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このEDOはフィクションです  作者: 石依 俑
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肆之伍拾 モブ、いつものことながら自分のいる意味がわからない

「ところでスライムちゃん、聞きたいんだけど」

「僕は穂積だよ!」


 そう言えばそんなお名前でしたね。これは失礼しました。


「穂積ちゃん、君のアメノトリフネの加護ってなんなの?」

「説明しよう!」


 そう言って大僧正がノリノリで説明してくださる。ほんと解説キャラにしちゃってすいません。そんなキャラでしたっけ?


 「天鳥舟あめのとりふねの神と言うのはの、鳥之石楠船神とりのいわくすふねのかみとも呼ばれてての」


 出雲の国譲り神話の時に活躍したタケミカヅチさんが高天原から降りる時に乗った乗り物の神らしい。

 渋る大国主の逃げ道を塞いだり、大国主の息子さんを瞬時に運んできたり、地味ながら神の乗り物として活躍したらしい。


 だから乗り物の神ってなに? 飛行機の神社とか自転車の神社って聞いたことあるけどそういう感じなの?


「ひこうきやらじてんしゃは知らぬが天鳥舟命アメノトリフネノミコトはイザナギとイザナミの御子神じゃよ。この穂積がなぜ加護を受けたのかは分からぬがこれも縁だの」

「僕の加護は誰かと一緒に飛べるんだよ!それがえいちゃんならどうぞ愛してアモーレ!」


 相変わらずぶっ飛んでんな、この子。衛人関係になると自制心がどっかいくよね。

 こんな勝ち気美少女が色欲塗れだなんて誰も思わないだろう。俺は見てるだけでゲップ出そうだけど。頭の中の3Dデータ、いい加減に消して欲しい。


「この子も一応寅吉だっけ? 業が深いわねえ」


 深い溜め息を吐く呆れた顔のクマラさん。

 そうだよ、クマラさんがいたじゃん! 俺の正気を保つためにはお姉さまとの会話が必要なんですよ!


「ななくんもえいくんも、なんで那須まで来たか覚えてるう?」


 なんでだっけ?


「九尾が復活するのに狐巫女さんを取り込むのを阻止するためだ! 忘れてた!」


 あ、そんな話だっけ? 俺知らないけど?


「キツネって取り込まれるんですか?」

「取り込まれるというかあ、元の存在の九尾の一部に戻ろうとしてるというかあ。ほら、殺生石を見てみてえ」


 あ、殺生石らしき注連縄張った岩からキツネの下半身が生えてなんかバタバタしてる。


「わかりやすく取り込まれてますね」

若一にゃくいち様、今助けます!」


 衛人がなんかハアハアしながらキツネの足首を引っ張ってる。よく見たら袴の隙間覗こうとしてやがる。こいつ本物だな。あ、キツネ由来の黒い靄が衛人を縛ってる。あの呪いまだ効いてるんだな。


 大僧正でもクマラさんでもスライムちゃんでも誰でもいいですから俺がここにいる意味教えてください。


 お急ぎでない方、毛色の変わった此の物語をまだ読んでも構わぬとお思いの方、向後に期待してやろうという方、よろしければ更に下にスクロールして広告下の白星を「ぽちっと」押してやってくださいませんか。


「ぶっくまーく」などもお気が向きましたらお願いいたします。


 評価をいただければ、七海が喜んで通報をものともせずに五体投地でお礼に参ります。

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