3話
早速みんなを集めて相談会をすることにした。
「ここに集まっていただいたのは各々の密かに溜め込んでいる不安やトラウマなどを吐き出し、1歩前身するためです。雪那くん」
「はい、長くなりますが僕の昔の話を聞いて欲しいです。僕は小学生の時まで明るくてどちらかといったら陽キャでした。」
みんなは驚きの顔を見せる。
失礼だろっと思うけどやっぱイメージはわかないよな。
「ですが、中学に上がると友達はみんな別々になりました。それから、いつものように友達になれそうな人に声をかけたんですがその時…「お前、女みてぇだな」って言われたんです。まぁ、名前も外見も女みたいなのはわかってるんです。でもそれを実際言われた時、僕は傷つきました。それにその後。その友達が俺を雪那ちゃんとからかうようになり僕は…内気な性格に変わり、陰キャになりました。また、からかわれたらと思うと怖くて人としっかり話せなくなりました。」
子奈は先輩の方を向き
「…そんなことが」と暗い顔をした。
みんなも同じ顔をする。
でも、ここはそんな顔をするんじゃなくて改善をって難しいよな。
そんな時、悠斗が立ち上がった。
「僕も、わかります。」
ゆっくりと雪那に近づくと話し始めた。
「僕も小学生の時に女の子みたいといじめられてました。友達もいなく助けも求められない時に氷くんが助けてくれました。僕はその事がずっと支えで今も氷くんのそばにいます。」
「そうだったんですか?」
雪那くんは顔をあげ悠斗の顔をしっかりと見る。
そんな二人を見てか陰キャ部の部員達が話し始めた。
「僕はアイドルが好きで趣味が会う友達と一緒に話してました。ですが、その友達に彼女が出来て僕は1人になりました。それから友達を作ろうと思いましたがアイドルについて熱く語ってる人というレッテルがはられてしまいみんな僕を避けていきました。」
「僕はアニメのキャラ、2次元にしか興味が出ません。3次元の現実では、話す気にもなれません。」
「私は本の世界に入ることで人との関わりを避けてました。実家がお金持ちなのでよくカツアゲをされ人はもう怖いです。両親ですら」
「僕は小学生の時に友達に、隠していた趣味がバレ、僕の周りには人が寄りつかなくなり僕もゲームをすることで人との関係を経っています。」
「言えなかったら言わなくて大丈夫なんですが隠してた趣味って…」
「ぐすっ、、ずっ」
さつきは泣き始めてしまった両手で涙を拭っている。
「ごめん、やっぱ言わなくて」
「ずっ、…女装です。」