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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
八月、葉月、August…
93/240

93.海へ行こう

海に行くみたいですねぇ



 ―――夏といえば!


「青い空!」

「白い砂浜!」

「輝く太陽……」

「そして!彼方の水平線っ!!」

「おい誰か青い海を言え今回の主賓だろ」

「更に槙のツッコミっ!」

「夏関係無いだろ」


 という訳で!

 僕達は今、海にやって来ました!


「……良いんですか。誘っていただいて」

「ん?良いの良いの。どうせ一人分余ってたから」


 愀の問いかけに菖さんが答える。

 メンバーは神和三姉弟に、僕、柚、愀。一人分余ってたというのは車の座席の事だ。厳密に言えば七人乗りな訳だけど、そこはツッコまないであげよう。


「いざ!海へ!」

「走り出すな。服着たまま飛び込むんか」

「水面を走れば問題ない!」

「なら良いや。行ってこい」

「いやツッコんでよ!」


 ツッコんでくれなきゃボケる意味ないでしょうが!


「そうやってすぐボケに反応するからツッコミに回されるんだぞ?」

「はっ!」

「もう少し適当に生きたら良いんじゃないかな」

「それ柚に言われたくないかな……」

「柚ちゃん真面目だもんねぇ」


 良かった、同じ意見の人いた……。


「ていうか、漫才やってないで早く泳ごうよ」

「ん?」

「いや、ん?って……」

「樂、分かってて言ってるよな?」

「何を?」

「もう夕方だけど」

「………………」


 辺りを見回してみる。


 真上には紺色をした空。水平線にはほとんど沈んだ太陽。そこから茜と紺のグラデーションになっている。砂浜は白い。


 ……今、何時?


「今日はもうホテルに戻るってぞ」

「……え?泳がないの……?」

「……この時間から泳ぐのは」

「どうかと思うよ」

「泊まりなんだから聞き分けなさい」


 そういえば二泊三日とか言ってたな。……なら良いか。明日存分に泳ごう。


「でもなんでこんな時間に」

「混んでたからなぁ」

「混んでただけじゃこんなに遅くはならんでしょ……」

「それより、部屋割りはどうするの?」

「男女別に分ければ良いでしょ」

「そうだね」


 うーむ……解せぬ……。



 

 夜。

―男子部屋―

樂「で、何する?」


槙「夜強くねぇんだから寝ろ」


愀「ふぁ……」


―女子部屋―

菖「こういうのは初めてだねぇ」


葵「そうだね」


柚「……(うとうと)」

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