表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?  作者: EPO
第02章 高校1年 夏休み

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/195

第16話-8 田舎に帰ろう-8 朝ご飯から冒険へ?

 昨日は夜寝る前に変な話をしたせいで少し寝不足。美亜ちゃん、咲良ちゃんもそんな感じみたい。

 真夏の夜の怪談話ならぬ都市伝説のせいで、ネズミが天井裏を走り回ってるだけなのに怖くなってなかなか寝付けなかった。

 咲良ちゃんがあんな話なんかするから……


 そんなわけで少し早く起きてしまったから畑に行ってひいおじいちゃんの手伝いをしに行くことにした。

 畑に行くとひいおじいちゃんだけじゃなくて、大ちゃんと直くんもいて野菜の収穫をしてた。


「おじいちゃん、直くん、おはよ」

「英子ちゃん、おはよ。なんか眠そうだね?」

「あの後咲良ちゃんが都市伝説の話をしたんだけど、それが実際にこの辺で起きたって直おばさんがいうから怖くなってなかなか眠れなかったの」

「それで昨日晩騒いでたのか?英子もおこちゃまだな、その程度で眠れなくなるとか」

「大ちゃん、天井裏に人が入り込んでるとか言われると怖くない?」

「まあ、嫌だけど怖くはねえな。さっさと収穫終わらせるぞ、英子」

「は〜い」


 朝早いうちに収穫しておきたいトウキビやレタスから収穫していく。明るくなってきてから収穫すると味が落ちてくるからね。

 その後、トマト、ナス、キュウリ、ニラ、キャベツ、ピーマンなんかを収穫していく。この頃になると美亜ちゃんと咲良ちゃんも起きて畑の方に来たから収穫の手伝いをしてもらう。

 うちは出荷する程多く収穫しない。十分美味しくなったところの分だけ収穫するからそれほど時間はかからない。

 私は咲良ちゃんに、大ちゃんは美亜ちゃんにやり方を教えながら野菜を収穫していった。


 いろいろ収穫したけど今日の夕ご飯は何にしよう?

 昨日は大ちゃんと直くんが作ったから、今日は私と美亜ちゃんが担当だね。


「咲良ちゃん、今日の夕ご飯は何がいい?昨日パパがたくさんお肉を買って来たみたいだから焼肉でもいいと思ってるけど」

「焼肉……いいの?なら焼肉で」

「いいよ。野菜もたっぷり出すけど」

「OKOK」


 収穫はそろそろ終わりなのでデザート用のメロンも収穫した。

 これも出荷するわけじゃないから、自分の家で食べる分には畑でかなり熟した状態になってる。送ってくれるのはそこまで熟してないから家で追熟してるけど。

 ただ、畑で熟すから鳥に狙われやすくて、そこら辺にやられてるのが結構あるんだよね。


 私達は朝ご飯の準備をするから、一足先に収穫した野菜をいくらか持って帰る。大ちゃん達は水撒きしてから帰ってくるって。




 さて朝ご飯の準備をしよう。

 といってもホットケーキがメインで、後はカリカリベーコンやスクランブルエッグ、サラダ2種かな。

 ホットケーキの生地は市販のホットケーキミックスを使うし、焼く前に準備すればいいから後回し。

 生野菜のサラダのレタスは咲良ちゃんにちぎってもらって、キャベツの千切りやきゅうり、人参のスライスは美亜ちゃんにやってもらう。ソースにヨーグルトに少しマヨネーズを混ぜたものをかけるだけ。

 私の方はじゃがいもの皮を剥いて火を通してポテサラの準備。玉ねぎや人参を細かく切って火を通し、潰したじゃがいもと粒コーンと共に混ぜる。冷ましたらマヨネーズをあえて完成。

 カリカリベーコンは美亜ちゃんに、スクランブルエッグは私が並んで作り始めた。


「スクランブルエッグって速く作ろうとすると焦げたり硬かったりで失敗するんだけど、どうやれば上手く出来る?」

「一番失敗しないのは弱火でじっくり時間をかけて作るだよね。後は慣れていけば速く作れるようにはなると思うけど。

 後、スプーンみたいな小さいので混ぜるんじゃなくて大きいゴムべらなんかで一度に広い範囲を混ぜながら、最後は余熱で仕上げる感じかな。これだと少し火を強くしても大丈夫じゃないかな?」

「経験者じゃないと速く作るのが難しそうね、やっぱり」

「じゃあ、咲良ちゃん、一緒にやってみる?ゴムべらもあるし、見ててあげるよ」

「よろしくお願いします」


 という事で卵に少し牛乳、塩こしょうを入れてしっかり混ぜる。

 錦糸卵を作る時は破れにくくするのに片栗粉を入れたりするけどね。

 それをバターを溶かしたフライパンに入れてゴムべらでどんどん混ぜていく。とりあえず弱めの中火にして混ぜ続ける。

 フライパンの表面に固まった卵をこそぎ落とすようにしながらどんどん混ぜ、とろみが出るような感じにまでする。ここまでいったらもう少し。

 更に混ぜていくとフライパンの表面が見えるようになってくるから、後は余熱を使って混ぜていい感じに半熟スクランブルエッグが出来たところでお皿に移してOK。

 スクランブルエッグ自体の熱でもう少し硬くなるけど、その辺はもっと半熟なのがいいなら早くお皿に移してしまえばいいよ。


「おお、いい感じに出来た。いつも作るよりいい感じで思ってたより遅くはないよ。これくらいなら、うん、大丈夫かな」

「後は自分で火加減や混ぜ加減を調整して作ってみて。オムライスの卵の部分もこんな感じで混ぜながら作るから、上手く作れるようになると料理の幅が広がるよ」

「……頑張ってみます」


 咲良ちゃんに引っ張り出したホットプレートを洗ってもらってると、みんな起き出してきたからホットケーキの生地を準備。

 生地を緩くするかどうかで厚みが変わってくるけど、パンケーキとかどら焼きの皮なら少し薄めにしてもいいかと思うよ。


 リビングのテーブルにホットプレートを置いて準備万端。

 最初は私の方で焼いていく。ホットプレートの温度を上げすぎないようにして、ある程度焼けたら少し上に追加してひっくり返す。パパが魔法使い見習いの某マンガで見たやり方なんだって。

 みんなのを一通り焼いてからやりたそうにしていた秀くんに交代。咲良ちゃんが秀くんのサポートに就いて楽しそうだ。

 秀くんが焼いてる間に私はホットケーキを食べてる。


「直くん、あ〜ん」

「あ〜ん。英子ちゃん、美味しいね。秀、もっと焼いてくれ」

「兄ちゃん、分かった。どんどん焼くよ」

「正直くん、あ〜ん」

「京子さん、あ〜ん」


 パパもママも私や直くんと同じようにイチャついてる。大ちゃんと直おばさんは呆れた顔してるし、美亜ちゃんは羨ましそう。

 咲良ちゃんはどさくさに紛れて秀くんにあ〜んしてた。焼いててちょうど食べられなかったから喜んで食べてたけどね。




 ホットケーキやサラダをみんなお腹いっぱい食べて少し休んだ。

 食後のお茶を飲んでると……


「英子、今日はどうすんの?」

「川にでも釣りに行ってみる?川も綺麗だよ」

「川って何が釣れるの?」

「ハヤかな」

「ハヤかぁ。釣ったことはないなぁ。食べない魚だけど行ってみるか」

「咲良、ハヤって食べないの?」

「あんまり美味しい魚じゃないらしいよ。聞いた話しによるとだけど」

「へぇ~」


 ということで少しゆっくりしてから川の方へ出かける。

 河原まで降りると大分涼しい。川の水が周囲の熱を奪っていくからかな。

 大ちゃんと直くんが釣竿と仕掛け、練餌を持ってきてくれたので1セット受け取って釣り始める。

 魚がいるのがよく見えるほど水が綺麗。それに水深が浅いから釣れるのかな?釣りは川や海の釣り堀でしかしたことないからなぁ。


 咲良ちゃんが仕掛けを調整して流すような感じにして投げ込んだ。

 浮きまでの糸をピンと張った状態にして、徐々に川下の方に流れていくように移動していった。

 魚がいた辺りまで餌が流れていった頃、浮きが一気に川下の方に引っ張られた。


「ヒット!」

「咲良姉ちゃん、凄い!」


 大ちゃんも直くんもまだ釣れない中、咲良ちゃんの竿に先に魚が食いついた。でも、それほど大きい魚でもないから一気に引き揚げた。ごぼう抜きとかってやつ。

 本当に鱚みたいに細長い身体の魚だった。とりあえず水を入れたバケツに魚を入れてる。


「なんとか釣れたね。上手くいって良かった」

「咲良ちゃん上手いね。釣り堀の時もフライをやりたいって言ってたけど釣り好きなの?」

「お父さんもお母さんも釣りが好きだからさ、よく連れて行かれて釣ってたんだよね。釣れて褒められると嬉しくて釣りが好きになったかな」

「じゃあ、そのうち海の釣り堀も行くと思うからその時誘うよ。夕ご飯が豪勢になるからね」

「いいね。その時はよろしく」


 咲良ちゃんがまた餌を付けて、今度は秀くんに竿を持たせて釣り始めた。

 私は直くんのとこに行って仕掛けの調整のやり方を教えてもらった後、直くんが本気になって釣り始めた。咲良ちゃんが私にいいところを見せたから対抗意識が刺激されたよう。

 大ちゃんはこっちのことは放っておいて、美亜ちゃんとゆっくり釣りをするみたい。


「英子、昨日のUFOかもって光はちょうどこの向かいの山のところだよね?」

「う〜〜ん、そうだね。この山の所だよね」

「あそこって登れるの?」

「どうだろう?直くん知ってる?」

「確か……登山道があったって聞いたことがあるよ。今どうなってるかは分からないけど」

「そっか……英子、じゃあ行ってみない?」


 へ?UFOの調査ってこと?


### 続く ###


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ