6話
久しぶりの本屋に俺は胸を弾ませていた。
色々なジャンルに分かれている。俺はファンタジーのところに行き本を見る。
ラノベで異世界転生など最近は本を買ってなかったなと思う。
そんな中で気になる本を見つけた。
[出会いは運命]
なんとなく心が惹かれる。
その本を手に取り最初の1文だけ読んだ。
[その子と出会えたのは運命。]
そのままレジに行き買って家に戻り出す。
他に買いたい本などがあったかもしれないのに。
家に着くとさっきの本を取り出しまた最初から読み始めた。
運命の出会い、会うべきして会ったそんな感じがする。
俺は子奈が運命の相手なのか分からない。
未来では別の人と結婚してるかもしれない。
そんな怖さが襲ってきた。
考えないようにして秀にメールを送る。
"秀の家で勉強会してもいい?"
しばらくすると携帯が光り秀から返事が来た。
"いいよ、夕も誘っていいかな?"
"いいよ、ありがとう"
よし、このまま子奈と悠斗にもメールするか。
"悠斗、秀の家で勉強会やるんだけど来れる?"
"うん、行くー!"
"わかった、日時は後で"
悠斗に連絡し子奈にも送ろうとするがさっきの小説が引っかかる、俺が子奈を好きでいていいのか。
俺は何も考えずに子奈にメールを送った。
"秀の家で勉強会やるんだけど来れる?"
"うん、行けるよ!"
"日時はまた後で"
携帯の電源を落とす。
いや、変なことは考えない方がいい。
俺の気持ちが1番なんだ。
というか、日時って先に決めるもんだよな。
もう1回秀にメールしないと…
携帯を手に取り再びメールを送る。
"秀の家で勉強していい日があったら言って"
"来週の土曜日は大丈夫だよ、時間とかって"
"わかった、秀の予定に合わせるから"
"じゃあ、10時くらいでいいかな?"
"了解!"
これで日時も決まった。
このまま休みに入るから月曜みんなに伝えるか。
期末も終わったら冬休みか、お祭りあるな。
子奈と2人で行きたいな。