食を食べて、私達は家に帰った。


「それで?静流と立華が溝端先生の事睨んでたってどーゆう事?」


「私だって、良く分かんないけど、あの2人が睨む理由は分かんないんだよね」


「あの二人が共通する事と言えば、あの国語辞典を持ってたって事だよね?」


「あの国語辞典に何か秘密が隠されてて、それのせいで溝端先生を睨んでた事になるって事?」


「あーちゃんの考えが合ってるかもね。あの国語辞典に何があるんだろ?」


「国語辞典だから、文字が書かれてたりとか?」


「まず、あの国語辞典は何処から入手して、何で溝端先生を睨んでいたかを知りたいよね」


「陽奈、そーゆうけどさ、難しくね?だって、あの2人だぜ?一度決めたら、頑なに教えたりしねぇぜ?」


「奏多の言う通りだね。あの2人はちょー頑固だし」


「、、、、よし!明日学校に行ったら、隙をついて2人の国語辞典を何とか盗み出して中身を見よう!!それはあーちゃんに任せた!」


「まぁ、窃盗スキル持ちの私だからこそ出来る事だよねハハ(苦笑)」


そう、この世界には異能の他にスキルと言う物が存在する。共有スキルや特殊スキルなどがあり、あーちゃんのスキルは共有スキルの1つだが、持っているのは現在あーちゃんだけである!!


「とりあえず、明日2人の制御は奏多とみぃ兄の2人に任せた!」

「陽奈君は国語辞典の中身を見るための結界をお願いね!」


「任せな!だけど、立華は兎も角、、、、静流を止めれるか、、、、はぁ(ため息)」


「ファイト、俺もやれる事あればやるし!」


「こんな事で結界の異能が役に立つとは、まぁ、やるなら本気でやるか」


「頼りにしてるよ!男子陣!!」

「そして、解散!!」


「「「「はーい」」」」


解散をして、次の日の事を考えながら眠りに付き、いつもより少し早く目が覚めて、いつも通り、奏多を起こして学校に行った。

そこにはいつも通り、4人が私達を待っているはずだった。だけど教室に入った景色が違った。


「おはよ〜、、、、みぃ兄、学校着いたよ?」


「んぅ?ふぁぁ、、、、おはよ〜」


「美愛さん、俺におんぶされて学校に来る気持ちはどうですか?」


「奏多、、、、くるしゅうない」


「オメェは殿様か!」


「3人共おはよ!」


「おはよう。3人が先に来たか」


「私達が先って、静君と立華ちゃん来てないの?」


「うん、そうなんだよ。いつもあの2人僕より先に学校に来るはずなのに」


「寝坊って事はないよね?」


「風邪とか引いたとか?」


「あの、あーちゃんを超える健康優良児の2人が??」


「てか、可笑しくない、2人同時に学校に来てないとか!!」


「絶対、あの国語辞典が関わっているよね?」


「国語辞典の中身のせいで、学校に来ていないって事か」


そう考えていたら、溝端先生が来て出席確認をしている時に。


「それと、雀野と麗川の2人は家の事情で休む事になった。莉愛さん、今日出たプリントを2人に渡しておいて下さい」


「は、はい(?2人の家、今日何とないはず、それに同時に休むなんて、絶対裏がある)」


「コソ)莉愛、、、、めっちゃ、怪しくね?」


「コソ)うん、裏があると思うし、放課後に調べないとね」


そんなこんなで授業が終わり、放課後になって私達だけ教室に残った。


「2人の机の中、何かヒントがないか調べてみようか」

(静流の机の中を覗く)


「!これ、国語辞典と手紙?『莉愛、立華の机にも国語辞典と手紙が入ってる!!』、、、、え?!」


(国語辞典と手紙を並べる)


「何で、国語辞典と手紙が入ってたんだろう。あの2人、教科書とか置き勉しないタイプなのに」


「、、、、莉愛、実はさっき、立華と静流のお母さん達に連絡とったら、今日は普通に朝早く家を出たって」


「!、、、、それってもしかして」


「うん、莉愛が考えてる事だと思う」


「え?何々??」


「だから、2人は誰も学校に来てない間に学校に来て、国語辞典と手紙を自分の机に入れた後に何者かに連れ去られたって事だよ」


「そっか、静流はピッキングのスキル持ちだもんね」


「とりあえずさ、手紙の中身を見ないと、ピコンッ、、、、?、、、、!」


「莉愛どうした??」


「み、みんなこれ見て!静流からメッセージが来た!!」


「えっ?捕まってるのに!?」


「多分、時間指定でメッセージを送信出来る設定をしたんだと思うよ。静流そーゆうの得意だしね」


「みぃ君の言う通りだね」

「それに、静流は未来視の異能持ちだし、僕らが国語辞典と手紙を見つけると分かってたんだろうね」


「来る事分かってやるとか、静流達良く考えてるなぁ笑」

「とりあえず、メッセージを見てみるか」


(メッセージ内容)

『ニニ、六一、一一、六三、三七、ニニ、五八、六五、七七、九一、四三、六七、五七、七三、三五、三ニ、五六、三ニ、一一、五五、一七、一八、六一、一九、五七、四六、三三、一七、ニニ、一九、ニ七、四五、五七、一八、六六、一七、五五、四七、五八、八ニ、五七、七七、四五、三七、一一、三一、四三、一三、四六、三三、四一、五四、三ニ、ニニ、一四、一七、一九、五七、三ニ、一一、七四、三五、三七、三七、一一、三一、四三、九ニ、七五。この暗号、莉愛達なら解けるよね?昔を思い出してね。』


「、、、、何これ?」


「数字がめっちゃびっしりと書いてある。てか、俺らなら分かるって何でだよ!」


「数字、昔、暗号、、、、ん〜」


「数字が2つずつで点で分けられてるのが気になるねし、本当分かんない!」


「明日香にはまだこれは早かったか」


「みぃ君にも分かんないでしょ?」


「、、、、!思い出した!!陽奈、あれだ!上杉暗号だよ!!」

「上杉謙信の元で生まれた暗号!!対応表の中から、縦横(行列)の数字を元に文字を拾っていくやつ!!昔遊びで、文字増やしたりして、手紙でやり取りとかしてたやつ!!」


「あれか!、、、、思い出した。あの2人が上杉暗号に1番力入れてたもんな」


「そして、奏多が1番力を入れてなかったけどね」


「美織!!それ言わなくても良くない!?」


「とりあえず、数字がとに文字出すよ」


「「「「はーい」」」」


まさか、上杉暗号だとは思わなかった。そうそう、4人が数字を出している間に、私達の異能を教えるね!

私は血液操作や創造、植物生成と絶対王政、電磁砲と糸紐操作、人形使いの7つ。みぃ兄は感覚操作、念力、剛翼、竜巻の4つ。奏多は炎操作、無重力、硬化、空間移動の4つ。立華は鷹の目、爆破、木の葉、雑意感知の4つ。陽奈は結界、水氷操作、記憶操作、石化の4つ。静流は未来視、接触感応、透視能力、記憶操作の4つ。明日香は拘束、亜空間、念話能力、エネルギー吸収の4っ。私だけ無駄に多いんのが1番の不思議なんだよね〜。異能の詳細はまた教えますね〜!

そろそろ、数字が解読できたみたいなので!!


「それで、分かった?」


「うん!えっとね『莉愛、いきなり、ごめん。どうしても伝えたい事が、あって俺と立華の手紙と国語辞典の内容は俺ら2人にとって大切な内容です』だって」


「、、、、手紙をまず見てみる?」


「そうだね。多分この内容だと手紙の内容は、同じっぽいんだよね」


(静流の手紙の内容)

『四六、三三、一七、ニニ、一九、ニ七、四五、六一、三六、三一、二一、二五、七三、五七、六一、三四、九三、八二、六二、三五、 六六、七五、一一、一四、四六、一一、五五、七六、六八、六一、一一、三五、二五、四六、三三、三一、二一、一三、六四、ニ四、六二、三七、一一。

三四、一一、三五、四五、三七、一三、六六、八五、九三、三一、四八、七六、五二、九ニ、六一、ニ四。』


「これむっず!!俺、昔の記憶とか薄いんだけど!!」


「大丈夫!奏多!私も全く記憶ないから!!」


「笑顔で言える事じゃねぇよ?。て言うか一部解読出来たけどちょっと、ヤバイ内容だわ」


「流石、莉愛さんはお早い」


「て、言うみぃ兄はもう解読出来たでしょ?」


「まぁ、殆どね。じゃあ読むね。『俺と立華の姉達を弄び自殺未遂に追い込んだアイツを俺達は許さない。そいつの名は溝端源馬である。』、、、、だそうです」


「、、、、嫌な予感が当たってしまった。だと、思った。あの2人の溝端先生に対する視線、普通じゃなかったし!」


「てか、溝端先生、そんな事してたの!!信じらん内!!」


「国語辞典に何か書かれたりしてないのかな?」


「見てみるか!えっとこっちが、立華の方か」


てか、本当、あの人があの2人にそんな事してるとは思わない。いや、あの人の事だからやってそうだけど、、、、あれ?待って確かあの人って


ペラ ペラ

(空白が多いページを開く)

「えっと、何々『7月28日 今日から日記を付ける。今日、私は衝撃な事実を知ってしまった。源馬さんは既婚者で子供も2人居る事を知ってしまった。そんな事実を知ってしまったら、別れないといけないのに中々、別れが告げれない。早く言わないと、、、、』『8月3日 事実を知って1週間、今度はとてつもない事を知ってしまった。源馬さんは私以外にも彼女が存在する事を知った。まさか、私以外にも奥さんを裏切っていたなんて、言葉にも表されないぐらいキレた。』『8月31日 あれから1ヶ月半、生理が来ていない。もしかしたら、妊娠しているのかもしれない。もし、していたら堕す、、、、イヤイヤ赤ちゃんでも大切な命なんだから、、、、よし、、、、そして、私は決意した。明日、源馬さんに別れを告げて、奥さんに浮気の情報を渡そうと』

って、ここで日記が終わってるよ。これって、次の日、立華のお姉さん、穂華お姉ちゃんは別れを告げ様として、溝端先生に殺されそうになったって事?」


「うん、確かにこの日付、去年の7月1日、穂華お姉ちゃんは橋の上から落ちて頭部出血に右足と右腕の骨折で3ヶ月の重傷を負ったんだよね。」


「つうか、待って!溝端の野郎は既婚者で子供も居る癖に、浮気をした挙句、妊娠して別れを告げた穂華お姉ちゃんを殺そうとしたって事!!何それ、普通に犯罪じゃん!!まぁ、実際は妊娠してなかったけどね」


「穂華ちゃんは自己の代償で事故以前の記憶をなくしたし、その4ヶ月後には県外の大学に復学してたしね。」


「その2ヶ月後に静流のお姉ちゃんでもある、柚流お姉ちゃんも事故で大怪我をした。そして、記憶もなかったし」


「多分、静君の国語辞典も似た様な事が書かれてるんじゃないかな?それで、この国語辞典は柚流お姉ちゃんの部屋の戸棚に置いてあったのをたまたま取った時に異能が発動して見えたんじゃないかな?」


「それで、立華も国語辞典に書いてあっ事を知って、静流も立華が知った事を知って共同で調べようと思ったって事?」


「あの2人ならやりかねない、、、、!」


「、、、、、、、、ん?これ、ちょっと、皆んなこれ見て!」


「?、、、、!これって『これを見てるって事は、暗号が解けて、姉さん達の事故の原因が分かったんだね。俺らは今から、溝端の野郎にこの事実を突きつけてくる!俺が見えた未来は2つ、1つは俺と立華が溝端に殺される未来、もう1つは莉愛達に助けられる未来が見えた。だから、俺と立華は莉愛達の事を信じてるから!』だって、、、、!!ヤバイ!!早く助けに行かないと」


「ちょっと待って、まず、2人が今どこに居るか、分かんなくない!?」


「そうだ!莉愛!莉愛の異能を使えば!!」


「私の異能?、、、、!そっか!創造の異能で、一時的に接触感応を創造して、静君達がどこに居るか調べるって事か!」


奏多の提案で私はすぐに異能を使って接触感応を創造し作った。

、、、、てか!あの人やっぱ妻子持ちだったじゃん!!先生達の会話聞いてたから、あれって思ったけど!あの人私達と大切なお姉ちゃん2人に手を出した挙句、殺そうとするとか、万死に値するわ!!

何て、キレながら創造してたらいつもより早く出来た。


「出来た!って言っても、静君みたいにS級じゃなくてB級だけどね!」


「それでも大丈夫でしょ?とりあえず、やってみて!」


「早くしないと助からないよ!!」


「明日香、不吉な事言わないの!!」


「ハイハイ、静かに、今やるから(静流と立華の机に触る)キュイン『立華、本当に良いのか?』『今さら確認しなくても私は覚悟してるよ?』『もし、莉愛達が気付かなかったら?どうする?』『、、、、莉愛達は絶対気づくよ。だって、私達の幼馴染だもん!』『何その根拠笑、まぁ、そうだな。アイツらは俺らの大切な幼馴染だな笑』『君達!こんな朝早くに呼び出して何の様ですか!!』『あっ、溝端先生、いや、溝端源馬さん。貴方は約1年前の8月31日と11月1日、俺の姉である麗川柚流と、雀野穂華の2人を自殺に思わせて学校近くの橋から落としましたね?』『!な、何を言ってるんだね!君は、そんな証拠どこにもないじゃないか!勝手な憶測で喋るのは辞めてくれ!』『勝手な憶測じゃねぇよ!!俺の異能の1つ、接触感応はS級なんだよ。それと記憶操作の異能も持ってるから、時間のあった日の映像はしっかりと見てるんだよ!!』『!、、、、ッチ、あぁ、そうだよ。俺があの2人を自殺に見せかけて橋から落とした。ただ、若い女子大生と付き合いたかったのに、浮気を奥さんに見せるとか言ってきやがって。周りの見ていた人達やあの2人の記憶を少し弄ったおかげで、一生バレないと思ったのになぁ。こんな餓鬼にバレるとは。それにあの2人は結局死ななかったし』『な、何でお姉ちゃん達を橋から落としたんですか!!記憶を弄ればよかったんじゃ!』『無理に決まってんだろ!俺の記憶操作の異能はC級、せいぜい2、30分の記憶しか弄らねえ。』『なら、どうやって記憶を弄ったんだ!!』『そりゃあ簡単だよ。重傷を負わせるんだよ。そしたら記憶を弄り返しやすいしな。』『、、、、そんな理由で姉さん達を橋から落としたのか。そんなふざけた理由でか!!!!!!』『最低です!!貴方の様な人は居なくなって欲しい、!』『はぁ、面倒くせぇな。一応言っとくな、俺のもう1つの異能はな強制睡眠つう異能でA級だからな』(シュゥ、、、、教室一体に超強力睡眠薬の煙が広がっている)『うっ!これ、立華!吸うな!スゥ!ゲホゲホゲホゲホ』『静流、ごめん。無理かも、、、、バタッ』『立華!クソッ!、、、、莉愛達頼む、、、、ゾ、、、、バタッ』『フンッ、、、、とりあえずこの餓鬼どもは理科準備室にでも閉じ込めときますか』バチッ!!

ハッ!ハァハァハァ、、、、」


「莉愛?立華達が何処にいるか。見えた?『、、、、か、、、、しつ』え?何て?『、、、、しつ!理科準備室に2人は閉じ込められてる!!』わ、分かったから落ち着け!!」


「そっか、今日の理科の授業の全部、溝端が担当でしたからね。多分、鍵はかかってますね」


「なら、ご安心を!私と言うパッキングの名人と呼ばれた私に任せて!!」


「とりあえず、皆んな、急いで理科準備室にlet's go!!」


奏多におんぶして貰いながら、1階にある理科準備室に速攻で行った。あーちゃんの伝家の宝刀であるパッキングで速攻で鍵を開けた!流石、あーちゃん!!


ガラッ

「立華ちゃん!静君!!何処!!!」


「俺らだぞ!助けに来た!!」


「莉愛?奏多?皆んな?」


声の方向を向くと、目隠しがされてて体を拘束されている立華と静流の姿があった。


「2人共大丈夫!!!?」


「ギリ、大丈夫!5人が来てくれるって信じてたし笑」


「そうそう、やっぱりりぃちゃん達は頼りになるなぁ笑」


「笑い事じゃないけどね。どんだけ心配したか、2人は分かってない!」


「珍しく、みぃ君が怒ってる!!レアですね!」


「とりあえず、2人共後で説教だからね。ガチ説教!!」


「「はーい」」


拘束具と目隠しを解いて、ほのぼのとした雰囲気に包まれていたが、一瞬で終わった。後ろから凄い殺気を感じるんだもん笑


「!2人共避けて!!」


立華ちゃんの声で私と陽奈は同じ方向に避けた、私達に向かって来た物は、何と小型ナイフだった。あれ、当たってたら死んでたわ。

そして、それを投げたのは勿論のこと。


「溝端先生、危ないじゃないですか。生徒にそんな物投げるなんて」


「俺が殺そうとした餓鬼を逃がそうとしてるんだから、お前らも殺す。俺はな武具強化の異能持ちでA級なんだよ!!お前らみたいな餓鬼はこれで死ね!!!」


「ダメだ。聞いてない。とりあえず、陽奈よろしく」


「はいはい、あの知っての通り言わせて貰いますが、B級の異能はA級には敵わないって知ってますよね?」


「あ?それがどうした。当然知っているが?」


「僕の異能の1つ結界の異能はS級なんですよ。だから、貴方が強化した武具は僕の結界に通用しないんです笑」


「は?お前もS級の異能を持ってんのかよ!!」


そう言って、溝端は武具を私達一直線に投げて来た。だけど案の定、陽奈の結界で1つも結界をすり抜けず、跳ね返るのである。


「みぃ兄、溝端の感覚全部奪っちゃって!それでその後にあーちゃんの異能で拘束して!!」


「可愛い妹の為なら、任せなさい」


「はーい!キツく縛り付けとかからね!!!!!!」


そう言ってすぐ様、溝端に異能をかけた。武具を投げようとした瞬間、全身の感覚という感覚がなくなり、立つ感覚がなくなったのか、尻餅をついて倒れていく、溝端。


「絶対壊してや、!ヒュ ビタンッ、、、、っ、痛くねぇ?、感覚がなんか変?てか、目が前ねぇ?聞こえねぇ?」


「今のうちにあーちゃんやっちゃって!!」


「ヒュルルルン シュバ(拘束した音)うぐ、何か、縛られてるみたいだ」


「まぁ、今なら感覚戻しても大丈夫か、その拘束具異能使えない様にしてあるし」

「みぃ兄、戻していいよ」


「はーい、、、、ヒュッと、これでよし」


「ブワッ!何だ、全身の感覚が戻って来た!って、何で拘束されてんだ!!」


「ワーワーうるさいなぁ。ゴミは喋れないんだけど?」


「餓鬼が大人にそんな口を聞いていいとでも思ってんのか!敬われる立場の年長者だぞ!俺は!!」


「、、、、?あのさ、既婚者で子供もいるくせに、女子大生に手出して、別れるとか奥さんに使えるって言われただけで殺そうとする男の何処を敬えば良いんだよ?」

「一ミリも尊敬に値する人間じゃねーし、お前は女の敵で社会のゴミなんだよ!」


「お前みたいな男が父親なんて子供さんが可哀想だよな!」


「早めに離婚を進めなきゃね!」


「大丈夫でしょ?さっきの会話などを奥さんのLINEに送っといたから、しっかりと見て判断するでしょうね!」


「静流に立華、行動が早い!」


「流石行動の鬼だね」


「それ誰が付けたの?」


「さぁ?明日香?それとも、りぃ?」


「私じゃないよ〜」


何て会話を警察が来るまでずっとしていた。溝端はと言うと、さっきの会話のショックなどからか、さっきからずっと放心状態でである。


「溝端源馬、児童2名を10時間近くの監禁そして、児童に殺意を持ち、異能で攻撃をした罪で逮捕します。そして約1年前の女子大生の転落事故の事も詳しく聞かせて貰います」


「俺は悪くない。妻に言うって言ったアイツらが悪いんだ!」


溝端はさっきからずっとそんな事を言ってるんだよなぁ。多分アイツはもうダメだ。


警察官からの質問も終わり、家に帰ろうとしたら、1人の刑事さんに声をかけられた。


「君達、、ちょと待ってくれ『はい?何ですか?』良かったら、今度この試験に受けてみないか?」


そう言われ渡された紙には『新世代学生探偵試験応募、合格した学生には警察と同等の資格と助けとなる刑事3人が与えられる。未来ある天才探偵達待ってるよ!』と書かれていた。


「これって、、、、」


「君達の話を聞いてね。もしかしたら、君達は合格するかもと思ってね。試験は無料だし、受けてみても良いと思うんだが?」


「、、け、、、、、、す!『え?何て?』受けます!!受けさせてください!」


「、、、、そうかい。その意気込みがあれば必ず受かるさ」


「莉愛が受けるなら、俺も!!」


「僕も受けてみたいと思っていましたし」


「双子の兄だし、受けないと損だしね」


「探偵業ってピッキングとかするのかな?するなら受ける!!」


「明日香ちゃん、、、、多分まぁ、する時はすると思うよ」


「立華、諦めるなよ。まぁ、もっと力付けたいから受けるよ」


「そうかい、全員の受ける意思があって良かったよ。それじゃあ、気をつけて帰るんだよ」


「「「「「「「はーい/はい」」」」」」」


そして、本当の本当で家に帰る途中の会話


「それで、静君。柚流お姉ちゃん達の記憶思い出させるの?」


「ん?、、、、あぁ、ううん。しない。いや、しない方が良いと思う。なるべく、姉さん達にはこの事件も知られない様にするし」


「みんなが来てくれなかったら、死んでた。だがら、いつか私の異能で色んな人を助けるのが新たな夢。」

「将来立派な探偵になって、私達みたいに異能で辛い思いをした、人達を助けるのが今の私の夢になった!!」


「良い夢じゃんか!俺も今回のことがあって、探偵として人を助けるのが夢になった!」


「カナちゃん、良い夢じゃないっスか!私も自分が出来る限り頑張ります!!」


「俺は結界の異能を使ってみんなを守って戦いたいな笑」


「何か、陽奈がそーゆうと絶対叶いそうな気がするのは私だけじゃないはず笑」


そう、夢の話をしながら、私達は未来に歩き始めた。そして、それから約1年後に天才探偵としてバリバリ活動する7人の活動を観れるのは、また違うお話です。
























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