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異世界行旅人 ~猫の守護霊と行く異世界セカンドライフ~  作者: ぱつきんすきー
<第2章> 異世界生活準備編
5/78

<第3話> 一時帰宅! そして、

第3話以降は短くなります!


(第1話・第2話は長くて申し訳ございませんでした)


目の前には見慣れた自室のパソコン。どうやら日本へ帰還できたようだ。


時計を見ると、午後の2時3分だった。


召喚される前、パソコンの電源を入れようとしたのは午後1時過ぎだったはずだ。


(異世界召喚されたものの、実質1時間程しか異世界にいなかったのか。何か複雑な心境……。)


そんなことを考えていると、ふと自分のいでたちに目が行く。


(今更ながら、ジャージ上下にスリッパ姿って、これじゃ高校生に見下されて当然か?)


平日の真昼間にこの恰好ってことは、引き籠りオジサンとか、底辺無職野郎とか、

そう思われていたんだろうな、とネガティブ思考に陥っていると、ふとタマの姿が見えないことに気づいた。


「タマ? どこですか?」


『タマを呼んだかニャン。』


タマがお返事をしてくれたが姿は見えない。


「タマ、姿が見えないけど、もしかして日本では何か制限とかあるの?」


『お外に出られないだけでその他は問題にゃいニャン。』


「お外って、可視化するって意味?」


『そうニャン。』


「そっか、大きな問題がないようで安心したよ。姿を見られないのは残念だけどね。」


タマの状態確認ができたところで、今後のことを考え、身辺整理をすることにした。


(まずは、仕事、は個人FXトレーダーだから……、何の整理も必要ないな。)


サラリーマン時代なら挨拶やら引継ぎやら、大変だったろう。


仕事の整理は必要なかった。


(それじゃ、税金とか、光熱水費とか……、全て銀行引き落としだから、何の整理も必要ないな。)


(家も持ち家だから、何の整理も必要ないな。)


自宅の保持にも何ら問題なかった。


(それじゃ、後は……、独身で家族いないからそっちの心配もないし……。)


(あれ? 身辺整理、必要なくね?)


今後異世界に生活基盤を置くことになるが、元の日本でやっておく必要のあることは特になかった。


(何だ、基本異世界にいたとしても、特に今まで通りでいいんじゃん。)


(何かあったとしても、【ホームポジション】で一時帰宅すればいいんだし。)


異世界に召喚された中年ボッチの身辺整理は、何もせず終了した。



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