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モテ期?いや、こんな日々  作者: 春香 光
ハラハラ文化祭
25/64

7話

放課後。


いつも通り解決部の部活をしに屋上に来ると既に三人がいた。


何故か雰囲気がおかしい、心が無理やり笑顔を作り俺に話しかける。


「部活やる?」


俺は「うん」としか言えなかった。


この雰囲気を変えるべく勉強会の日時のことを話した。


「日時なんだけど来週の土曜日に10時集合、秀の家には夕に連れてってもらおうと思った。」


「今、思ったの?」


「ははは」


「笑い方下手くそだねめっちゃ棒読み」


といつもの心に戻った。


よかったと思ったがほんとによかったのか改めて考える。


「勉強苦手だなー、私。」


「僕も…。」


「俺もだから。」


「頑張ろうよ。」


「おう!」


「とりあえず今日は部活どうするか。」


「一個提案なんだけど部室の前に箱置くのは?」


「どんな?」


「悩みとかそういうの来づらいんじゃないかな?」


「じゃあ、屋上もそんな来ないから昇降口とかどうかな?」


「じゃあ子奈の意見と心の意見の間をとってどっちも送っていうのでいい?」


「僕はいいと思うよ!」


「氷くんまとめただけだけどいいと思うよ。」


「私も賛成だよ!」


「じゃあ、箱を作るのが今日の部活でいいか?」


「「「うん!」」」


俺が職員室からダンボールをもらいそれをみんなで箱を2つ作り悩みなどを書く紙を再び俺が職員室に取りに行き余った紙の裏側を使えとのことなのでみんなで4等分くらいにして近くにダンボールに悩み用紙と張りつけ設置した。


「こんなもんかな?」


「いいんじゃない?」


「うん、いいと思うよ!」


「よくできたと思う。」


「よっしゃ、とりあえず今日はおしまい。かいさーん!」


「「「うん!」」」


みんなそれぞれバラバラと帰り出す。


そんな中、心は下を向きやはり何かありげに歩いている。


声をかけようと思ったがやめた。


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