第101話 王都凶来・照らす者と誅する者
「貴方はたった一人ではない。それを彼女に教えたかっただけだ」
「たった一人ではない。だと……」
「たった一人ではない。と……」
満身創痍で地面に立つ松永と、空中に佇む逢坂は、奇しくも同じタイミングでオウム返しする。
彼女たちから見て、南に離れて大通りに立つゲルカッツは、二人に続けて言う。
「松永殿、我々は貴方の『自分の道を進む』決意にケチをつけるつもりはないが、何もかも一人で背負い過ぎてはいけないぞ」
「【ライフ・サプライズ】!」
松永に回復魔法をかけてから、レイルも彼女へ、
「仲間を次々と失い、自分しか戦える人がいないという気持ちが強いから、今はそう思いきれないかもしれない。けどアドバイスさせてほしい。『未来』と『幸せ』は絶対に一人だけで作るものではないと言うことを!」
突然来た二人から突然激励され、驚いた松永は振り向いたまま固まった。
その時、道の脇で『紐』でグルグル巻きに拘束されて転がっている飯尾は、
「ゲルカッツさん、レイルさん! どうしてアンタたちここに!?」
「見ての通り、貴方がたの救援でございます!」
「国民の皆の鎮圧も一区切りついてきたのでな、この事態に終止符を打つべくここに来た!」
「そうか、それは心強い……ありがとうございます、お二人さん!」
「ど、どうも……」
「……ほう、あの俺の『仕掛け』を押しのけて、か」
逢坂は二人の自信に溢れる様と、後続してくる彼らの兵士たち百数人から、それが本当だと確信する。
そして彼は悪意をもってニヤリと笑い、
「残念だったな騎士団長のお二方ッ! お前たちが呼び寄せた兵士ども……いや、まだ『正気』でいる兵士は、俺の一存で『正気』じゃいられなくできるんだぜェーーッ!」
増援へ視線を向けて念じ、彼らへ仕込んだ『術式』を作動させる。
すると後続してきた兵士たちは一同に頭を抱えて、悶える。
そして十数秒後、彼らは苦しい顔をしながらも、瞳に固い意志を宿して、騎士団長の元へ終結する。
「あ、あっれー? おかしーなぁ……『術式』は確かに作動したはずなのに……?」
「だ、だよなぁ……」
と、飯尾は無意識に逢坂にうなづいた後、その理由を聞くべく騎士団長二人へ向く。
この時、騎士団長二人は、さっきの逢坂ほど大きくはないが、ニヤリと笑っていた。
「逢坂殿……申し訳ないが、我々は貴方に生半可な気持ちで挑んではいないのだ」
「ここにいる兵士は力と技だけでなく心さえも強い、まさしく精鋭。幻覚など通用しない……」
逢坂が王都の兵と民を凶暴化させる仕組みとは、術式を与えた相手の脳内に幻覚を映すこと。
その幻覚にさえ抗う強い気概さえあれば、逢坂の思うがままにはならない。
「俺以外の奴が冗談言うんじゃねえッ! ちょんとそこらの兵士どもにそんな自我が強いやつがホイホイいるわけねーだろうがッ!」
「それがいるのだ。これまでの邪神の討伐に向けての戦いから、槙島殿の襲撃まで、数々の激戦をくぐり抜けてきた兵士がな」
「私たちが信じるもののために戦い抜き、再び平穏な大陸で生きる。その覚悟を持った皆様がここにいるのです!」
そうゲルカッツとレイルが逢坂へと堂々と告げた直後、後ろにいる兵士たちは万雷の拍手を送る。これにて、逢坂は彼らが幻覚に屈しなかったとハッキリ理解した。
「そうか……『覚悟』で『恐怖』に打ち勝ったか……それは非常に素晴らしい……」
そして逢坂は右手のレーヴァテインと左手のミストルティンを強く握り、
「だがッ! 俺は俺の切望のため、貴様らを殺さなければならない……言うまでもなく『敬意』を表してッ!」
左右の双剣に炎と雷のエネルギーを蓄積し、目前の空間へ連続して振るう。
「【ブレイズ・ラッシュ】プラス【プラズマ・ラッシュ】! オラオラオラオラオラァーッ!」
そして炎と雷の斬撃の五月雨が、ゲルカッツとレイルは兵士たちに迫る。
「臆するなお前たち!」
「この程度の攻撃、ただの洗礼でしかないのです!」
しかし彼らは一切臆することなく、それを防ぐ術を繰り出そうとする。
その寸前、
「【一心の世戒】!」
さっきの問答の最中、逢坂との距離を十メートル以内に詰めていた松永は、地面を右拳で叩く。
刹那、発動地点から半径十メートルの、球状の電気を帯びたバリアが展開される。
逢坂の連撃はこれにぶつかり、すべて消えた。
「【一心の世戒】……このバリアは内と外を完璧に遮断し、一騎打ちを強いる……」
と、つぶやいた松永は、再びゲルカッツとレイルたちの方へ振り向き言った。
「皆さんの気づかいには感謝してます……けど、こいつは危険だし、こっちにも因縁があるんで……今は俺にやらさせてください……」
当然ゲルカッツとレイルは心配する。
「だ、だが……」
「まだ実戦経験の浅い貴方がそれほど傷だらけになっては……」
しかし松永はハッキリと言う。
「大丈夫です。俺だって『覚悟』しているんですから……ただ、これだけは言っておきます。一人よがりでいるつもりではありませんから」
「「わ、わかった……」」
騎士団長が心配する中、松永は前を向き直し、逢坂を睨み上げる。
「じゃあ、続きを始めようか」
「……自信満々だな。この短い間で『策』でも思いついたのか?」
「勝手に予想してろ」
松永は両手を左右に伸ばし、大量の稲妻を放電する。
松永の稲妻は半球のバリア内の空間を瞬く間に占拠すると同時に、逢坂を四方八方から襲う。
「閉鎖空間で広範囲……理にかなってはいるな。だがッ!」
逢坂は天球儀のように縦横前……様々な方向へ回転しつつ、がむしゃらに双剣を振るう。
そして自身に迫りくる電撃をことごとく打ち消す。
「さっきも言ったがお前は『デバフ』をメインとするジョブ【呪術師】! 『近接攻撃』も『属性攻撃』もどちらも得意分野ではない! だからこれだけ広い範囲の攻撃などしても、その威力は『タカ』が知れているのだよッ!」
その時、松永は逢坂から十メートル以上離れていた。
バリア内を電気で満たした後、彼女は【一心の世戒】を解除したのだ。
逢坂は未だに自分にまとわりつく電気を消し去りながら、
「チッ、『続きを始めよう』って言ったヤツが、奥義防がれた直後に『逃げる』って首尾よすぎるんだろーがッ!」
「逃げるもんか……逃げて出来ることは『今をちょっとだけ引き延ばせる』だけだ。未来へ行くには、後先を怖がらず、前を向いて進むしかないんだ」
逢坂からある程度離れたところで松永は踵を返して、踵を返して逢坂へ向き直し、
「何度でも言ってやる。俺はもう逃げたりはしない……何としてでも前へと進むんだ!」
己の信念をもって地面を殴る。
「【貪婪の世戒】ッ!」
そこへ逢坂は両手の剣に雷を蓄積し、
「調子に乗るなァーーッ! ダブル【轟雷を退かすヨルムンガンド】ッ!」
二体の神蛇を模した稲妻の束を同時に放つ。
松永は力強く大地を踏みしめ勢いよく跳躍し、稲妻の束二つの間をかいくぐり、逢坂の胴に雷を帯びたパンチを放つ。
「うごェェェッ!?」
逢坂は松永の拳の予想外の威力に悲鳴を上げた後、カウンターとして短剣を突き出す。
だがその前に、松永の右踵が脳天に落とされ、反撃が間に合わず逢坂は墜落した。
松永は真下の倒れる逢坂を見据え、落下とともに拳を突き出す。
(流石にこれを食らったらまずいッ!)
逢坂は【海空を踏むロプト】の浮遊効果でふんわりと立ち上がり体勢を立て直す。双剣を交差し、松永の拳を受け止める。
この衝撃により両手を震わせながら、逢坂は松永へ問う。
「おかしいぞ松永ッ! 何だこの『格闘能力』はッ! お前はいつの間にこれほどのパワーを手に入れたんだッ!」
「……アンタ、さっき『モーセの十戒を知っているから、俺の能力を把握できた』みたいなこと言ってたよな……だったらこの力の理由も自力で理解しろよ」
「【貪婪の世戒】の元ネタは……ハッ!?」
松永の拳を受け止めながら、逢坂はさっき松永が行った場所を一瞥する。
そこにはやり切って満足したような笑みを浮かべる、拘束中の飯尾がいた。
「十戒の十番目――『隣人の家を欲してはならない』……これが【貪婪の世戒】の『元ネタ』であり、その驚異的な力の『出所』は……」
「そうだ、俺だァァァッ!」
と、叫んだのは飯尾である。
激情ほとばしる者から一時的に力を奪い取る。それが【貪婪の世戒】の効果。
先程、広範囲の電撃で逢坂を撹乱した際、松永は飯尾の元へ駆け寄っていた。
そして彼女は、『俺だって戦いたい』とすこぶる苛立っていた飯尾の力を拝借したのだ。
飯尾から借りられた力は五割ほど。だが、レベル85もの実力を誇る彼の力の五割であれば、逢坂の強さにかろうじて届くことができる。
「やかましいッ! 例え飯尾の力をもってしても、俺の『凄み』は決して揺るがないッ!」
逢坂は双剣を押し出して、松永を一瞬後ろへ押し飛ばした後、すかさずレーヴァテインを振りかざす。
松永は右拳を地面に突いて、
「【不殺の世戒】ッ!」
レーヴァテインの斬撃のダメージを無効化した。
さらに、松永はそれを瞬時に解除するや否や、逢坂の顔面を殴り、彼を北方向――王都中央の大広場までふっとばした。
「別の【世戒】を発動しても強化状態は残るだとォーーッ!? そんな都合のいい話が……」
「アンタの至れり尽くせりな【神寵】に比べたらそれほどでもないだろうが!」
それから松永は逢坂に最接近し、インファイトを仕掛け、彼へ何度も打撃を放った。
逢坂はいつものように一対の長短剣を振り回し防御に徹する。だが、飯尾の力を追い風にした松永の勢いにより防御は徐々に崩され、彼は次々とダメージを貰ってしまう。
「クソッタレがッ! たかが神寵に目覚めて、飯尾の力を借りた程度の野郎に負けるなん……」
「ただ飯尾から力を借りただけじゃない! 大関さん、桐本さん、そして……輝明! 俺はみんなの意志を持ってここにいるんだ! それをよりによって貴様に誤解されたら困るんだァァッ!」
と、松永は心の底から叫びながら、逢坂の顔面へ雷を帯びた右拳を放つ。
逢坂はこれを左手で逆手持ちするミストルティンの刀身で受け止めて、
「昇太と晴幸と光と輝明……これらこんなにも『良き友達』も殺してでも面白れーものを作ろうとしているんだ……俺だって、そんな『尊い犠牲』を無駄にする気はモートーなぁ〜〜いッ!
それをたかが数日会って世話になったばかりのほぼ他人なテメェに横取りされちゃあ、こちらだって困るのだァァァッ!」
右手で純手に持つレーヴァテインに力を込め、炎を纏わせながら振り下ろす。
松永は左拳に電気を纏わせ、振り下ろされたレーヴァテインを受け止め、
「貴様の事情なんか知るもんかァァァ!」
逢坂の頭に強烈な頭突きを食らわせ、彼を後ろによろめかせた。
逢坂は息を切らしながら、松永から十一メートル以上の間合いを保ち、歯を見せて笑いつつ松永を睨む。
「やはり『運命』とは奇妙なものだ……有原、真壁、久門さん、それら三傑すら騙してこの騒乱を引き起こした俺が、こんなポッとでの新キャラに『苦戦』するなんて……」
松永は激戦故のの披露と負傷を堪え、苦い顔をしつつ、
「自分で引いた引き金だろうが、運命だの都合のいいもので片付けずにさっさと現実を受け入れろ」
「あいわかった……では俺はこの『苦戦』を受け入れよう……ただし、『敗死』は決して受け入れないィィィーーッ!」
逢坂は二つの剣を強く握りしめ、剣だけでなく、自分の身を覆いつくすほどの火と氷と雷の属性エネルギーを辺りに充足させる。
「もうこれ以上回りくどいことはしない……このスキルで貴様を倒す『最短経路』を切り拓いてくれるゥゥゥーーッ!」
二人の戦いを見守る飯尾やゲルカッツとレイルたちが震えあがるほどの、覇気の如き属性エネルギーを纏い、二つの剣を構えながら突撃する。
「これが俺の最強のスキル……その名は、【神威を滅すラグナロク】だァァァァーーーッ!」
対して、松永は地面へ拳を一つ叩き込む。
「やれるものならやってみろォォッ! 【利己の世戒】ッ!」
逢坂が松永との距離を三メートルにまで詰めた時、彼の左手にあったミストルティンが、突然と遠くへはじけ飛んだ。
「【利己の世戒】は『この空間内にいる人間の持てる武器を一つと制限する』……」
「それがどうした! この最強スキルは武器が片方ないだけでは止まらない! むしろ俺として、このスキルは拳でやったほうが身が引き締まるんだぜェーーッ!」
その宣言通り、逢坂は完全に自分の意志でレーヴァテインを放り投げて両手を空けた。なおそのレーヴァテインの投げた先は、松永の方だ。
「『持てる武器を一つと制限する』……『拳』をそれとすることもできるが、俺は武器とする!」
松永は素早く地面に当てた拳を上げる。刹那、その手には一筋の稲妻が握られ、それはやがて長さ三メートルの大槍と化す。
そしてその場で一回転するように槍を両手で持って振り回し、前方から来るレーヴァテインを弾き落として、
「利己の世戒のルールに適合するために生み出せる武器――名づけて……【利己槍テルアキ】ッ!」
「テル、アキ……! そんな武器でどうするっていうんだッ!」
「こうするんだよ……」
松永はレーヴァテインを弾き落とした回転の勢いのまま逢坂に背を向け、直後、利己槍テルアキを後ろへ回して握ったまま、逢坂を再び睨む。
「その構えはまさかッ!」
そして松永は槍に力を溜め、その細部から細部まで、自分が生み出せる極限の雷属性エネルギーを圧縮充填し、
「ああそうだ……あのスキルだ」
青緑色の雷と一体化した槍を、全身全霊を込めて、逢坂めがけ豪快に振るう。
「【絶対至敗】ッ!」
「そんなもの俺がまともに食らうと思ったかァァァ! 奥義の強さ比べだァーーッツ!」
迫りくる膨大な雷電の力場に対して、逢坂は 三属性を凝縮した、鮮明な三色のオーラを纏わせた拳の連打を繰り出す。
「オラオラオラオラオラオラオラオラァーーッ!」
二つの究極奥義は激突し、辺り一帯に衝撃という余波を及ぼす。
激突の後、逢坂の拳の連打は徐々に松永の槍を押し返していく。
「どうだ! これが俺の『覚悟』の力だァァーーッ!」
「この技は俺のことを道具としか思わなかったクソ義姉ーさんのスキル……俺はああいう奴も超えて行きたいから、これを見よう見真似で使ったんだ……『覚悟』なら、俺にだって、お前に負けないくらい山ほどあるんだァァッ!」
未来を掴む。ただそれだけの信念を燃やし、松永は大槍への力を込める。
松永の覚悟を宿した大槍は逢坂の連撃を押し返し、二人の奥義は再び拮抗する。
「ウォォォォォーーーッ! 俺が、俺が勝つんだァァァーーッ! オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァーーッ!」
「これ以上、誰かに負けて、何もかも奪われてたまるかァァァァッッ!」
二つはお互いに意地を解き放ち轟かせ、決意を込めた奥義を激しく相克させる。
その果てにあったのは――逢坂に叩き込まれた大槍に満ちる雷が、青緑色に輝く様であった。
「ば……ばかなッ! こ……この俺が……この俺がァァァァァーーーーッ!」
逢坂は、松永の覚悟の一撃を全身で受け、両膝から崩れ落ちた。
そして逢坂は今にも消えそうな灯のような虚ろな双眸を、松永へ向ける。
この時、松永も松永で、文字通り使える力をほぼほぼ【絶対至敗】で使い切り、息も絶え絶えとなっていた。
彼女は大槍を杖にしてかろうじて立ち、逢坂を見つめる。
「ああ……惜しかったなぁ……あと少しで俺は何もかもに出し抜けたのによ……せめて、陽星の顔だけは見ときたかったのによ……」
「……貴様なんかに、そんな幸運巡ってくるわけないだろ……」
「幸運……か……それはてめーもだろう……」
「……何がだ……」
「……しょおおがねーなああ~~……この先の『最終決戦』、てめーが生き残って無事元の世界に帰れたとしても……てめーを待っているのは『真壁グループのゲス』どもだ……
……あったかい『母親』も、やさしい『姉妹』も、決してありはしない……てめーはいつまでたっても報われはしない、だろ? トツカ……」
「……そんなの、こちらの勝手だ……たとえ別の世界にあるとしても、俺は見つける……それ以上の安心していられる『居場所』を……な……」
「……そうか……なら……こっからはもっと……しんどくなるぜ……てめーは……」
そして逢坂は満足げに笑みを浮かべた後、そっと息を引き取り、うつ伏せに倒れた。
「……終わり、ですわね……」
逢坂雄斗夜。
ジョブ【勇者】
神寵【ロキ】
――死亡――
兵士と国民、合わせて十万人。
王都の住民の三割に相当する人々の命が、たった半日の間に奪われるという、この悲惨極まる騒乱は、ついに終わった。
父親と真壁グループという名の残酷な運命を乗り越えた奇跡の少女――松永充、あるいは十束十華によって。
【完】
話末解説
■登場人物
【逢坂 雄斗夜】
レベル:96
ジョブ:【勇者】
神寵:【ロキ】
スキル:【神威を滅すラグナロク】、【虚実を装うヨトゥン】
一年二組の男子生徒。石野谷一味の一人。奇妙な話し方をする。
海野や梶くらいの地頭を持ち、それを間違った方向に活用して常におふざけをかます道化。
ジョブは【勇者】で、長剣と短剣を使い分ける独特の剣術と魔法を織り交ぜる戦闘スタイルをとる。
神寵は【ロキ】。三種の属性の魔法、二つの【神器錬成】、【虚実を装うヨトゥン】による偽装能力、【海空を踏むロプト】による飛行能力、などなど、嘘みたいに多彩な能力を会得し、彼のトリックスターぶりを助長させた。
部活はサッカー部で、本人は彼らしくリベロを志望しているが、監督が『こいつはやらかしそう』と考えているため、なかなか実現しない。
ロキとは、皆さんご存じ北欧神話に登場する悪戯好きの神。
【松永 充】
レベル:32
ジョブ:【呪術師】
神寵:【バアル】
スキル:【絶対至敗】、【〇〇の世戒】
一年二組の女子生徒。かつての名前は『十束 十華』
有原の父親の命を奪った凶悪犯、十束貴史の実の娘で、事件後、真壁グループ社長に引き取られた。
その出自と、真壁グループ内での過激な『教育』により、他人とのコミュニケーションも滅多に取らないとても暗い性格であった。が、稲田の決死の行動に触発され、熱意と行動力を得た。
ジョブは【呪術師】。一定範囲に立ち入った敵にデバフを与える【結界】を展開できる。
神寵【バアル】に覚醒してからは、敵をより苛烈に苦しめるゾーン【世戒】を計十種展開出来るようになった。
この【世戒】と、おまけの雷属性生成能力と、大関から教わった基本的な格闘術で敵に打ち勝ち『未来』を勝ち取りに行く。
また、神寵の副次効果で顔とスタイルが一年二組トップクラスに整った。
バアルとは、カナン地域を中心に崇められていた嵐と豊穣神。聖書においては異教の神らしく批判される記載がある。
現代においては『バエル』の呼称でソロモン72柱の一人として悪魔と扱われている場合もある。




