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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
五月、皐月、May…
27/240

27.謎多き娘

日に日に文字数が少なくなっている気がします…


「………」

「あれ?どうしたの愀。黙りこんで」

「だいたいいつでもそうだろ」

「それちょっと失礼じゃない?」


 昼休み。廊下。教室前。


 愀が何やら考え込む様に黙っていた。


「…少し、気になった」

「何が」

「お前達の幼馴染み…」

「って言うと、柚のことか?」

「柚が気になる?……はっ!」

「?」

「愀…柚が、す…好きに…?」

「えぇ?…気になるって……」

「…………え」


 これは……俗に言う、一目惚れってヤツだろうか。愀と柚が顔を合わせたのはまだ数度。片手で数えられる回数だ。ならば、一目惚れ説が有力。


「愀」

「…何」

「柚は…まぁ、あんな娘だけどしっかりした良い娘だから。頑張って!僕は応援してるよ!」

「ふむ…以外だな。愀が柚を……予想外予想外」

「………」

「で、槙。これからどうする?」

「どうするって…俺はできる限りバックアップするが」

「あぁ、やっぱり?むぅ…となると、まずは自然な形で二人を会わせるか…」

「……違う」


 ん?


「え?違う?自然な形で二人会わせるのが?」

「……別の意味で違う」

「んっ?」

「俺達の補助は要らないってことか?」

「それも違う…」

「ん?」


 何が言いたいんだ?愀は…。


「…まず前提で間違えてる」


 前提で間違えてる?前提…前提……。


「愀が柚のこと、気になってるってこと?」

「いやそれ愀自信が言ってただろ!前提合ってるだろ!」

「そうだそうだー!」


 愀が緩く(かぶり)をふる。


「気になってる、の意味が違う…」


 はい?


「あぁ…何となく分かった」

「え!?分かったの!?」

「まぁ、憶測だけど…こういう事だろう」


 槙が説明を始める。


「柚のことが気になってるけど、別に恋愛方面の話じゃない。もっと別の何か…例えば、性格とか」

「…そう」

「そうなの?…さすが槙、読心術使いは言う事が違う…」

「なんで俺はそんなすごい設定…はぁ。で、愀。どう気になったんだ?」


 槙が呆れた様子。僕が何かした?


「…一人称」

「一人称?」

「何でまた」

「…気がするだけなんだが。何故か違和感を覚える」

「………」

「………」

「ねぇ槙」

「あぁ…」

「………」

「でも、まぁ気のせいでしょ」

「だよな。愀の気のせいだ」

「…間……」


 気のせい。すべて愀の気のせい。という事にしておく。これで問題無い。


「で、他には?」

「…一人称」

「それ以外で」

「………なんとも言えない部分」

「なんとも言えない部分?」

「お前リピート多いな」

「うるさいよ!」

「…例えば」

「ん?」

「いつも何処からか唐突に現れて自然に会話に混ざっている」

「…うん。なるほど?」

「確かに謎だ…」


 本当に愀、柚と会ったの数度だった?実は僕の知らないところで会ってるとか無い?


「…槙以上」

「だな。俺はまず“驚かれる”っていうステップがあるからな」

「柚はそれすらも無くさらっと…あれどうやってやるの?」

「知らんわ…」

「…まぁだいたいそんなところ」

「むぅ…」

「…まぁ別に気にする事でも無いんだけどな」

「「じゃあ何で話したんだよ!」」


 幼馴染みスキル・完全ハモり!!

 気にする事でも無いって、愀ずっと気にしてたじゃん!何なの一体。



幼馴染みスキル以外にも

兄弟、姉妹、親子、親友など

様々なものがあります。

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