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異世界行旅人 ~猫の守護霊と行く異世界セカンドライフ~  作者: ぱつきんすきー
<第2章> 異世界生活準備編
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<第5話> タマの異変! そして、


とりあえず今のうちに必要な物資の買出しに出かけることにした。


(異世界では食料とかどうなるか分からないからな。保存食とか多めにストックしとこ。)



自宅の玄関を出てガレージに向かい、車で出かけようとすると、頭の中でタマの声が急に騒ぎだした。


『フーッ! シャーッ!!』


「どうしたの? タマ?」


『怖いニャン。痛いニャン。怖いニャン。痛いニャン。怖いニャン。痛いニャン。怖いニャン。痛いニャン。怖いニャン。痛いニャン。……』


「え? タマ、どうしたの? 落ち着いて、大丈夫だから。」


『シャーッ! これは嫌ニャン。痛いヤツニャン。シャーッ!!』


「これ? 痛いヤツ? よくわからないけど、車が嫌だってこと?」


『嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。嫌ニャン。……』


「わ分かったから落ち着いて、今車から離れるからね。」


『フーッ! シャーッ!!』


(タマどうしちゃったんだ? 車が怖いってこと?)


とにかく車で出かけるのは中止にして、一旦自宅に戻ることに。


玄関に入り、車が見えないところまで戻ると、タマの騒ぎ声が静かになった。


「タマ大丈夫? どうしたの?」


『よく分からにゃいニャン。』


「え? よく分からないの?」


『よく分からにゃいニャン。』


(あれだけ騒いでいたのによくわからない? どういうこと?)


(記憶喪失? 何らかのトラウマ?)


(とにかく車が原因なのは間違いないし、このまま買い物に行ったら、間違いなく車を目にするだろうし……。)


「タマ、今日の買い物は止めておくよ、明日の状況次第でまた考えよう。」


『分かったニャン。』



結局その後は何もせず、というかタマのことが気になって何も手につかず、風呂に入って食事をとり、夕方には寝てしまった。



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