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生後６日目
昨日、おばあちゃんが市役所へアンナの出生届を出してきてくれたよ。
今、アンナの枕元には出来たででホカホカの住民票があります。
これはアンナが生きている証拠です。
パパとママの間に次女として生まれてきた事がしっかりとこの世界に認められたんだ。
みんな、アンナに優しくしてくれて本当にありがとう！
１４時、パパとママとおねえちゃんが会いに来てくれたよ。
ママがいつものようにアンナに話しかけます。
「ママだよぉ」
「頑張ってるねぇ」
「アンナ、えらいねぇ。」
何度も頭を撫でてくれます。
鎮静剤で眠らされていたけど、しっかり聞こえているよ。
ずっとお腹の中で聞き続けたママの声にアンナは安心します。
アンナはママの元気な声が大好きです。
先生から検査結果などを聞きました。
血液のＰＨという値が普通は最低７でないと危険なのに、６を切っていました。
こうなるとそのままどんどん悪くなり、亡くなってしまう患者さんが多いそうです。
だから昨夜は「明け方までもつか」と言いました。
それがＰＨ７．３２になっていました。
今出た検査結果ではＰＨ７．５４もあります。
これは何か直接特別な治療をしたのではないので、きっとこの子自身が生きたいという力で回復したんです。
そうだよ。
アンナは生きるために病気と闘っています。
だから、しっかり回復したでしょ。
透析のおかげで少しだけ自分でオシッコも出せるようになってきたよ。
この状態がちゃんと続いてもっと回復したら軽い手術なら出来るんだ。
アンナが少しだけ元気になってママの目から涙が溢れていました。
ママが初めてうれし泣きをしています。
このまま順調にいきますように！
