剣聖に拾われました
「こりゃ、結構酷いのう……」
老人の男がそう言った。
それもそのはずだ。なにせ昨日は嵐だったのだ。風は吹き荒れ、木々は倒れ、砂は舞い上がり、地面はぐしょぐしょ。一晩中、雨風にさらされたこの森はまさに「酷い」の一言に尽きる。
そんな森の中を老人はただひたすら歩く。
歩き始めてから少ししたあと、周囲に変な音が響いた。
何かが森を駆けるような音。
気になった老人は声のするほうへと歩きだした
そして老人はその声の正体にたどり着いた
その音の正体はー
魔物だった。
そして魔物はなにかを取り囲むように円陣を組んでいた
その中心にいたのは5歳ぐらいの男の子だった…
魔物がすぐ近くにいるというのに倒れたまま。恐らく気を失っているのだろう。
とりあえず助けねばと思って、老人は走り出した。
スパッとなにかが切れるような音がしたあと、魔物達の首から上がドスッと音を立てて落ちていった。
そしてすぐに少年にかけよる。
「大丈夫か?」
と声をかけてはみたが反応はない。
老人は少しの間考えたが、やがてある答えにたどりついた。
「出血もひどいし、仕方ない連れかれって手当てをしよう」
そういう答えにたどりついた。
次回は今回よりも量を多くします!!