28.お前ら勉強しろよ
会話で成り立つこの小説!
「くっそ弱者に強いうぜぇ!」
「ガン待ちする君が悪いのさ!」
放課後。槙の部屋。柚も含めて三人でゲーム中。
本日のゲームは異説012である。僕は待機中。
「うぉあ!?」
「ふふっ♪」
「どしたの?」
「いや、オルガからカウンターでア○マゲストしたらオルガでアルマゲ○ト喰らった」
「どんな超反応…」
「使いこなすと楽しいよ?」
「そりゃそうだ」
「完全に魅せ技じゃん」
カウンターをカウンターするとかどんなハイレベルテクだよ…。ていうかなんでこの二人は同キャラ戦してるのかね?
「そういえば柚はテストどうだったんだ?」
「良い出来だろうねぇ…」
「うーん…数学で少しミスしたからなぁ」
―――少し―――
「まぁ、悪くて420かな?自信ないけど」
―――悪くて420―――自信ないけど―――
「柚は僕の精神をボッコボコにして楽しいの…?」
「うん。楽しいよ?」
「いやそこ肯定したらダメだろ!」
「うわーん!」
「ほら嘘泣き始まった…」
「放置しておけば治るんじゃない?」
「扱いが粗暴すぎる…」
いや、うん。その通りなんだけど。
「いったいどうしたらそんなに頭良くなるのさ〜」
「復活しよった…」
「何か文句でも?」
「ねぇよ。なんで喧嘩腰なんだよ」
「そうだなぁ…その日やった事をきっちり復習するとか」
「うぐっ」
「うぐっ」
「自主勉強を欠かさないとか」
「うぐっ」
「うぐっ」
「まずはそういうところから徹底していくものだと、ボクは思う」
「「面目次第もございません…」」
「えい♪」
「不意討ち!?」
「静寂の彼方へー♪」
「その上死体蹴りだと…」
「これで五戦五勝だね」
「うわぁ槙負けっぱなし」
「勝てねぇ…」
槙が弱いのか、柚が強すぎるのか。はたまた別の何かか。……柚が強いんだろうけど。
「ていうか僕待ってるの飽きたよ?」
「スマ○ラでもする?」
「ス○ブラか…ちょっと待て」
槙が立ち上がり別の部屋へ向かう。
「柚、あのカウンター返しってどれくらい練習した?」
「三日かな?」
「三日なの!?」
「三日かよ…○マブラ、やって良いってさ」
「あ、おかえり。下行こうか」
〜移動中〜
「ルールいつも通りで良いよな?」
「うん」
「ボクも良いと思うよ」
「私も」
あれ?一人多いな…。
少し辺りを見回すと槙の隣に人影が。
「…葵姉、ツッコまないからな?」
「良いよ別に」
「あ、葵ちゃんか。いつからそこに?」
「ずっと居たけど」
「えウソ」
「槙君が先に来たから陰になったんじゃない?」
サクッと紹介を。
こちら 神和 葵ちゃん。槙のお姉さん。神和三姉弟の真ん中。僕達のみっつ年上で今年度社会人に。
僕達とは小さい頃からの知り合いなのでかなり馴れている。ご覧の通り敬語も使っていない。これは本人からの申告で。
「まぁいいや……って葵ちゃんすでに1Pに入ってるし」
「手が早いね」
「ちょうど私もやりたかったんだ」
「いつも入ってるだろ…」
ストック5!時間無制限!フィールドはランダム!アイテムはなし!チームもなし!
開始。
「槙!覚悟っ!」
「何その一致団結!逃げる」
「逃がすかぁ!」
「寄るなぁッ」
「ボクは少し見てるね」
「ちょ、槙君攻撃しないで!」
「ゲーム性根本から否定してる!?」
「殴られたくなければすぐに立ち止まるんだ槙!」
「立ち止まったら殴るし今もうすでに殴ってるよね!?」
「いや私達殴ろうとして無いよ」
「すごい殴りたそうにこっち来るクセに何言ってんだ!」
「頑張れー。あと一つで五段活用だよ!」
「柚は何を応援してんだ!?」
「攻撃に参加してないだけありがたく思って」
「そうだけれども」
「それともボクも君を殴れば良いと?」
「違うだろ!あとちゃっかり五段活用の最後自分で埋めやがった!」
今日も僕達は平和です。
新キャラ!




