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第6話 はじめての

翌日、朝食を食べた後は薬草採集を開始する。

一度眠ると、昨日身に着けた技能が定着しスムーズに薬草を採取する、太陽もどきを見て空の頂点に達したのを確認しスライム討伐に移行する。

なんでもこの世界は昼食という概念がないらしい。


郷に入れば郷に従え。


スライムは攻撃力は皆無らしい。

どんなに俺が弱くても負けることはないということだ。攻撃力が17ということは普通の1/6程度しかないが、それでも普通の人より6倍攻撃すればいいのだ。多分。


しかしな、弱いパンチ6発と強いパンチを1発、どちらが痛いかは明確である。

だが!RPG的な攻撃力で言えば同等のダメージ。この物理攻撃力というのが、RPG的に作用するのかはわからないがかけてみる価値はある。


森を出て野原を歩く、風が気持ちいい。

空気もきれいだしね。


そうこうしているうちにスライムを見つけた。

知識にあるから間違いないと思う。


青く濁ったスライムと赤く濁ったスライムがある。

確か青が魔力を回復するポーションの材料となり赤が傷を回復するポーションの材料となる。


「んん。しかし素手で触るというのもな。そもそも殴打属性が聞かなさそうな見た目だし...。

ええい、とりあえず殴ってみるか。


殴るとポヨンとした弾力が返ってくる。

とりあえず二十回くらい殴る。

すると、ぴちゃんという音とともに消えジェル状の液体が残った。

すぐに採集をする。

瓶を貸し出してもらったからな、そこらへんは大丈夫だ。


それを何度か行うと急に力がみなぎってきた。

あわてて能力表を見るとレベルが上がっていた。

レベル...2(平均30)

魔力...1(平均100)

物理攻撃力...18(平均100)


なんてこった。1しか上がらないのかよ。

というか魔法攻撃力は上がらないのか...

いや、しかしこれはきついぞ。

このまま上昇率が同じなら30レベルになったとしても46しかない。

しかもほかの人が20年かけて30なのだ、最初は上がるかもしれないが10レベルくらいでストップするのではないだろうか...


いや、今は考えるのをやめよう。

ポーションを作らなくてはいけない。


作り方はわからないから、薬屋に行って聞いたほうがいいな。

町の人に聞くと何だかよく分からないようだったが、何とか見つけた。

★薬屋にて★


「んん?なんだい?」


扉を開けると金髪の少女が立っていた。


「ああ、はい。突然、失礼します。ポーションの作り方を聞きたくて」


「んん?君はポーションを作る気なのか?」

訝しげに様子をうかがってくる。


「ええ」

そういうと、少女は警戒を緩めたようだ。

「そうか、感心なことだ。本来なら情報料を取るところだがこれも何かの縁だ。ただで教えてあげようじゃないか」


「ありがとうございます」


そう言うと少女は、ついて来いと言った


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