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プロローグ


環境問題、少子化問題。

様々な問題が世の中にはあり、その問題を解決するために人々は様々な努力を施してきた。

けれど、努力や権力だけではどうにもならない事がある。

例えば、街に突然大きな怪獣が現れたとしよう。

そんな、非現実的な事が起これば当然人々は混乱を起こす。

他の問題達はある程度を予測し、その時になった時ある程度対処はできる。

けれど、これに至っては対処の仕様がない。

政府でもさすがにこんな非現実的な事態を予測する事は不可能なのだ。

そして人々は己の人生を諦め、まだまだ未練ある現世に別れを告げるだろう。

だって、こんな事態はもう諦めるしかない。

()()()()()()()()この場を切り抜ける事なんて不可能なのだから。


……つまり()()()()()()こんな事態も切り抜けられるかもしれないという事だ。


『ちょっと待ったぁ!』


人々が瞼を閉じて、頬に涙を伝わせながら出来ることなら安楽的な死をと願う中、一人の少女が声を上げた。

その少女の格好は、露出も高くフリフリの多い所謂【魔法少女】のような服装。

ついにこの状況を理解出来ずに狂いだしてしまったのかと、呆れの眼差しを向けられる中少女は至って真剣な表情で目の前の怪獣を見つめていた。


そう、その少女こそが俺である。

何を云っているか分からないだろうが俺が一番分からない。

どうしてこんな事態になってしまったのか。


「今こそ立ち向かう時エル!」


それは、目の前に怪獣が居るというこの混沌とした状況にそぐわないファンシーな見た目をしたこのぬいぐるみのような妖精にしか、きっと分からないのだろう。

いずれにせよこの街も世界もどうにかなってしまうのだ、もうどうにでもなってしまえと俺は長いツインテールの髪を風になびかせながら敵へと立ち向かって行った。

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