1/3
プロローグ
「おー、まだいたのか!ずいぶんと熱心に仕事に取り組んでくれてるな!」
「はいっ、今回の企画は自分が楽しみにしていた仕事なので」
「そうか、そうか、仕事熱心な部下を持つと皆に自慢できるよ。だが、もう22時を過ぎている、あまり残業はさせられないよ。今日はもう家に帰ってゆっくり休むといい。」
「分かりました、ではお言葉に甘えてお先に失礼します。」
――――――――――――――――――――――――――――
「今日も終わりか、早く明日にならないかなー。あの企画、早く完成させたいな。」
「おいっ、君、そこの君っ、危ないよっ!!」
「え?」
僕は一瞬戸惑った。なぜ自分が呼ばれているのか分かるまでに少し時間がかかってしまった。
その理由はすぐに分かった。
右を振り向いたらまぶしい白い光が凄い速度で迫ってきていたからだ。
そう、車だ。
どうやら僕はぼーっとしていて、赤い信号のまま気づかず渡ってしまったらしい。
もう避けようがないや…
人生初の小説投稿、とても緊張しています!
みなさんにこの小説を楽しんで読んでいただければ幸いです。