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登場人物 17

 ・小畠 嘉寿男 (おばた かずお)

 6月30日生まれ。39歳。歳を感じ始めた。

 営業一課課長。ましろの店でハメを外し、莉加に怒られながら誘導尋問的に”愛してる”と言ってしまう。誠の恋愛相談や楓の仕事の悩みなどには的確にアドバイスをするものの、自分のこととなると途端にポンコツとなる劣等感の塊。

 瑠海にやっとスカーフを渡したが花の由来を知らず、結果として瑠海を悲しませてしまった。あの時に瑠海が見ていたのは『ストール』で、描かれていた花は『スターチス』。瑠海は隣に展示されていた『勿忘草』に不吉な予感を感じ手に取るだけで店を後にしたのだが、気づかずに『忘れな草』の『スカーフ』にしてしまった。

 上手く噛み合わない二人の仲に気持ちが沈んだままでいたところ偶然、楓と鉢合わせ社会人として苦悩する彼女にアドバイスをし、一人にしておけず勢いでスタゲ会に誘う。金欠なのに見栄を張って部下達を引き連れサークル活動をする。面倒見が良い分、自分のことをかまけるクセがあり、まだ付き合いの短い莉加に看破される。そんな莉加に以前とは違う感情で惹かれはじめた。


 ・麻生 莉加 (あそう りか)

 6月30日生まれ。28歳。小畠と話すときは訛りが強い。

 営業職から販売職へとジョブチェンジ。研修が終わり売り場に立つ。小畠が他のオンナと飲んでいると激昂するが、後には引きずらず彼が反省したら許す寛大さも持ち合わせている。まだ付き合ってもいないのに彼を束縛しようとする。


 ・江口 瑠海 (えぐち るみ)

 12月25日生まれ。28歳。二課営業。

 突然の小畠からの誘いに嬉々として向かったが、意図を知らなかったとはいえ『別れ』を象徴するスカーフを送られ、不覚にも涙する。愛には貸し借りがある、求めてはいないとは言ったものの、彼を独占したい気持ちは募るばかり。


 ・四ツ谷 美希 (よつや みき)

 2月11日生まれ。23歳。一課所属。

 楓のスタゲ会に杏樹とと共に呼ばれる。春香からそれとなく楓のことを聞き、社内でも社外でも共通の友達になれるよう明るく迎えた。さりげなく座った小畠の目の前の席を譲らないところは相変わらずか。


 ・別所 杏樹 (べっしょ あんじゅ)

 5月28日生まれ。22歳。一課新卒。

 ”スタゲができる”だけの理由で飲み会に参加する純真無垢な新卒。飲めもしないのにビールを煽り絡み酒気味に楓と張り合う。スタゲに関わらず購入日にはクリアする廃人(ゲーマー)


 ・柏木 春香 (かしわぎ はるか)

 8月28日生まれ。24歳。一課事務。

 楓と話すを小畠を見て彼が気にかけていることを察知した。自然と会話が弾むのは彼女が接客業をしていたからか。せっかく楓が心を開き始めたのに今夜限りで終わってしまうことを懸念し、楓を含む同席者全員をサークルに誘う。バレエと新体操を経験し、縦社会にも慣れている様子。


 ・和田 慎司 (わだ しんじ)

 5月8日生まれ。26歳。二課営業。

 沙埜に会いたい気持ちが(はや)り仲村のOJTを早めに切り上げた。小畠の知らないところで足しげく店に通っており、沙埜とは下の名前で呼び合う仲にまで発展していた。連休に誕生日が重なるのであまり祝ってもらえないが、本人は気にしていない。


 ・神谷 楓 (かみたに かえで)

 9月18日生まれ。25歳。二課ラウンダー。

  新卒からCSへと配属されたが顧客からのクレームが楓に殺到し、社会人の基礎を作るため二課へ異動。田口は受け入れたくなかったが、大宮からの指示の為ラウンダーとして二課に置いている。生きること、働くことに興味が湧かず退廃的な毎日を過ごしていた。その理由は幼少期にある。

 ランチをしにコーヒーちゃんの店に行ったら小畠と遭遇し、なし崩し的に隣席へ。アレコレ構う小畠を鬱陶しく思っていたが、CS部の時の上長や田口と違う観点で仕事をしている彼に興味を抱き、勇気を出して近づいた。莉加が抱きついている写メを撮った際は小畠を『愚かなオッタル』と評していたが、彼の言葉から『光の神』へと改め皆を、自分も照らしてくれるも知れないと信じ二人の写メを消去した。酒は飲めない。

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