表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虹色ハート  作者: 小河原晏奈
3/10

1カ月前

挿絵(By みてみん)

 ママのお腹は今にもパンクしそうなくらいに大きくなりました。

 いつもママはそのお腹を撫でながらわたしに話しかけてくれます。

「おはよう。今日も暑いけど一緒に頑張ろう」

「ヒマワリがいっぱい咲いているね。セミの声も聞こえるよ」

「元気に産まれてきてね。早く可愛いお顔を見せてちょうだい」

 わたしはママの言葉で外の世界を感じていました。

 優しいママの声が大好き。

 わたしはうれしくてママのお腹をポンポンとキックでお返事。

「ほら!今、お腹の赤ちゃんが動いているよ」

「さわらせて、さわらせて」

 あっ!おねえちゃんの声だ。

 おねえちゃんの小さな手がわたしに触れます。

「こんにちはわたしがおねえちゃんです」

 うふふっ、もうすぐだよ。

 いよいよ会えるね。

 ありがとう。

 早くみんなに会いたいな。

 だけど、おねえちゃん。

 そこはわたしの頭じゃなくてお尻なんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ