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四天王と勇者、共に歩む。  作者: ていん
異世界まったり日常編
2/58

2日目

今回は自分でもあまり良くない出来に感じます。


ゼフィト「やっぱりこれはシリーズ化されるのか」

夏美「やっぱり恥ずかしいよ」


今の所ゼフィトが主人公で夏美がヒロインだけど、その内その設定も変わっちゃいそうです。


ゼフィト「ん?どんな風に?」


それは秘密だよ。


ゼフィト「まあ、なんでもいいが」


そんな所で、今回もどうぞ!

sideゼフィト


うむむ、昨日は完全に甘えきってしまった。隣ではナツミが寝ている。髪に触れてみる。


夏美「ん・・・」


ふわっと良い香りがする。本当に俺はナツミの虜になっている。それにしても可愛い寝顔だ。・・・そうだ!少し驚かせてみよう。


side夏美


私はゼフィトの部屋で目を覚ました。ゼフィトはもう既にベットにはいなかった。衣服を見ても、特に乱れた様な、行為を致した様子はなかった。なんだか、私って魅力ないのかな。魅力というか、色気?本能で襲いかかって来ないかな・・・性的な意味で。


ふと視線を感じた私はベットの横を見る。そこには一匹の白いわんこがいた。私と顔が合うと尻尾を振る。ゆっくりと手を近付けるとわんこは手をクンクンと嗅ぐ。そして頭を押し付けてきた、私はそのまま撫で回す。すると振られていた尻尾が更に激しく振られる。よく見ると毛の色は白っぽい銀色、白銀ぽかった。・・・あれ?この尻尾見覚えがあるような?


わんこ?「そろそろ気付いたか?」

夏美「え!!ゼフィト!?」

ゼフィト「当たり!獣人である俺達はこんな姿にもなれるんだ」


すると夏美はゼフィトを抱き上げてゼフィトのもふもふに顔を埋める。


ゼフィト「はあ!?な、ナツミ!!何をして!?」

夏美「むふむふ、ふいほー」(もふもふ、さいこー)


二人の戯れ合いはメイドが朝食を告げに来るまで続いた。


セバス「昨夜はお楽しみでしたようで」

二人「・・・」


二人とも顔を赤くして俯く。


セバス「全く、流石にまだ行為には及ばないとは思っていたのですが、手の早い事で」

夏美「ちょっ!私達は何も!!」

ゼフィト「ああ、ナツミは本当にテクニシャンだった」


え!?ちょっとゼフィト!?


ゼフィトのセリフを聞いたメイド達がキャーキャー言っていた。


sideゼフィト


本当に気持ちよかった。


セバス「全く、もし子供ができたらどうするのですか、まだご主人様には早すぎます」

ゼフィト「え?子供?あれが子作りなのか?」

夏美「違うから!!頭や尻尾を撫でただけで子供はできないから!!」


よくわからないがナツミは必死にメイド達に説明をしていた。


セバス「・・・なるほど、今後、ご主人様には性教育が必要ですね」


なんだ?セイ教育?というか、これは子供じゃないんだから教育なんて必要ねえよ。


クリスト「それはそうとゼフィト様、今日は四天王の会議があるのでは?」

ゼフィト「パス、あんな奴らよりナツミの方が大事だ」

クリスト「今回は魔王様の命令だった筈ですが?」

ゼフィト「・・・ちっ」


めんどくさいが、行くしかないな。


全く、俺は大抵会議で決まった事も守らないんだから関係ないだろ。



ナルシファ「今回は、先の人間の処分について「おい」む?なんだ」

ゼフィト「なんだじゃねえ、何のつもりだてめえ」


するとナルシファは前回の事を覚えていないのか前と変わらない態度でこう返す。


ナルシファ「ふん、あの娘は勇者だ、当然消さねばなるまい」


なるほど、魔王が俺も絶対に来るように命令を出したのはこの為か。こいつ、ナツミを消そうとしてやがる。


ナルシファ「勇者をどう処分するかだが、処刑を行えばその力で逃げる可能性も考えられる、まずは逃げられないように手足を」

ゼフィト「まずはてめえの手足を捥いでやろうか」


ゼフィトは真顔でナルシファに言い放つ。


ゼフィト「あいつの所有権は俺にある、それを無理やり殺そうというなら、俺もそれ相応の態度を取らせてもらう」

ナルシファ「ふ、四天王最弱の分際で何をほざく」

ゼフィト「ん?」

ガヒュート「む?」


え?こいつ正気か?


ガヒュート「ナルシファ、先日ゼフィトの実力を目に見たであろう」

ナルシファ「何のことだ?」


んー、あまりのショックで記憶が飛んだのか?


ゼフィト「はあ、話にならん、ガヒュート、話をつけておけ」

ガヒュート「何故俺が「逆らったら一生戦えない体にして寿命が尽きるまで生きさせる」承知した」


俺は話し合いを終えた所で部屋を出た。そういえばもう既に四天王の穴埋めは終わったと聞いた。今日はいなかったようだが。


家に帰る。・・・そこで俺が目にしたのは・・・。


「勇者よ、お前は今日から魔王城でその身柄を預かる」

夏美「え?どういうこと?」

「今頃四天王会議で決まっている事だろう、お前が処刑台に上がるのも時間のもんだ」

ゼフィト「・・・」


もう既に殺処分された骸骨頭の男だった。


ゼフィト「・・・今度から勝手に上がってくるやつがいたら知らせる魔法をかけておかないといけないな」

夏美「ゼフィト?今の話は?」

ゼフィト「会議の件か、ナルシファは無理やり決めるつもりでいたみたいだが、もちろん俺が突っ撥ねた」


そういうとナツミは飛びついてきた。・・・はっ!?一瞬意識が飛んでた。耐性はついたかと思っていたんだが、そうはいかないようだ。


ゼフィト「言っておくけど、今更ナツミを手放す気はないから、もしそれでもナツミに手を出してくる奴がいたなら殺す、例え魔王であっても、敵が神であってもな、俺はその覚悟でいる」

夏美「・・・じゃあ、私を鍛えてよ」

ゼフィト「え?いや、俺が守るって」


するとナツミの強い信念を纏った視線が俺に突き刺さる。


夏美「好きな人を守りたいのはゼフィトだけじゃない!私もゼフィトの事を守りたい!!私は、ゼフィトの後ろにいるんじゃなくて、一緒に肩を並べて歩んで生きたい!!私もその覚悟でいるの!!」

ゼフィト「夏美・・・肩は並べられないと思うぞ?身長差的に」


夏美の身長はゼフィトの胸あたりしかなかった。


夏美「そ、そういう事を言ってるんじゃないの!!」

ゼフィト「わ、わかった、ナツミが言ったんだからな、中途半端は許さないぞ?」

夏美「当然よ!!」


こうして俺とナツミの特訓に日々が始まる。


ゼフィト「とりあえず、やるなら明日だな、もう日が沈んできたし」

夏美「うん」


俺が部屋に戻ろうとすると何故かナツミに捕まる。


ゼフィト「・・・えっと、ナツミさん?」

夏美「うふふ、もうちょっと遊ぼうよ」

ゼフィト「えっと、遊ぶとは?」


するとナツミは俺の尻尾を掴んでワシャワシャする。


ゼフィト「やっ、ちょっ、そ、そこっ、はっ」

夏美「ふふ、ゼフィトの良い所は大体把握してるわ!」


ナツミは俺の尻尾の気持ち良い所を的確にモフってくる。


ゼフィト「そ、そこ、い、い」

夏美「ふへへ、ええんか?ここがええんか?」


数時間ゼフィトは夏美にいじり倒される。その結果、廊下でみっともない顔を晒して夏美に運ばれるゼフィトの姿があった。


ゼフィト「うう、もうお婿に行けない・・・」

夏美「その時はしっかり私が貰ってあげるから」

ゼフィト「それなら・・・いい」


背負われているゼフィトは何か思いついたようにニヤニヤしている。するとゼフィトは夏美の頬に自分の頬をスリスリし始める。


夏美「ひゃわ!?」

ゼフィト「んー」


スリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリ


夏美「や、やめてー」

ゼフィト「仕返しー」


今度は夏美がグロッキーになり、ゼフィトが運ぶ事になる。が、部屋についてベットに座らせた所でゼフィトは夏美に押し倒される。


ゼフィト「えっと、ま、まさか」

夏美「うん、さっきの仕返し、今夜は寝かさないよ?」

ゼフィト「」


その日は一晩中ゼフィトは夏美にモフり倒された。やっぱり夏美には敵わないゼフィトであった。

やっぱりじゃれ合う二人ですね。


ゼフィト「くっ、やっぱり見られるのはキツイな!!」

夏美「で、でもこれからも続くんだよね?」

ゼフィト「・・・」


今後は夏美との修行も行われるようになりますね。


ゼフィト「ああ、モンスター倒してレベル上げたりとかな」

夏美「私、魔界に来て殆どレベルあげてないんだよね」


次回はかなり遅れるかもしれません。良ければまた見てください!

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