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ホットハンド!ペースメーカー

* * *


 手が鼓動する。子供みたいに温かい手と、冷えた俺の手の中で新しく、俺たちの心臓を握っているみたいだった。




 仕掛けたのはお前のほうだよ。俺はお前を触るなんてこと、火傷しそうで怖いんだ。




 頭がするする滑って、ついには俺の肩を枕にする。お前は俺の膝も好きだな。俺はお前のひとつひとつ温かいところが好き。大好きなところはほんの少しでいい。嫌いなところも確かにある。

 誰にでも笑うところとか。けれどそこから惚れていた。

 すぐに怪我するところとか。手当は俺にさせてほしい。

 頭が空っぽなところとか。一緒にいると頭が良くなる気がするよ。

 結局全部好いている。だってどこも好きだ。寝顔が少し崩れるところも、俺の手を探すところも、いつでも温かいところとか。




 俺たちの心臓は熱く速く脈を打つ。固く握れば握るほどその心臓は確かになる。


 他人の熱が苦手だった。だのに溶かされる。2人の心臓はまだ少し勢いを増す。動悸、息切れだ。全部お前に委ねたい。でも俺も背負いたい。




 お前の口はそのうちにゃむにゃむ言うのだろう。

 俺の口はそんなお前に口付けて、起きて欲しいと思うのだろう。

 ココアが飲みたい。お前はそう言うんだろう?俺はついでにコーヒーを淹れて、お前の好きな牛乳がもうないから、これから2人で買いに行こう。



* * *

イメージは

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2020.12.16

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