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リトリビューション  作者: セスラ
【一章】平凡な毎日
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ゼンマイ仕掛けの自分

これではまるで機械だ。

決まった未来を、わかりきった日々を送る。


流れ、終わり、また流れる。


それでも明日は来てしまう。


雨でも何でもいい。この時間を洗い流してくれ。



「また雨か」

梅雨(ツユ)に入ってから、最近は雨続きだ。

(ワズラ)わしそうに言い放ったが、俺は雨が嫌いではない。


いつもより暗い教室、蛍光灯の明かりがいつもより強く感じられる。

水分を含んだ廊下が、明かりに照らされ反射している。


世界の表情が変わったように。

俺の心に合わせるかのように。



「じめじめして嫌だよなー」

「お前はグラウンドで練習できないのが嫌なだけだろ」

「お!いい読みだ!」


とうに飽きたいつもの会話。

こいつと他の会話をする日は来るのだろうか。



「いいから席戻れよ、授業始まんぞ」

「ういー」



梅雨が明ければ夏休み。

遠慮なくバイトができる期間だ。


母の為にも、少しでも沢山稼ごう。

今年の夏は、例年より暑くなるそうだ。



そして俺の夏は、例年より退屈なモノになりそうだ。



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