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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
六月、水無月、June…
52/240

52.誕生日の話

本日は


「そういえばさ」


 昼休み。弁当を頬張っていた槙が唐突に切り出した。


「確か今日って愀の誕生日だよな」

「あれ?そうだっけ」

「そう……」

「誕生会でもやる?」

「おう、やろうか」

「……え」


 誕生会開始。


「愀誕生日おめ」

「おめ」

「さんきゅ……」


 誕生会終了。

 

「まぁなんにせよおめ」

「適当に終わったね」

「……そんなに嬉しくないな」

「ん?なんで?」

「……また一歩、死に近付いた」

「ちょっ」

「そんなお前……三十路で未婚の方とか老人みたいな物言いを」

「槙、ちょっと失礼だよ」

「失礼と言えば、…………」

「……言えば?」

「……いや、なんでもない」

「ええぇ?」


 そこまで言っておいてなんでもない事ないでしょ。


「……そういえば、槙の誕生日は」

「ん?俺?俺は冬至だけど」

「当時……?」

「冬至。1年を通して日照時間の最も短い日」

「そっちか……」

「それが面白くてさ。クリスマス当日でもないのにクリスマスが存在しないんだよ。槙の家」

「それな。当日だったら俺も納得するんだけどな。もう諦めたけど」

「ところで、冬至って何月何日……」

「12月22日。クリスマスイブ二日前」

「納得」


 夏至の3日後だね。愀は。


「確かにそうだな。夏至は6月22日だし」

「読心!?」

「樂は」

「樂は11月8日。周辺には特に何も無いな」

「悪かったね平凡で」

「良いじゃないか平凡。美徳だろ」

「……さすが、平凡の申し子は言う事が違う」

「ふっ、そんなに褒めるな」

「よっ、日本一!」

「うるせぇ」

「酷い!?」


 特に扱いが酷い!


「ごちそうさま」


 槙が弁当箱を仕舞いながら言う。


「あれ?早くない?」

「いつもこんなモンだろ」

「でも槙喋ってたし」

「甘く見たな」

「どういうことなの……」

「……ごちそうさま」

「あれ!?愀も終わった!?」

「喋ってないで喰えよ」

「うん……」


 この二人どんな口してるの?

 それとも僕が遅いだけ?

 ん?いつもは同じくらいに食べ終わるし……。


 あれ?



槙君は別に食べるのが早い訳ではありません

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