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悔恨の世紀  作者: 愛媛のふーさん
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冴え渡る七輪眼3

 クールタイム短縮薬で、再び同時並列起動で2人分の権能を引き出した夜名貫は、筋繊維増加で増した怪力と白眼とサトリと進藤の剣術の腕、それらの全てで蓮を殺すべく斬りつけた。夜名貫は大上段に構えると唐竹割りに振り下ろす斬撃から燕返しに斬り上げる。蓮は余裕で斬撃を躱す。そして、横殴りの一刀を叩きつけた。夜名貫は、チタンブレードで受けて爆発で吹っ飛ぶ。蓮の爆斬(ばくざん)、刃が噛み合った空間を爆破する権能である。夜名貫は逆らわず転げて距離を取り、炎斬(えんざん)炎を飛ばす権能で目眩ましをして、牙突(がとつ)利き手とは違う手を添えた突きを放った。

 蓮は身体を低くして、縮地(しゅくち)、間合いを詰める足運びで一気に夜名貫の懐に飛び込み牙突を躱して、虎咆(こほう)、鎧の上から鳩尾(みぞおち)に叩き込む接着0センチ砲の素手の拳の打撃を放つ。

 夜名貫は息が止まった。動きも止まった。千堂と美結が雷撃を喰らわせて、びくんと身が竦む。チタンブレードを2本共に取り落とす。龍馬はチタンブレードをテレポートで飛ばして夜名貫の武器を取り上げる。再起動した夜名貫は新たなチタンブレードを取り出そうとするが、蓮が冷静に連撃で切り立てる。夜名貫の防御スーツはズタボロになり、筋繊維の増加で傷を塞ぐのも追いついて無い。

「頑張るのは良いけど限界だよ。強化薬と短縮薬の併用不可の禁忌の副作用そろそろ来るから」

「へえー。あんたを殺せるならどうでもいいさ」

「無理だよ!全ての能力が使えなくなるからさ。ほら筋肉が痩せた」

 夜名貫の身体は筋肉が盛り上がり膨らんでいたのが、元の身体より細く痩せたガリガリになっていた。それだけではない、その他の能力も失い駄々の人以下だった。

「何だコレ。使えない薬だったのか?」

「能力を増強する薬なんてやったら副作用強いのなんて、当たり前やろ」

「そやね。リスク無くてリターンは無いわな。ハイリスクハイリターン」

 美結の台詞に対して夜名貫は言った。

「こんなのハイリスクローリターンだよ」

「どっちでもええやん。あんた当分の間は能力使えないで、いやこのまま能力を失う可能性有るからね。無茶苦茶やったな。何で其処までする?」

「進藤に希望は無い。破滅があるだけだ。其処まで尽くす意味は有るのか?」

「何て事無いさ。僕等は何の意味も持って無かったからね。取るに足らないゴミさ。意味を与えて貰えた。其れだけで、生命掛けるには十分さ」

「大して意味など無かった気もするやんけどね。本人の自由か……」

 夜名貫は自滅のかたちで無力化された。拘束して転がして、先へ進む事にした。今頃、後ろでは残りのメンバーが全て制圧して居る頃だろう。ぼちぼち皆も突入して来る。

「1つ頼みがある。進藤とは一騎討ちでやらせて欲しい」

「何で?」

「なんとなく進藤に残された時間が無い気がする。(けん)兄ちゃんの代わりにライバル対決のけり就けさせてやりたい」

「ええで。勝つのが蓮。これが変わらんやったら」

「「千堂ええんか!」」

「蓮の勝利が動かんなら問題無いやろ」

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