登場人物 10
・小畠 嘉寿男 (おばた かずお)
6月30日生まれ。39歳。女子力が高い。
営業一課課長。莉加が辞めることにショックを受け、更に大井と関係があったことに茫然自失となる。その影響で繁忙期なのにポンコツ以下にまで落ち込む。しがらみの無いましろに逃げて酒を飲む。同伴した後に優と三人で飲み、優の開けっ広げな性格と自分を重ね反省した。独りよがりなデートをしてしまったましろに謝罪を兼ねて再度誘った際、彼女の撮影会に参加し、芸術の世界に畏敬の念を示す。
現実逃避していたらバレンタインのお返しを買い忘れ、瑠海を呼び出し終業後に買い出しに行く。その後に二人でマリの店へ。拗らせ男子。
・麻生 莉加 (あそう りか)
6月30日生まれ。28歳。退職予定。
相談したいと持ちかけた理由は2つ、大井との関係を解消したこと、職場を離れても火曜会を続けて欲しいこと。四月から火曜会の再会の約束を取り付ける。
制服を着たら学生にしか見えない幼さ。
・江口 瑠海 (えぐち るみ)
12月25日生まれ。28歳。二課所属。
お誘いを断られ沈んでいたが、社内でたまたま会ってあいさつ程度の会話をする。含んだ言い方をしたが小畠は理解できていた。その後、やっと連絡が来たと思ったらパシリにされた。自分のためのお返しは考えていなかった小畠を詰る。その後にマリの店へ二人で向かい、マリの何の意図も無い言葉に美希を思い出した。
・優 ( すぐる )
39歳。独身。小畠と同じく女に弱い。
小畠にダメ出しされた彼女と話し合い、全てを理解した。悲しみと小畠への謝罪を込めて飲みに行く。酒が入ると饒舌になり、ましろをナンパするも撃沈。
・ましろ
9月27日生まれ。24歳。個人モデル。
莉加の相談に乗った後、小畠が店に訪れた際に勢いで同伴に誘う。誘ったのは小畠の哀愁に惹かれてなのか、草臥れた彼に元気を与えたかったのか。そのおかげで彼は気分的に若返りした。独りよがりなデートを反省した小畠から誘われた時、似たような香織と鉢合わさせてみたら面白いかも、と単純な理由でOKする。人のあしらい方が上手い。
脱ぎっぷりは良い方で、ヌードの撮影時に小畠の方が恥ずかしくなるほど。
・瀬名 香織 ( せな かおり )
1月10日生まれ。24歳。フォトグラファー。
ましろの友達。そのよしみで格安で撮影させてもらっている。まだ駆け出しのようで金欠気味。
ストイックで自分の興味があることしか動かない。小畠に似ている面も持ち合わせているようだ。
・和田 (わだ)
26歳。二課の営業。スキルの無いニンジャ。
バレンタインの日に死にかけたが、復活した模様。自慢気に新しく見つけた焼き鳥屋を小畠に教えるが、彼は既に知っており落胆する。誰と言ったかを聞かれ後輩とだけ伝えた。よもや同じ日に行ったことは双方が知らない。
・マリ
年齢不詳。ダーツバーの店長。
瑠海達と仲が良く、彼女達の周りや環境に過敏に反応する。瑠海に向かって”雪が降る”と言ったため、美希を連想させ瑠海と小畠の間に何とも言えない空気を生み出す。