4ワン レベル上げに来てみた
レジェには妥協と言う言葉がない。
美容に、健康、長寿、力、全てに置いてパーフェクトを目指す。
異世界を検索しては、美容素材採取に自分磨き、筋の通らない奴には制裁をと日々自分の世界にいることの方が少ない。
「今日は自分を鍛えるとするか、コボル、タマもついてきなさい。選ぶ世界は…ここかしら。」
「にゃー! ワン!(嫌だよ)」
聞く耳など持たずレジェは指先に力を込め、異次元をこじ開ける。
「ここは神の封印で私のステータスも…下がってるわ。
よしよし、訓練になる。」
自分のステータスに枷がかかっている。
このペナルティは神による物だ。
しかし神の所に行き、強制的に解除は出来るが修行にはならない。
このペナルティ状態で上がったステータスも反映されるのだ。
見抜く辞典を自分にかける。
名前 レジェ·オールラウンド 女 #$歳 レベル#$%
力 5000
魔 5000
体 5000
速 5000
寿命 半永久
状態 神々の封印(激強)
「全ペナ5000縛りか、結構厳しいのかわからないな。ちょうど良いところにスタンピードバッファローが。ライブラリーっと。」
名前 スタンピードバッファロー オス 8歳 レベル38
力 304
魔 114
体 380
速 342
「低っ、ま…まあ38レベルの普通のモンスターだからこんな所かしら?
…神様聞いてる?私のステータスこれ以上、下げれないのかしら?」
天から声がする
「抑えに抑えた結果が、それです。基本値が測定不可の状態でこれ以上抑えるのは不可と出ております。レジェ殿があんまりにも強すぎる為、今私達の世界が荒れていることもあり、これ以上揉め事を増やさない為にペナルティとして強さを抑える封印をさせていただきました。
多分無理やり封印を解除することは可能と思われますが、出来ればそのままの状態でいていただければ幸いです。この世界での出来事はこの世界で処理出来る様にならなければ世界の成長とならないので、そこの所よろしくっ!!あんまり強くない敵くらいだったら倒しても、世界の成長の妨げにならないと思うのでよろ!」
最後軽っ!!
「コボル、タマ、こちらの世界って問題あるみたいだけど手出し無用だってさ…せっかく負荷も体に良いくらいかかってるから良い訓練と思ったけど…まあ、何が起きているか調べてからどうするか考えましょう。」
「ニャー ワン(帰ってゴロゴロしたいです。)」
コボル達にの声もむなしく木霊した。
レジェは詮索する。
飛翔魔法は…制限はかかっていないみたいだ。
飛翔魔法で弱い敵がいる地域を検索し生息する敵が一番弱い村にやってきた。
「ここはキョジャの村、この世界で一番安全な村です。」
村の守衛が案内してくれる。
この街から情報を、得てから行動に出るとしよう。