67.文化祭後日
次の日は振替で休みになるようですね
文化祭翌日。
する事と言えば片付けしかない。そのために召集された訳だし。
まぁ色々と楽しんだ後にはまず間違いなく『後片付け』が待ってるんだよ。パーティとか……文化祭とか……。
でも僕達のクラスは掃除はほとんど無い。床の輪ゴム回収して、装飾外して、机を元に戻す。ホラ簡単。だからそんなに大変な事にはならない。
そう、思っていた。
先生が、
「何人か生徒会の仕事手伝いに行ってくれー」
と言ったのだ。当然ながら立候補する人はおらず、暇そうな四人を勝手に選んで追放したのだ。
という訳で掃除中。
やってる事は廊下のテープ剥がし。案内用に貼られたアレ。アレを剥がして床に残ったノリを雑巾で拭き取る。そんな簡単な仕事。
そのノリが全然取れない事を除けば。
誰だよこんな強力なテープ使ったのは。除去する人の身にもなってみろ!!
そうは思いつつも仕事の手は休めない。早く帰りたいもの。隣では槙がせっせと作業している。……これは完全に発熱モードに入ったな。
「おいテープ剥がし無くなったぞ」
「誰かに買い出しに行ってもらうか」
テープ剥がしないとか地獄じゃないか。アレないと剥がれないよ?
隣の槙の顔が少し険しくなっている。アテレコするなら「テメェらが必要以上に使いまくるから無くなるんだろ」だ。僕の目から見ても使い過ぎだった。槙もたぶん怒ってる。
――――――――――
買い出しに行った人が戻ってから数分。担任が来て「ショート始まるから戻れ」と言う。やっと開放されるのか……。ふと槙を見ると、かなり不服そうな顔をしている。槙はいつも掃除始めるととことんまでやるから、そこまで出来なかった事が不満なのだろう。
さて、今日はこれで帰れるらしい。家でのんびりしよう。
槙「剥がし終わってない……」
樂「そんなに落ち込まなくても」




