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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
八月、葉月、August…
99/240

99.論争……?

この子達は今日も暇です



「どうしても……ダメだって言うんだね?」

「ああ。樂といえどもこれは譲れない」


張りつめた空気。外でリア充になろうと必死に鳴くセミの声 だけが、室内に響く。


「交渉、決裂だな」

「……僕は槙がそんな人だとは思わなかったよ」

「それは樂の認識不足だな。俺は元来こういう性格だ」

「でもね、槙……」


一歩間違えば即刻負けが確定する。でも、僕は次の言葉に全てをかける。槙に悔い改めてもらう!



「回復アイテムくらい分けてくれたって良いじゃないか!」

「やかましい!調合書1つも持たずに言うな!!」



 ――負けました。


「だってこんなにダメージ受けると思ってなかったんだもん!」

「もんじゃねぇ。何も調合しないのに調合書全巻持ち歩く俺を見習え」

「それただのポーチ圧迫だよねぇ!?」


 ただでさえ臨時ポーチとかいう便利グッズは無いのに!なんなの!?素材捨てるの!?


「とりあえず避けろ。そうすりゃ回復アイテムなぞいらん」

「何そのプロハン様みたいな考え方!無理があるよ!」

「だろうな。かくいう俺も無理だ」


 じゃあなんで言ったの!?


「ただい……なんか昨日もこんな感じだったよね」

「あ、柚おかえり」

「うわーん!柚ぅ〜!」

「なんで同じ流れなの?」

「槙が回復アイテムくれないよー!!」

「調合素材持ち歩かない君が悪いんじゃないかな」

「うわーん!」


 柚も敵に回った!なんかもう勝てる気がしないよう!!


「仕方ないな……ほら、受け取れ」

「……!!いいの!?」

「はよしろ」

「ありがとう槙――なんでボウガンの弾渡されなきゃいけないの!?」

「面白そうだったから」

「そんなところでボケ狙わなくて良いからっ!!」


 ていうかなんで僕ツッコんでるの!?もう夏休み終わったよね!


「夏休み終わったらボケやめるなんて一言も言ってない」

「読心!?」

「俺はしばらくボケを通す」

「嫌がらせだーー!!」


 もう良いもん!こっちだって嫌がらせしてやるっ!

 全く回復せずに三回死んでやるぅ!!


『目標を達成しました』


「うわーーーん!!」



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