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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
七月、文月、July…
74/240

74.自転車 破裂

パンクすると大変ですよ?



「……………………」

「…………」

「……………………」

「…………えっと、どうしたの槙」


 放課後。槙の家に入ると槙が突っ伏して死んでいた。


 最初は寝ているのかと思ったのだが、雰囲気からどうも違うとわかった。何かあって、ここに潰れているようだ。


「……………………」

「……あの、槙?」

「……………………自転車、パンクしてたんだ」

「ん?」


 パンク?タイヤが?

 そういえば僕って自転車のパンクとか経験した事ないな。どんな感じなんだろう。


「パンクしてて、不快だった」


 突っ伏したまま、槙は続ける。


「タイヤの一部に、なんかチューブが重なってるみたいな所があって、タイヤ一周毎にガタンガタンなって気持ち悪かった」

「……」

「しかも後輪だけ」

「うわぁ……」


 前輪だけだったらそこまで被害はなかっただろうが、後輪だけとなるとねぇ……。


「そのガタンガタンが定期的にくる。車輪だから」

「……」

「しかも速度に比例して」

「うわぁ……」


 それ速度上げたくないねぇ。つまり尻に振動くるって事だよね?嫌だわぁ……。


「立ち漕ぎもしてみたけど何も変わらなかった」

「……」

「むしろ足からダイレクトに伝わってきて逆効果だった」

「うわぁ……」


 それも嫌だなぁ……。ていうか、僕さっきから「うわぁ……」しか言ってない気がするんだけど。


「下り坂のせいで勝手に速度上がるし」

「……」

「更に家に着いてみればタイヤがホイールからもう外れかけてるっていうね」

「……ちょ、も、もうやめて!」


 流石に可哀想だよ!なんで槙がそんなフルボッコにされなきゃならないのさ!

 

「そんな訳で疲れてて、潰れて休んでる」

「なるほど……大変だったんだね」

「まぁ嘘なんだけどな」

「嘘かよ!!」


 心配して損したよ!なんで僕が槙の嘘なんかのために心痛めなきゃならないのさ!


「という訳で偶然家にいた父さんにチャリ預けた」

「なんで?」

「直してくれるってさ」

「もう何が嘘なのか分からないよ!!」


 ていうかボケとツッコミの逆転現象はもういいよ!なんで僕がツッコんでるの!?


「いつチャリ返ってくるかな……」

「さぁ……?直すなら半日はかかるんじゃない?」

「明日は車で送迎かなぁ」

「ところでボケとツッコミ、元に戻そうか」

「やだ」

「拒否られた!?」

「だってボケてたいし」

「僕にツッコめと!?」


 もう良いでしょボケ倒したんだから!今日の今まで!



点検はこまめに☆

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