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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
七月、文月、July…
80/240

80.夏休み

暇人の暇さ加減が加速します


 今日から!



 待ちに待った!



「夏休みだぁぁぁぁぁあ!!」

「樂、近所迷惑」


 だって夏休みだよ!?学生達の夢だよ!?喜ばずにいられないよ!


「槙、この子どうにかして」

「どうにかったってなぁ……というか、子って……」

「ひゃあっはああぁぁぁぁぁぁ休みだぁぁぁぁぁあ!!」

「殴っても良いよ」

「やだよ手痛い」

「外から大きな石拾ってくれば?」

「柚、ナイスアイデア」

「待って待ってそれは流石にヤバイ」

「大丈夫。最悪死ぬだけだから」

「そうだぞ?運が良ければ脳震盪で済む」

「何も良くない!」


 というか何も解決しないでしょ!救急車やらパトカーやら野次馬やらで大騒ぎだよ!


 ……気を取り直して。


「で、今日は何する?」

「「 ? 」」

「いや、その……何その不思議そうな顔」

「だって樂、今日用事あるよ?」

「昨日から言ってただろ?」


 えー……初耳なんですけど……。


「俺は今日バイトだぞ」

「あれ?成績に3あるとバイトできないんだよね?槇、3無かった?」

「あるぞ」

「だよね。じゃあバイト許可証とか貰えないんじゃないの?」

「問題ない。バイトっつっても家業の手伝いみたいなものだからな」

「あぁ、実家の」

「そうそう」


 槇のお父さんのお兄さんは社長である。……と言うと聞こえは良いが、ただの個人企業だ。槇のお父さんもそこで働いている。

 個人企業と言っても評判は良いようで、かなり遠くの県からもお呼びがかかるらしい。


「給料は貰えるの?」

「おう。働きに応じて時給800〜1000」

「高っ!」


 普通高校生の給料って時給700円代だよね!?何それ!


「という訳で、俺はパスだ」

「あ、うん。分かった。柚は?」

「ボク?ボクはね…………」

「……?」

「…………ふふっ」


 怖いよ!?何かが怖いよ!?

 何その不敵な微笑み!なんか企んでるの?


「まぁ、ボクも色々あるから今日は無理かな」

「……うん。分かった」

「じゃ、俺はこれで」

「いってらしゃーい」

「……ねぇ柚」

「なんだい?」

「なんか最近、僕がツッコミに回ってる気がするんだけど」

「気のせいだろう。君は永遠のツッコミさ」

「いや柚、何かおかしいよね!?絶対何かおかしいよねぇ!?」

「じゃあボクも行くよ。それじゃ」

「柚ううぅうぅぅぅ!!」


 ……あれ、そういえば僕は今日一人で何すれば良いんだろう?



樂「…………………」


樂「……する事ないなぁ」

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