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03-6

目の前が白い。


強い光が当てられている。


ガラスの向こうにたくさんの気配がする。


誰かがいる。


ここはどこ




大きな力を感じる


一つの星があるかのような量の力


生物であればだれもが持っている力


色々なものが混ざり集まった力


まるで生きているかのように動いている力


それが自分のすぐそばにあるような感覚




 突然その力が動き出し、流れてくる


その流れの先にいるのは、自分


動きたいけれど動けない


逃げたいけれど逃げられない


本能が叫んでいる


あれはまずい


終わる


私が終わる、消える


国が消える


全てが終わる




 膨大な力が流れて器からあふれ出す


あふれた力がさらにめぐる


その力が一部になる


何の感覚、未知の感覚


痛い暑い苦しい気持ち悪い


全てが消える


何かが聞こえる


騒がしい警報の音、誰かの叫ぶ声


驚愕の目を浮かべこちらを見てくる男


大勢の人が逃げ惑う


何かが壊れる音


全てが変わる




そとがみえる


たいようのひかり


くずれたなにか


がれきであふれたあしもと


うかぶわたし


しゅういにはなにもない


かんかくがきえていく





声が出ない、何も見えない、何も聞こえない、何も感じない


頭の中を雑音が響く


いくつもの声が聞こえる


全てが飲み込まれる


何かが消える感覚


その中からはっきりと聞こえてくる何か






お前は誰だ






わたしは私




彼女は持っている人

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