表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このEDOはフィクションです  作者: 石依 俑
100/127

肆之弐拾伍 モブ、荒ぶる神使ーズを見る

 猫神使が威嚇し、キツネがオラつき、鳥さんがおらび続けるこの頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?


「平賀さん、何故こんな荒ぶる移動動物園みたいなことに」

「さあ? 時の権力者が狙われてるとわかったから、かねえ? 鳥はまあ土御門の式神だからわからんでもないが、猫様と若一にゃくいち様が殺気だってるのはなんでなんだろうな? 多聞たもんはわかるか?」

「少なからず町を整備した幕府に恩を感じたはるからとか? 神使の考えはることはようわかりませんわ」


 古参の寅吉二人が首を捻ってらっしゃる。俺を含めた三人が解せない顔をしていると、大僧正が解説を始めてくださった。


「なに、江戸が開かれた結果、この土地は神仏にとって実に整ったものになったのじゃよ。それこそみやこを超えるほどにの。江戸はいわば地上の楽土となったのじゃよ。その安寧を乱す輩にはどなたも慈悲を見せぬであろう」


 つまり神仏の居心地がいいから騒がしいやつらは許さない、と?

 江戸は神仏のリゾート的な場所なの? リゾートではしゃぐパリピを見る隠キャみたいな反発してるわけですか? こっちが神仏っていう絶対的強者なのに?


「今回の件はの、魔王が眷属を使ったわけでもなく、信徒に命じたわけでもなく、自発的に魔王復活を望む者どもがいる、というところが問題なのじゃよ。人界の問題ゆえ、神仏は手出しがそうそうできぬ。」

「えっと、つまり大僧正は下手に動けない、と?」


 たしか大僧正は半分仏だから人の問題には首突っ込めないんだっけ。


「少なくとも表だっては動けぬの」


 シャーシャーオラオラと荒ぶる神使ーズを見る。こっちはやる気満々だけどいいの? 神使ーズは半分以上神様寄りの存在でしょう?


「猫は産土神の神使であるゆえ、土地のケガレを祓うことを許されておる。先だっての鼠の件も土地の問題ゆえ対応ができた。氏子の七海に権能を使わせる間接的な形ではあったが」


 なんか抜け道的な対応だったのか、アレ。あの時はキツネはいなかったけど、今回は大丈夫なのかな。


「我らが作り上げてきた宇賀野御霊大神「うかのみたまおおかみ)の結界を揺るがせはさせぬ! 今こそ関八州稲荷神使の取りまとめ、若一にゃくいちの名を持って眷属に命ずる! 地上の安寧を乱す輩を監視せよ! キツネの名に賭けて仏と人に怪しい動きを知らせるのじゃ!」


 おお、キツネがやる気だ。聞いてると監視しかしない感じだけど。

 まあこの細腕で危ない連中に突っ込まれても困る。返り討ちにあって人質にされるのがオチだろう。

 キツネ巫女の捕縛とかキツネキング先輩が好きそうな絵面だな。縛られて凌辱待ったなしの場面とかフィギュアで作ってなかったっけかな。


 あ、キツネが股に尻尾挟んで怯えてる。また心読んでやがるなこの野郎。


「七海くん、いうたかな」

「あ、はい、三番さん。多聞さん? ですよね。なんですか?」

「キツネや犬って全部ネコ目やねんで」

「知らんがな」


 今そんなこと言われましても。

 お急ぎでない方、毛色の変わった此の物語をまだ読んでも構わぬとお思いの方、向後に期待してやろうという方、よろしければ更に下にスクロールして広告下の白星を「ぽちっと」押してやってくださいませんか。


「ぶっくまーく」などもお気が向きましたらお願いいたします。


 評価をいただければ、七海が喜んで通報をものともせずに五体投地でお礼に参ります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ