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登場人物 8

 ・小畠 嘉寿男 (おばた かずお)

 6月30日生まれ。39歳。焼き鳥の造詣が深い。

 営業一課課長。瑠海との決別の後、気持ちを入れ直し仕事に励む。沙埜からの誘いに瑠海が来るかもしれない、と迷いながらも予定が空いていると返信した後、サシ飲みである事をバラされる。

 節操が無い彼だが、今回ばかりは踏みとどまった。沙埜の押しが強かったらどうだったのか。

 自分に寄せられる好意の本質がわからなくなり、無意識で泣いているところを沙埜に慰められる。無くした気持ちは取り戻せなかったが、その分、新しい考え方ができるようになってきた。歳は重ねても学ぶものが多い事に驚かされている。


 ・麻生 莉加 (あそう りか)

 6月30日生まれ。28歳。二課所属。

 小畠の単純な気持ちは『掴みどころが無い』と評される。莉加が不思議なのか、小畠が気づかないだけなのか。


 ・江口 瑠海 (えぐち るみ)

 12月25日生まれ。28歳。二課所属。

 沙埜からの誘いに小畠が来ると踏み、予定があると断った。予想は当たったが、瑠海の心中はどんな気持ちだろうか。


 ・四ツ谷 美希 (よつや みき)

 2月11日生まれ。22 → 23歳。一課所属。

 泣いているところを見られた和田に心配され、焼き鳥屋に誘われる。向き合ってくれない小畠への意趣返しでビールを飲み酔っ払い、帰りがけには歩けなくなり終電を逃す。タクシーで帰ろうとするが、心配してくれた和田を置き去りに出来なくて小畠と行った研修会場へと連行する。

 酔いと懺悔、罪と罰、色々な気持ちが綯交(ないま)ぜになり和田に抱かれる覚悟でいたが、逆に酒のせいにして安売りするなと窘められる。

 今まで周りが見えなくなり突き進んで来たが、和田のおかげで視野が広がり大きく成長できた。

 誕生花はガーベラ。花言葉は”希望、常に前身”。小畠が送ったピンクのガーベラは”崇高美”。


 ・和田 (わだ)

 26歳。二課の営業。先輩の意地を見せた漢。

 元気のない美希を見かねて先輩として、漢として話し合いの場を設ける。口から出た言葉で焼き鳥屋になったが、確かに評判の良い店であった。のほほんとしているが情報収集には余念が無い。

 美希と初めてを遂げるチャンスが到来するも、酒のせいでコトに至るのは良くないと判断し、美希と自分を諌めた。その結果は小畠よりも大きく美希に影響を与えた。下戸。


 ・日南 沙埜 (ひなみ さや)

 8月2日生まれ。21歳。くっつき虫。

 前回の小畠の様子が気に掛かり、瑠海と奈央を誘って飲みに行こうとしたが、瑠海も奈央にも断られた。何かあると踏んで奈央を問い詰めるが口を割らず、憶測から小畠と瑠海にナニかあったと思慮する。

 彼への好意は恋なのか憧れなのか、ただ単に甘えられるだけの存在なのかまだ整理がついていない。そのため、酒の力で思考を停止し、本能の赴くままに行動をしてしまう。

 泣いていた小畠を見て母性本能が働く。小さな身体で大きな愛を持って彼を慰めた。

 今回は抱かれる覚悟もあったが、小畠に甘えるだけで終わった。そこには瑠海の気持ちを少なからず考えているからもあるのだろう。


 ・伊藤 奈央 (いとう なお)

 26歳。男性。空気を読む天才。

 沙埜からの誘いを受けた時、咄嗟に瑠海の事を考えてやんわりと断った。が、沙埜は引き下がらず噛みついてきた。瑠海と小畠の事は隠し通すが、三年も一緒に居る沙埜には隠し事をしているのはバレていた。

 瑠海の肩を持ち、小畠の体裁を考慮し、沙埜を煙に巻く。


 ・マリ

 年齢不詳。ダーツバーの店長。

 奈央や沙埜の店の近隣でバーを営む。朝五時までが営業時間だが、その時間帯から同業者が飲みに来ること、マリ本人も調子に乗って飲んでしまうのが原因で、時間通りに店を閉めたためしがない。

 小畠を『カズ(にい)』と呼ぶ辺り、彼よりかは年下のよう。

「ところで美希ティー、なんであんな手慣れてたの?」

「じょ、女子会でお泊まりとかするのでっ!」

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