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リトリビューション  作者: セスラ
【二章】許された幸せ
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無い物ねだり


アキさんはとても素敵な人だ。

何故だろう。まだ親しくもなっていないのに。



「ありがと、また送ってもらって」

「いいですよ、夜道は危ないですから」


短く言葉を交わし、お別れをした。

また会いたい。以前より、強く思えた。




――――カチッ。

『バイトのシフトを増やしてもらえる』



「え…?」

また未来が変わった?


彼女を通すと演算が狂う。

それは分かっていたが・・・


どうやらアキさんは【未来演算】にスモークをかけるだけではないようだ。

「未来を(ボカ)す存在」ではない。

だとしたら、まさか。



「未来をリセットする存在・・・」


信じられない。決まった未来を変えられるのか。


未来を捨てた存在だけが成せる事。


「とんだ皮肉だな」

(スガ)った者には決まった未来が。

捨てた者には自由が。


神様は相当歪んだ性格をしているようだ。


なら、俺は「どっち」だろう。

捨てた未来に、また(スガ)った俺は。





俺の未来は既に・・・。


決まってるんじゃない―――?



二章終了(予定)です。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます!


もう少し続きます。

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