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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
七月、文月、July…
59/240

59.文化祭前日

前日につき準備中です



「おい鉄砲何丁できた!?」

「五つ!あとこれ作れば終わる!」

「的はできたのかー!?」

「おいここ壊れてるぞ!」

「暗幕!誰か暗幕取りに行って!!」

「痛っ!?誰だ今撃ったのは!」


 放課後の教室。とってもカオスな空間が出来上がっていた。


 理由は『明日から文化祭である』これ。

 文化祭にはクラス展示があるのだが、僕のクラスは結局射的に決定し、銃から的まで全て手作りが原則であるが、昨日までわりとゆっくりめに作業をしていた為に色々出来上がっておらず、なんとか明日に間に合わせようと奔走中。以上説明終わり。


「ドリル!ドリル持ってきて!」

「留める用の竹串はどこに行った!?」

「ヤスリどっか持ってったのは誰だぁ!」

「的係急いでくれ!時間ヤバい!」

「ていうかまだ台作ってねぇじゃん!」

「うわあああぁぁぁぁ忘れてた!!」


 ……ご覧の通りの荒れ具合である。ちなみに僕は銃のパーツ(木製)を組み立てる作業をしている。僕あんまり器用じゃないんだけどな……。こういう仕事は槙の方が得意なのに。


 じゃあ槙はどこで何をしているのかと言うと。


「神和っ!的は完成しそうかー!?」

「……3分の2終わった。じきに終わる」

「あー!?なんだってー!?」

「じきに終わる!」

「分かったー!」


 距離が離れている上周りが騒がしいため大声になっているが、まぁ仕方ない。今、槙は的作りに専念している。的作るだけなら誰でもできるだろう?そんな事は無い。君達は孔雀やら悪魔やらを紙で立体的に“折る”事ができるのかな?……つまり、そういう事だ。


 コトの経緯を説明すると、話の成り行きで槙が“手先が器用”という事がバレ、それを見込まれて先生から「何か的になりそうなもの折れない?」と言われ、今に至る。ザックリ話したけど実際はもっと込み入った事情があったりなかったりする。


 で、槙の目指す数を作るのがわりとハードスケジュールで現在の槙は発熱モードに入っている。


 正直、説明しながら作業するのは結構つらい。

 という訳で以下、音声のみでお送りします。


「ヤスリ終わったか!?」

「もうしばらくかかる!」

「早くしてくれ!」

「おい歌ってんの誰だ!!仕事しろ!」

「あと一時間しかないぞ!」

「仕事しねぇ奴帰れ!!もしくは死ね!!」

「だって仕事ないじゃん」

「探せばいくらでも見つかるだろ!じゃなきゃこんなに忙しくねぇよ!」

「痛っ!!だからさっきから撃ってる奴誰だ!!」

「ふざけんな!」

「……うるせぇな」


 ……最後のセリフは槙のものです。わりとキレた時の声のトーンです。普段あんまり怒らない分怖いです。


 準備、間に合うかなぁ?



槙「もう無駄に騒いでる奴死ねば良いのに……」ボソッ


樂「槙、少し落ち着いて……怖いよ……?」

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