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ただの平民だがシリーズ

ただの平民だが息子の素行調査を依頼したら何時の間にかにとんでもない事になっていた。

作者: motto

以前投稿した「ただの平民だが嫁の浮気調査をしていたらとんでもない修羅場に発展した。」の続編です。合わせてお読みいただければなお嬉しいです。

 ダニエルを示すなら凡人という言葉がしっくりくるであろう。

 飛び抜けた才覚はなく、この国では一番多い茶目・茶髪、少し太めで冴えない容姿、性格は温厚でまじめ、仕事と家庭を大切にするいい奴だと同僚は言う。

 そんなダニエルの最近の悩みは末の息子のことである。

 両親共働きであり、特に今は妻が一月程の予定で外国へ仕事に行っており、留守にしているのだ。

 仕事中は近所の家に預けてはいるが、10歳になったばかりの子どもだ。まだまだ両親に甘えたい歳頃だろうにと不憫に思う。

しかも隣の奥さんから素行の悪く怪しい友人と付き合っていると聞き不安になった。

息子は嫁や他の子どもたちとは違い容姿も才能も自分に似て凡庸だ、これまでは感じさせはしなかったが、優秀で才能あふれる家族を見てコンプレックスもあるだろう。

まさか非行に走るなんてことはないだろうか・・・

そのことが頭をよぎり仕事の手を止めて、ダニエルは娘の姿を探し始めた。


 ダニエルの仕事は冒険者組合で冒険者が倒して持ち帰った魔物や魔獣から皮や肉、肝・骨・牙といった素材を取り出す解体屋だ。正直、仕事の割に賃金は安く、汚れるし、臭いし、恐ろしい病気にかかってしまう事や毒を受ける事もあり危険な職業だ。

 彼の長女は12歳の時に奇特にもそんな解体屋になる事を望んで、ダニエルに弟子入りした。

正直に言えば女の子がつくような仕事ではないし、娘はどちらかと言えば物静かで、母譲りの銀髪で可憐な容姿をしている。それこそフワフワしたドレスでも着せれば一国の姫と言っても誰も疑わないような娘には、こんな汚く大変な力の要る職業は無理だと説得もした。

 しかし娘の意志は強く、『お父さんのようにみんなの生活を支える「解体屋」になりたいの』と言われたときには思わず眼頭が熱くなったものだ。

 そう、解体屋は誰もがやりたがらない仕事だが、誰かがやらなければ冒険者はその危険に見合った報償を得られず、身を守る武器や装備を作れず、街には食糧や怪我・病といった薬の材料が入らなくなる、「解体屋」はこの世界の生活基盤を支える職業なのだ。


「リィリ!、リィリー!」

「なんですかお父・・・いえ師匠!」


 ダニエルが作業場で声を挙げて娘を探していると職場ではダニエルの事を師匠と呼ぶことを自分で心掛けているダニエルの長女リィリが直ぐに返事を返した。

 12歳から4年、花開きつつあるやや大人びて丸みをおびてきた身体と美しい容姿は解体屋のむさい作業服を着て尚、健在であり、悪い虫がつかないかもダニエルの心配事の一つである。


「あー・・・・・とりあえずそれを置いてからでいいから、仕事しながらでも聴いて欲しい」

「はい、それでは失礼します」


 リィリが持って歩いているのはレッドアイアンタイマイという3メイルはある大型の亀の魔物で普通は家畜に引かせるか、大人10人程でやっと移動できるものである。

 間違ってもか細い少女が持ち上げて運ぶものではないが色々突っ込むと日が暮れるので早速、本題に入る。

ストン

「実はライアンのことなんだが・・・」

ストン

「弟のライアンの事ですか?なにか気になることでも?」

ストン

「うーむ、最近、構ってやれていないからな。お母さんも居ないし、友達もできたようだが、少し心配になってさ」

ストン

「そうですか?今朝も元気そうにしてましたけど・・・」

ストン

「実はその友人、あまり良くない噂があって・・・・ちょっと様子をみて欲しいんだけど?」

ストン

「・・・・」

ストン

「ダメかな?」

ストン

・・・

 さっきからリィリが普通の包丁でスパスパ切っているレッドアイアンタイマイの甲羅って、硬度9で一切りに熟練の解体屋でも1週間はかかる奴なんだがな・・・実の娘ながら底知れ無さが怖くもある。


「・・・わかりました。他ならぬ師匠のご指示、調べてきます。」

「本当かっ!ありがとうリィリ」


 なでなでとリィリの頭を撫でると、くすぐったそうにしてリィリは眼を細めた。


「友達とトカゲ取りをしていました」


 しばらくして戻ってきたリィリはライアンの様子をそう端的に説明してくれた。


「トカゲかー、父さんと母さんも昔はよく競い合って原っぱの岩場で捕まえていたなー。母さんと競争して俺も一度に30匹位捕まえたこともあるんだよ」

「お母さんは納得ですが・・・さすがは師匠、私でもその数は脅威となるかもしれません」

「リィリはトカゲが苦手かー、たまに解体依頼があるから克服しないとな」


 なぜだかトカゲを捕まえた話をしただけで娘に尊敬の眼差しで見つめられたのだが、悪い気分はしない。

・・・そういえばさっき、トカゲには比べようもないがアトラスドラゴンが運ばれてきていたようだ。トカゲ嫌いな娘にはまだ酷だから解体は他の人に任せるかな・・・そんな風に頭の中で考えるダニエルであった。



 数日後、夕食の時間にも帰ってこない息子のライアンが心配になり、近所に探しに行こうとしたダニエルは次女クロエに呼びとめられた。

 クロエは栗色のネコッ毛によく動く母親譲りの碧い瞳が特徴で綺麗というより明るい容姿の元気な娘で、今年で14歳である。性格に反して実は読書が趣味で魔法の才能に長けた一面も持っており、若くして王立魔法研究所で研究室を貰える程、魔法に精通していた。


「ライっち探すの?なら私に任せてよー、実は最近作り出した面白い魔法があるから、それ試すついでに見つけてくるよ♪」

「だ、大丈夫なのか・・・・爆発とかはしないよな?」

「大丈夫だよ!安心でとっても安全っ!!爆発はしないから、ビシッ」


 となぜか明後日を見て敬礼して答える娘を見て、以前にクロエの魔法が原因で我が家が半分吹き飛ばされた事があるダニエルは少なからず逡巡した。

 しかし息子のライアンのことも心配である。

 ここは娘を信用してみる事にした。


「そうか、なら頼むよクロエ、ライアンを探してきてくれないか?」

「はーい!ちょっとひとっ飛びして行ってくるから、お父さんは家で待っていてね~」


 そういうと、これまた新魔法で開発した空飛ぶデッキブラシに乗ってクロエは文字通り飛んで行ってしまった。余談だが今は義弟になったゴロウという人物がこれを見て「リアル魔○宅じゃねぇかっ!」とかなんとか騒いでいたな。



「アハハハハ・・・・・・普通にお化けにビビッてたわ!まぁお化けは私がけっちょんけっちょんにしてやったけど、私の事もお化けと勘違いしてて笑えたー!ひどいっ!おねぇちゃんは傷ついた!だからわたし、悪乗りしてお友達も一緒に超ビビらしてやったわ・・・ああ、ライアンから遅くなってゴメンだって、クックックッ・・・あーおもしろかったー」


 しばらくしてライアンを置いて先に帰ってきたクロエは笑い転げてそんな風に報告した。どうにも要領が掴めないがどうやらライアンは友達と肝試しをやっていたらしく、それをクロエがひどく驚かしたらしい。

 それを罰として強く叱らないでおいてあげよう。

 そういえば昔、妻であるソフィアと街の友人達と共に肝試しなんかをやったことがあったな。初めて女の子と手を繋いでドキドキしたものだけど、こういう遊びも子どもの頃のいい思い出になる良いものだなとダニエルは思った。

 次の日、職場で街からそれ程離れていない墓地でレイスキングが討伐されたらしいという話を聴いた。

 やはり危ないので夜間の外出は控えるように息子には改めて伝えないとな、とダニエルは心に決めた。


 それから一週間後、突然息子が家出した。


「ゴロウさん、頼みます。息子が、息子が昨日から帰ってこないんですー、町中どこを探してもみつからないですよぉ」

「家出かよ・・・まぁ大丈夫だろあいつなら。それよりこっちはお前らのおかげもあって、なかなか忙しい毎日を送ってんだがなぁ」


 ダニエルからゴロウと呼ばれた男はいかにも面倒くさそうに、そう話を聴いて頭をかいた。


「そんなこと言わずに力貸して下さいよぉ!ライアンに何かあったら僕は、僕は・・・妻に、ソフィアに顔向け出来ない!帰って来てライアンが居ない事を知ったらどんなに悲しむか・・・」

 

 泣いて頭を下げる男に呆れたようにしていたゴロウだがソフィアの名前を聴いてピシッと固まり青くなった。


「そ、そ、そ、そ、そうだような・・・・わかった草の根分けでもあのガキ、いやライアン君を探し出すぞ!」

「ありがとう、やっぱりいざという時に頼れるのはゴロウさんだっ!」

「おう、任せとけっ、すぐ行ってくる!!!」

「ありがとぉー!!!」


 そういうと、すぐさま息子を探しに走り出していくゴロウさんの背中に感激してダニエルは感謝の声を投げかけた。


 数刻後・・・ゴロウさんはなぜか服をボロボロにして帰って来た。


「おー、見つけたぞ」

「本当ですか!?無事ですかっ!?」

「ああ、元気なもんだぜ二人とも」

「二人?」

「あぁ、友達の女の子とハイキングしてたとか言っていたが、あれは・・・」

「女の子!?ハイキングっ!?」


 なんてことだ、息子に、息子に女の子の友達ができていたのかっ!?しかも二人っきりでハイキングだって、これはもしかしてデートというやつなのか。

 ダニエルでさえソフィアに告白して初めてデートをしたのはもう少し歳を重ねてからだったのに。

 あの時のソフィアも今と変わらず可愛かったなぁ、そうか・・・・・もうそんな歳なのかぁ。


「子どもはいつの間にかに成長しているものなんですね・・・」

「たしかになぁ・・・・ってお前、今回の事わかってるのか?」

「へっ?」

「まぁいい、俺は仕事が残っているからもういくぞ」

「ゴロウさん、ありがとうございます」

「まぁ、これも義兄へのよしみだ・・・・今度、お前のおごりの酒で、飲みながらこの事を話そう」

「はいっ!」


 ゴロウはそういうと背中越しに手を振って王宮の方へ歩いて行った。

 あんなにボロボロになるまで親戚の子どもを探してくれるなんてなんて良い人なんだろう。昔の恩義も合わせてダニエルは心の底から感謝をした。

 次の日、エルダートレントが冒険者組合に届けられた、かなりの大物で解体屋の腕の見せ所だ。心配ごとが減ったダニエルは存分に腕を振るうのであった。


 そして数日が過ぎ、今日は外国での用事が済み、予定よりいくらか早く帰ってくることができるという妻の到着予定日だ。

 朝から掃除に洗濯、歓迎の飾りつけに料理の準備と娘二人に手伝ってもらってはいるが大忙しなダニエルであったが、気がかりなのは息子のライアンが朝から顔を出さないことであった。

 きっとまた例の女の子と一緒に出掛けたんだな・・・ダニエルもソフィアとは子どものころに、こんな風に親に叱られることを覚悟して二人で遊びに出掛けたものだ。

 言わずかな、息子の早めに訪れた青春を心では応援しといてやろう。

 そんな風に考えていたダニエルの耳に待っていた声と扉が開く音がした。


「ただいまー!」

「おかえりソフィア!」

「おかえり母さん!」

「ママ、おかえりー!」


 娘二人とハグして、最後にダニエルと深くハグする。

 さて、不在のライアンをどうフォローするかな。まぁ、そのまま女の子おデートと言えば妻もすごく驚くかもしれないな。

 そんな反応も見てみたいなと少しのいたずら心もあり、ダニエルは事実をそのまま伝えることにした。


「実はライアンは女の子とデー・・・」

「ああ、帰りがけに変なのに絡まれているライアンに会ったから変なのを一蹴して一緒に帰って来たわ!それになんと可愛い女の子と一緒よ!」

「あ、そ、そうなんだ・・・」

「あれ、もう少し驚くかと思ったんだけどなー」

「はは・・・」


 少し肩すかしをくらった感じではあったが、知っているなら仕方ないと思い息子を迎え入れに扉の外を覗う。


「は・・・・」


 ダニエルは口を開けて固まった。


 そこに居たのはライアンと女の子。

 ライアンは特に変わりないが、問題なのは女の子の方で彼女は背中に純白の翼を持ち、頭に光輪を付けている、完璧な造形をもつ美少女で俗にいう天使様だった。

 信心深くない人でも知っているこの世界で最も神聖な伝説の神の遣いである。


 唖然としつつも二人を家に招き入れると妻が説明しはじめた。


「どうも、この子はうちのライアンを探して遠い旅をしてきたらしいのよ、でもこの容姿だから目立つでしょ。それでマントを被って街をうろついていたんだけど、怪しまれて困っていたところをライアンが助けたらしいわ・・・ふふっ、どこか私とダニエルの出会いに似ているわね」

「そうだね・・・あの出会いがなければ、今の二人は無かった。」


 そうダニエルとソフィアは眼で笑いあう。そしてダニエルは話のなかの疑問をぶつけてみた。


「・・・ところでライアンを探していたって?」

『私は魔王を倒す勇者様を探していました。そしてこの街でついにライアン様を見い出したのです』


 どこか波長の違う声で天使はその疑問に答えた。


「うちのライアンが『勇者』・・・・いや、すまないが嫁のソフィアや上の姉二人と違って、ライアンには大きな力はないはずなんだが」

『ある、魔王を倒すのは力じゃない、幸運』

「幸運・・・ですか?」

『そう、魔王の力を得た魔物は人の域では倒せない天魔となる。それを滅するには限られた瞬間と部位に最大限の力を持つ攻撃が当たらねばならないのです。それを可能にするのが類稀な幸運を持つ勇者様だけなのです』

「それがうちのライアンだということですか・・・」


 ダニエルは天使の話にゴクリと唾をのみ込んだ。


『そう、魔王の力を手にしたアトラスドラゴン、レイスキング、エルダートレント、ディアボロスの四天王は倒された。後は魔王のみ、この世の全ての生命を助ける為に勇者は魔王の居城のある北の大山脈へ最後の旅にでる必要があります。』

「そんなっ!だがライアンはまだ10歳の子どもだ・・・とてもそんな旅には出せない。私に・・・私にできる事はないのか!いや親として、子どもだけを死地に送るなどできるか!この命をかけて、なんでもする。どうかライアンを連れて行かないでくれっ!どうか!どうかっ!」

「とうさん・・・」

『・・・・・・・』


 頭を下げて懇願するダニエルになにも言えず俯く天使と、ライアンの二人。沈黙が居間を支配した。


「んーっと、北の山脈の魔王とかいうやつ、なんだっけなぁ名前忘れちゃったわ・・・・・とりあえず倒しといたよーこの前。」


 その沈黙を破りそうあっけらかんと言い放ったのは妻のソフィアであった。


「「『はぁ?』」」


 ダニエルとライアンと天使は3人して綺麗にハモった。


『そんなっ・・・・確かに魔王の気配が完全に無くなっている、こんな事って』


 急いで魔王の気配を感じ取ろうとした天使が愕然と言う。


「いやだって、北の方で魔王とか名乗る軍団が強いから助けに来てくれーっていうのが今回の国からの依頼だったのよ。手っ取り早くお家に帰りたかったから一番偉いのを倒せばいいかなって」


 確かに今回は一か月程、北の国へ行くという話をしていたが、てっきり外交だと思っていた。


「流石は母さんです」

「やっぱりママは最強だね」

「そうかなぁ、照れるなぁ」


 娘二人に褒められて可愛く照れる妻。なんだかうちの女性陣の和気藹々とした空気がシリアスさを緩めていった。


 一方、自分の存在意義を失ったらしき天使は愕然としており、ライアンがそれをなにやら慰めている。

ダニエルもなんだか可哀想になり、天使にお茶を出してあげた。

 しばらく話合い、そして手と手を取り合う二人の意志は決まったようだ。


「わかった、行くところがないならうちにきな。結婚しよう。」

『ライアン・・・不束者ですがよろしくお願いします』


 ブフッ・・・

 ダニエルは飲みかけたお茶を盛大に吹きだした。

 どうやら、またダニエルの家族が増え、そして新たなトラブルと幸せがやってくるようだ。


本文を読むとなお一層楽しめます。

アトラスドラゴン・・・今回の被害者1

巨大な体躯と超高温のブレスを吐き、底知れぬ体力と残忍さを持つ討伐ランクB級の魔獣がさらに魔王の力を得てS級に進化。「わが眠りを妨げたのは貴様か・・・」怒り狂う龍は少年と少女を睨みつけた。がそこにたまたま来たリィリ姉に包丁でストンとされて、あっけなく斃されてしまう。


レイスキング・・・今回の被害者2

 あまねく不死者の王の前ではどんな生あるものも存在を許されることはない。討伐ランクA級にして剣戟が通じない身体は本来であれば魔法武器や魔法を使える軍隊が総がかりで対する存在。魔王の力によってSS級の絶対の王者となる。「愚者よ・・・わが前にひれ伏せ・・・」遥か高みから少年と少女を見下す化け物は、さらに高みからやってきたクロエねぇの崩壊魔法でけちょんけちょんにすり潰された。爆発はしなかったよ確かに・・・


エルダートレント・・・今回の被害者3

 彼こそは樹海の主人、その腕を伸ばしいずれはこの世界を全て木で埋め尽くす。討伐ランクB級にして最大級の魔物の一つ。魔王の力によってS級に進化「我が神域を侵すものよ、その罪をあがなえ・・・」厳かにそれは少年と少女に宣言した。ゴロウさんがボロボロになりつつも必死になって倒しましたよ。


ディアボロス・・・今回の被害者4

 暗黒の空を支配する意識体、その存在は知られているが出会った者は必ず死にいたるという悪魔。討伐ランクS級が魔王の力を得てSSS級の神域に達する。「絶望と嘆きの歌を奏でるがよい」その声は少年、少女の頭に直接響いた。ソフィアさんがさっさと帰ってダニエルとラブラブしたいが為に速攻で蹴りあげて破裂しましたよ、ナム・・・。


魔王・・・今回の被害者5

 「くっ、くっ、くっ・・・・勇者よ、這いつくばりながらこの魔王城へ来るがよい」トントン「!!」、ガチャ「私とダニエルの平和の為に邪魔なのよねー。ということで消えてくれるかな?」「な、なにを・・・」ザシュッ‐999999999999「まったくこんなことで一月も愛しのダニエルと子ども達に会えないなんて、さ、早くかーえろ♪」・・・完


うちの女子力(包丁・魔法・蹴り・天使)たっけぇな(@ ̄_ ̄)(*'_')ウン

                         

                         

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[一言]  ふとした疑問。 四天王達を倒した時、ライアン君と共に居た女の子は、『天使』さんで本当にいいのだろうか……  全員違う子、という可能性が…… しゅらばっ!?
[一言] …うん。 そりゃ(幸運が勇者の資質なら)そう(棚ぼた全勝利に)なるよなぁ。
[一言] 何気にゴロウさんも強いですね!?
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