登場人物 15
◆メインキャラクター
・小畠 嘉寿男 (おばた かずお)
6月30日生まれ。39歳。ニブチンな狐。
営業一課課長。莉加と火曜会の再開を喜び勇んでいたところ、衝撃の事実を打ち明けられる。自分の中の莉加と実物の莉加とのギャップに大きな衝撃を受け、現実を受け止めきれず茫然自失するが、瑠海達に鍛えられた精神力で何とか乗り切った。幼少期に甘えられる環境ではなかったため、今でも人に頼ったり甘えたりすることが苦手。
莉加との関係を望んでいるが彼女がシングルマザーのため、過去の自分をまだ見ぬ莉加の子供に重ねてしまう。咄嗟に『ジャズバーに行きましょう』と口走ったことから執拗に莉加に迫られ、自分のポリシーを曲げてまで莉加とやり取りをする。横浜県民。楓は『オッタル』と称する。
・麻生 莉加 (あそう りか)
6月30日生まれ。28歳。地雷系の猫。
突然の呼び出しの後に、突然の告白。嵐のように全てを曝け出し、全てをなぎ倒した。普段の大人しさはどこへやら、本当の姿は小畠が感じていた『いたずらっ子』のようである。莉加の直感は鋭く、瑠海と小畠の仲を見破ったり、和田や元泉から情報が仕入れやすいことも認識して繋がりを保つ。『自傷行為』の痕があるため夏でも長袖を着用している。
小畠が『弾幕』と感じ怯えるほどメッセを大量に送りつける。その中には自撮りした下着姿も。自分とメッセをするため用に絵文字とスタンプを購入して小畠にプレゼントする。言葉から高知県出身と思われる。楓は『フレイヤ』と称する。
・江口 瑠海 (えぐち るみ)
12月25日生まれ。28歳。二課所属。
以前、大井の本職の会社で鉢合わせた莉加に『宣戦布告』を受ける。表面上は会社の人間として付き合っているが、過去に大井を獲られたことがあり、莉加の本質も見抜いているため、小畠までも獲られないかと焦りが見える。
・四ツ谷 美希 (よつや みき)
2月11日生まれ。23歳。一課所属。
杏樹の手先が器用なので手書きPOPを作らせたところ、思わぬ才能に感激する。自分が知らない世界のドアを開けられ、いつかのシンデレラは駆け足で新たな世界へと飛び込んだ。少女趣味。
・別所 杏樹 (べっしょ あんじゅ)
5月28日生まれ。22歳。一課新卒。
フワフワした気持ちで仕事をして早々にクレームを受け、改心して仕事に取り組む。と、思った矢先に美希からPOPを作ってと言われ、自分の得意分野で応戦する。結果、社内に戦争の火種を投下してしまった。二次元作家。
◆本社営業一課
-営業
・林原 誠 (はやしはら まこと)
4月11日生まれ。28歳。マリの彼氏?奴隷?
杏樹にネタにされたことは知らない。人間、そのほうが幸せなこともある。寧ろ知られたら面白みが半減するので、女子社員の口は貝のように固く閉ざされてる。杏樹は左側だと想定して描いた。馨と同期。
・大沢 彩 (おおさわ あや)
12月2日生まれ。27歳。営業。
ミリタリー系のスポーツ、ゲームが好き。特にドイツ軍に関する知識は豊富。莉加のことを『地雷』と称するあたり、見る目は確かなようだ。電光石火の右フックが得意技。馨と仲が良い。
・柏木 春香 (かしわぎ はるか)
8月28日生まれ。24歳。事務担当。
彩との全面戦争を避けようとするなど常識人。
◆本社営業二課
・和田 (わだ)
26歳。おしゃべりなアニオタ。
小畠に筒抜けとは知らず、莉加の本性を見抜けないままメッセで繋がりを持ち、小畠情報を悪気なく漏らしてしまう。こっそりと沙埜のお店に行っているのもバレてしまった。楓のことを心配するなど、下の者への配慮がしっかりと出来ている。楓は『ロキ』と称する。
・神谷 楓 (かみたに かえで)
9月18日生まれ。25歳。ラウンダー。
飲み会の時にもらったシアトル・カフェのカードを換金し、ゲームに課金する生粋の猛者。サボってイベントガチャを引こうと会社から少し離れたカフェ(コーヒーちゃんの店)に行ったら、小畠に抱き着く莉加達を目撃し、好奇心から咄嗟に二人の写メを撮ってしまう。
やる気のないことを心配した和田に、強制的に小畠の所へ挨拶しに連行され、自分が抱いていた小畠とのギャップに少しだけ心が動く。会社をヴァルハラと呼んだり、田口をヘイムダルと称するなど、北欧神話系のゲームにはまっている模様。莉加のことは『爆弾』と称する。ニヒリスト。
・元泉 馨 (もといずみ かおる)
4月3日生まれ。28歳。自信家。
かつて会議中に莉加から壮大な突っ込みを受け心機一転、No.1を目指して頑張った。誠とは同期。根っからの女タラシで、男から『かおる』と呼ばれるのが不快なため『けい』と呼ばせる。かおると呼べる人物は限られている。彩と仲が良い様子。杏樹は右側だと想定して描いた。勿論、彩は黙っている。
◆社外の人達
・大井 (おおい)
29歳独身。仲村の派遣会社の営業。
瑠海と付き合っている時に莉加が入社、莉加に浮気をして瑠海から乗り換えるなどチャラい様子。自身が経営する会社は飲食関係が多く、奈央の店の出資もしている。奈央の店でよく会合と称した会議兼飲み会を行っている。小畠と瑠海が偶然会った日も、仲村に関することで呼び出していた。小畠からは『狸』と称される。
・森 乙葉 (もり おとは)
11月27日生まれ。31歳。はるの彼女。
帰ってきた時の様子がおかしいはるを見てスグに対処する。いつもよりヘコんでいたので気分転換も兼ねて強引に外へ連れ出した。小畠から教わったことをはるに伝え成長を促す。
・塚越 はる (つかこし はる)
2月21日生まれ。27歳。乙葉の彼女。
美容院の店長と揉めて帰宅したところ、何かを察した乙葉に無理やり連れ出され、夜桜を見ながら相談をする。判断基準を自分の価値観で決めつけてはいけないことを教わる。