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傍観主でいさせてくださいっ!〜最強設定トリップ夢主は貞操を守りたい〜  作者: Sio*
貞操が掛かってなきゃ憧れてたシチュエーション(文化祭編)
25/30

最後まで、抗ってやる…!



「なんか、いつもより気合い入ってんなー」



「負けたら正式に真宮の引き抜きが決まったんだと。あんな才能の塊、渡したくないだろ」



「あぁ、それに────」



「「「あの魔窟に入れたくない」」」



「ってな!部長、めっちゃ気合い入ってたなーwww」



「柊崎もな。本職ホルンなのになんだあのピアノは」



「1年コンビの熱もな!あの3人仲良しだし」



「「「俺たちの女神を奪われたくないな」」」







山奥とはいえ茹だるように暑いこの時期。


柊崎先輩は本当に3日で仕上げ、しかもクオリティはかなり上がっていた。そらもう驚くほど。

私へのお願いは────できれば、断りたかったが、周りからの援護射撃もあり、泣く泣く承諾した。

だってそれが勝つために必要とか、プレッシャーとかいうレベルじゃないですからね!?!?!?!?



柊崎先輩をはじめ、部長、秀くん、宗くんと私のためにより一層練習に取り組んでいた。

部長や透真先輩のこと考えてる場合じゃない。

再度気合いを入れ直し、時間も忘れて楽譜とヴァイオリンに向き合った。







「真宮、明日からの練習はこれ着ろ」



「え」



手渡された袋には、みんなとお揃いの男子制服一式が入っていた。

思わずなんで?と部長を見ると、軽く溜息をつきながら私の足を指さした。



「ジャージ。…本番もそのまま出る気か、みっともない」



「────おっしゃる通りです…」



椅子に座って弾く時、バランスを取りやすいようにと大股開きでいたため、この短い丈のワンピースでは絶対パンツが見えると思って部活の時は半ジャーを履いていた。

演奏用に長い丈のスカートやスラックスがあればと思っていたが、そんなこと想定されてないワンピースなのもあってどうしようと悩んでいたところだった。



「1人だけ浮くことも無くなるだろう。使うといい」



「ありがとうございます、何から何まで…」



「いや、いい。女子のか弱い体で無理させてるんだ。少しくらい手伝わせてくれ」



そう頭をぽん、と撫でる。

─────手、起きやすい位置なのかな。

好意を持たれてるとは思うけど、こう、毎度撫でられてるとどちらかというと妹扱いな気がしてきた。

多分そうだ。私、上の兄弟いないのに妹っぽいと職場で言われてたからそのオーラが出てて可愛がりたくなるんだろう。なんだぁ。そう考えれば納得。

頭撫でられるのは好きだから、このままされるがままになっとこ。



「─────っと、今日言われたところ、気を付けろ」



「あ、はい!練習しておきます!!」



なんか、一瞬機嫌悪そうだったけど、気のせいか…?









平日は練習や生徒会の仕事、休日は街での演奏。


そんな忙しい日々を過ごしていたら、あっという間に当日が来た。





──────最後まで、抗ってやる…!



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