73.そろそろ出そうか
何を?
新キャラを。
「よしピヨッた!」
「竜○砲撃つから気を付けろよー」
「じゃあボクは散弾でもしゃがもうかな」
「二人とも協力する気ないでしょ!?」
放課後。槙の家の居間。相変わらず暇人な僕達はソファに並んでゲームしている。
やっているのは某狩猟ゲーなのだが、仲間内だからという理由で二人が他の人(主に僕)をぶっ飛ばしながら戦っている。野良PTでやったら 確実に蹴られる。
あと何故か最近、槙はガンラ◯スを使っている。何かに目覚めたのだろうか。どうでもいいけど突き主体で使っているようだ。砲撃機能……。
「いるぞ?突き専ガ◯サー」
「読心!?あ、ぶっ飛ばされた」
「ごめーん、間違えて拡◯弾撃っちゃった♪」
「微塵も謝る気持が伝わらないよ柚……」
「それは残念だ。ボクは至って真剣なのだが」
どの口が言うか……。
「ホラホラ樂!頭破壊して!」
「吹っ飛ばしといてそれ言う!?」
「諦めろよ」
「君はいじられる運命なんだよ」
「酷い……」
僕がどう報復しようかと考えていると、玄関の鍵が開く音がした。誰が帰ってきたのだろう。この時間帯なら……。
「ただいま〜」
「おかえり菖姉」
「「おかえりー」」
「お、樂君柚ちゃんいらっしゃい」
「タイミングおかしくないか?」
「気にすんなよ」
やっぱり菖さんか。
神和 菖さん。名字と呼び方からも分かるように槙のお姉さん。槙と七つ違いだから今年で23のはず。いつもは7時頃に帰ってくるらしいけど、今日は早いみたいだ。
「何?モン◯ンやってるの?」
「んー。ちょっと人吹っ飛ばして遊んでる」
「あっはっは、相変わらず仲良いねぇ三人は」
「まぁ悪かないやな」
「むしろこれで悪かったらなんで一緒にいるかって問題が浮上」
「それ相当な阿呆か物好きだよね」
仲悪い相手とゲームしてるって……。今日も平和です。
「ところで、お二人さんは今日夕飯どうするの?」
「え?」
「さぁ……?」
「もし良かったらウチで食べてかない?」
「あれ、良いの?」
「おーう。構わん構わん」
「ならご馳走になろうかな」
「じゃあ僕も」
「よし。なら早く片付けて手伝いな」
「あれ?」
ん?手伝……う?
何を。
「夕飯作りだよ」
「読心!?」
「……なるほど。そういう事か」
「そそ。働かざるもの食うべからずってな」
「……仕方ないか。早く片付けよ」
「良かった、被害しゃ……手伝いが増えた」
ねぇ槙、今被害者って言いかけたよね?てかほとんど言っちゃったよね?君は僕達をなんだと思ってるのかな?
「まぁ良いじゃないか。手伝いっつっても野菜刻んだり何か炒めたりするだけだから」
「軽く言うね……」
「実際軽いだろ?」
「そりゃそうだけども」
「そうそう槙、今日母さん達遅くなるって」
「それで夕飯作りか……めんどくさいな」
「君はなんで面倒くさがるだろう」
という訳で、これまでのふざけは無しにしてモンスターをフルボッコにした。楽しかったです。
神和三姉弟が登場し終わりました




