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ラブロマンスは舞踏会で 【終】


「そうか、リアーナは舞踏会が初めてなのか」

「は、はい。私もお義姉様もこのようなパーティーに縁がなくて」

「ならば、さどかし緊張しただろう。ここは毎年、参加者が多いからな」


どうしてだろう、ついさっき会ったばかりなのにシセル様といるとすごく楽しくてもっと一緒に居たい、という気持ちになる。


その後も私たちはたわいのない会話をした。


すると、シセル様がふとこちらを向いて呟く。


「リアーナ、君の瞳‥‥とても綺麗だ」

「え」


シセル様はそっと手を伸ばし優しく頬を包みまっすぐ私を見る。


「その澄んだ瞳──まるで、瑠璃色ラピスラズリのように美しい」


突然のことだったので思わず目を見開いてしまう。


「どうやら、俺は君のその美しい瞳に一目惚れしてしまったようだ‥‥」


 冷たい風が再び吹きリアーナの鮮やかなピンク色の髪がなびき。


「シ、シセル様‥‥」



「リアーナ嬢、お姉様が見つかったぞ」


と、そこに会場にいたラディアンが戻ってきて。


「ん? どうかしたか?」

「ララ、ラディアン様!?? え、えっとそのなんでもないです!」

「それならばいいが、シセルも付き添い悪かったな」

「いや、いい。彼女とは楽しい話をさせてもらった」



こうして、私は無事にお義姉様と合流しメインのダンスを楽しんだ。

けれど、さっきのシセル様の言葉が気になってそれどころではなかったが

とても良い思い出となり素敵な日になった。


そして、夜も更け舞踏会は幕を閉じた。



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