100話記念!高校生達のかなりどうでもいい祝宴2
樂「今日何する~?」
槙「出されたレポート上げようぜ」
愀「………………これは」
樂「――!?あの時の!?」
槙「またアイツかぁ!?」
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みなさんこんにちは!あるいはおはようございます!それでもダメならこんばんは!再度登場、はんぺんです!
「たあっ!!―――!?止められた!?」
フッ……甘いよ樂君。私が二度同じ手にかかるとでもぐはっ!
「ナイス槙」
「背中がら空きだったからつい」
だからって回し蹴りは酷いよね!
「いきなり拉致るお前が悪い」
「そうだそうだ!正当防衛だ!」
………………良いじゃないか、100話記念なんだし。私だって忙しい中、暇を作っておいたのに……。
「……何故かは知らないが俺にはコイツが嘘をついているってわかった」
「うん、僕も」
うるさいなこの暇人ども!どうせやる事ないなら少しくらい私の話に乗りなさい!
「「嫌だ」」
「…………」
ただでさえ前回はろくな事してないってのに!アレ何も祝えてないよ!
「良いよ別に祝わなくて」
「そもそも何を祝ってるのかが分からない」
どうして分からない!?だから100話記念だって言っているだろう!?
「それが分からないと言っているんだ」
「そんな訳で、僕達を元の場所に戻して」
…………愀君は居座る気満々だけど。
「えぇ!?」
「しゅ、愀!?」
「………………や」
「いや『や』じゃねぇよ!何椅子に座って落ち着いてんだよ!」
「そうだよ!こんなところに長居したら精神が蝕まれるかもしれないよ!?」
樂君、君は私をなんだと思ってるんだい?
「がんもどき!」
なんかすごい間違いしたね!こんなところでボケ挟まなくて良いから!
「いや、俺は餅巾着だと思う」
もはや練り物でもなくなったね!せめてちくわにして欲しかったな!
「…………大根」
うんそうだね!大根美味しいよね!味染みてると特にね!でも違う!ていうか何そのおでんの具縛り!
「せめてそこだけは合わせてやろうかなっていう配慮」
「流石にそこまで外したら昆布に申し訳ないもんね」
そんな配慮いらない……!ていうか昆布じゃない……!!
「なんでコイツ慟哭してんの?」
「さぁ?僕にはおでん汁の気持ちは分からないから」
もう具ですらなくなったし!なのにおでんから離れないのが謎の虚無感を……!
分かってて言ってるだろ!?私の字ははんぺんだよ!!
「いや、もう良いよ味付け卵で」
「ていうかそれ字だったのか」
当たり前だろう!これが本名な訳ないでしょう!もしそんな名前つける親がいたら見てみたいよ!!
「どうでもいいから早く戻してよ味付け卵」
「お前の本名とか興味ないから帰らせろ味付け卵」
……ぁあもう!いい加減しつこいな!君達が次に食べるおでんの具を全部はんぺんにしてやろうか!!
「うわ何その地味な脅し」
「仕方ないな。名前はアルコールランプに格上げしてやるよ」
全ッ然格上げされてないよね!?もう関連性無いっていうか、もはや食べ物ですら無いよねぇ!?しかもなんでそんな事を上から目線で言うかなぁ!
「うるさいぞビーカー」
「あんまりうるさいと菌の培養するよシャーレ」
なんか実験道具つながりで展開し始めた!!
「僕達にはお前と違ってやる事があるんだよ試験管」
「レポート提出期限が迫ってるんだよ駒込ピペット」
しかもどんどん容量少なくなっていく!?
「それとも俺達のレポート代わりにやってくれるのかスポイト」
「それならそれで構わないよガラス棒」
最終的に容量ゼロと化したよ!というかどうして最初にフラスコとか出なかったの!?
「お前にそんな器の大きさは無い」
誰が上手い事言えと!?流石にフラスコ程度の器くらいあるやい!!
「なんかキャラ崩壊してきたね」
「そろそろ精神の限界が近づいて来たんじゃないか?」
くっ……この二人は……!!
愀君!ちょっと助けて!
「…………食べ物は?」
え?
「…………食べ物」
えぇぇ……えーっと……。
「……………………ハァ」
うわあああああああ最後の希望に見捨てられたーー!
「食べ物で従おうとする愀も愀だけどな」
「ていうか本当にそろそろ帰してくれない?」
……………………うん。そうだね。なんかもう私疲れたよ。君達も帰ったらゆっくり眠りなさい。
「お、帰してくれるみたいだな」
「テンションの下がり方がすごいね」
そして寝過ごしてレポート書くの忘れなさい。
「最後にすげぇ毒吐いたぞ!?」
「うわぁ大人気ない!!」
じゃあね。また会うその日まで!
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槙「――はっ!!」
槙「…………」
槙「……夢……?」




