不良少女の生きた道 ショピング
13話です。
有り難うございます。
アスカに頭を掴まれたチンピラ二人の頭蓋骨からピキリと枯木が踏まれ鳴る様な音が路地裏で鳴り響く。
アスカはチンピラの頭部を使った倒立の状態のまま、弧を描きつつ、チンピラの背後に、自身の身体を倒して行き。
「ぐっが!?」
「がっふ!?」
足の両膝を折り曲げ、そのままチンピラ二人の後頭部に。容赦なく膝蹴りをぶちこんだ。
「くすっ・・・楽しいな・・だが・・・まだ少し足りないな・・・」
アスカはもっと楽しませろと言う様な笑みを作り。そのままアスカの容赦のない暴力は続いた。
膝蹴りを入れた頭部から、両手を離し、地面に足が触れる前に空中で素早く腰の軸を左に回転させ、左足の踵で、右側のチンピラの頭の右こめかみに、後ろ回し蹴りで蹴り飛ばす。
「ひぃっ?!がっ!?ー・・・・」
「うぁっ?!がっ!?ー・・・・」
こめかみを蹴られたチンピラの頭は、左側にいた仲間の頭にぶち当たり。重たい音を頭に反響させながら、二人のチンピラはアスカに同時に意識を刈り取られた。
「……」
そして、意識が無くなった二人のチンピラをアスカは見下ろし。
「……遊べて、楽しかったぞ……お前ら……あは、あはは、アハハハッ!?」
アスカは笑った。自分が楽しいと思える事をして心の底から楽しそうに笑った。壊れた様に笑った。狂った様に笑った。自分を蔑む様に笑った。自分の愚かさに笑った。
そして。
「あははは……あは…は…あっは…はは…はーー」
笑う声は次第に消え入りそうな程、小さくなり消えて行った。
「……何でだろうな、本当に楽しめて。嬉しい筈なのに・・・子犬と・・・家族に・・・なれなかった事ばかりを考える……ギリッ」
アスカは自分にとって楽しい事をして、子犬がなくなった心の隙間を埋めようとしたが。埋らなかった。それ処か、もういない子犬の事を、女々しく口に出した自分に、苛立ちを覚え、八重歯の歯を噛み鳴らす。
「……あっ……れ?」
アスカの瞳からはいつの間にか、溢れていた水滴がポタポタと地面に落ちた。
雪が優しくその水滴を受けとめる。
「……あ、うぅっうぅこ…の…あっ!うぅうっふっ・・・ぐっ!ぐっ!!・・・はぁー・・ひっくぐっ!・・・ふぅー・・・ひくっ!」
いつまでも泣き続けるアスカは、誰かに助けを求める様に、何かにすがる様に、母親の形見のスカジャンの両腕を両手でぎゅっと掴み、涙を堪え、声も堪えていく。
「ッ!?、泣いても仕方ないだろ!?あの子犬はもういないっ!?。ひっく……!、子犬1匹死んだくらいで何を泣いている!お母さんも死んだ!一緒だ!命あるものはいつか死ぬ!そう世界は出来ているんだ!だから、嘆くな!」
泣き事を言う自分自身に我慢が出来ず己に言い聞かせる様にアスカは声を張り上げ自分に叱咤し喝をいれた。
本当に私は最悪だな、泣く事も最悪だと思ってる……でも、この世界は恵まれた世界なのに何故、私を満たしてくれない?。
一番楽しい事をしたハズなのにもういない子犬の事ばかり気にしてしまう……私は矛盾してるのか?。
満たされ、満たされない世界、物足り物足りない世界、欲望の数々が渦巻く世界。
私にとっての……私の世界はそんな世界なんだなきっと…………本当にそんな世界が私の世界なら、私の世界は最悪な世界だな……なら……それなら……。
私はこの最悪な世界で私自身も最悪になろう。
この時のアスカは知るはずも無いが。
亡き母親が神社でアスカに言った様な言葉を。
心の中で知らず知らずアスカも口にしていた。
満たされ、満たされない、物足り、物足りない、矛盾した欲望の数々、それはとても最悪で生きづらい世界だ。
もし世の中がルール、規律に縛られていなければ。
子犬はまだ生きていただろう。だが、それもまた矛盾している。
ルールや規律がなければこの世界は成り立たない。
ならどう生きれば・・・どう接しアスカにとっての、
この最悪な世界にどう向き合えば良いか、これもとても矛盾した事だが・・・
生きると言う事は難しいが難しくない、世の中は欲で出来ているのだから。
気に食わなければ潰せば良い。
好きな様にして生きれば良い。
好きな事を探しすれば良い。
アスカ自身が思うこの世界が、最悪だと自分なりに考え行き着いたのなら。アスカ自身も最悪になり、最悪で世界を楽しめば良い。
それだけの自由を、アスカは、人は、持っているのだから。最悪な世界を自分なりに考え、行動し、自由に生き己の世界を楽しめば良い。
良い人も、悪い人も、人間は例外なくそうやって生きているのだから。
「ふぅーーひっく!、ふぅー……決めた」
アスカは顔を上げ息を吐き涙を止め。一呼吸し。決めた。
それは。
「私の1番は戦う事。2番は子犬の思い出。後は私の好きな事をやりたい事をして行く。気に食わない、気に入らない物はぶっ潰す。私にとっての最悪もぶっ潰す……!」
これで良い。
シンプルで良い。
この矛盾した最悪な世界で、最悪な私が楽しんでやる。それが私の生きる道だ。
アスカは世界に叫ぶ様に覚悟を決めた。
この腐った世界でどう生きるかの覚悟を口に出し決めた。
そして風の寒々しい風がアスカを包むようにアスカを通り抜けて行く。
「……くしゅん……んっ、なんかスースーする……な……あっ、ボロボロだったな服……眼帯もないし…あー……義眼もなくなってる……あ、そうだ。明日は街に買い物に出掛よう。明日は色々とする事も山積みだから。丁度良いかな……」
明日、何をするかを決め。
アスカは白い雪を強く踏みしめながら路地裏を出た。が。アスカは直ぐに立ち止まり。
「……あ、そう言えば、明日の用事に取り掛かる前に。今から終わらせないとダメな用があったな……」とアスカはそう呟き。
止めた足を動かしまた走り出した。
その後、路地裏でアスカに八つ当たりをされたチンピラ達は。自分達が絡んでいた、サラリーマンに警察を呼ばれていた事で、チンピラ達は御用となったが。チンピラ達全員、意識が朦朧としており。大怪我を負っていた為、病院に連れて行かれた。その後、誰に、どんな人物と揉めたのかと、警察は事情聴取を取ったが、チンピラ達全員の記憶が、綺麗に丸一日分、消えていた。
そして次の日ーー
昨日の晩で雪が降り積もった大きな街並みでは、多くの人が白い息を吐きながらも休日を満喫していた。
「……はぁ〜っ……昨日より寒い……」
霜がかるガラスの窓がその街並みの景色を映し。よりそこが都会なのだと思わせる。
「いらっしゃいませ〜」
「……あったかい……」
スカジャンを着て赤いマフラーを首に巻き、外にショピングに出掛けたアスカは、ぬくぬくと暖房が効いている書店に来ていた。
「……何か面白い本か小説無いかな・・・?、モフモフ動物モッフン物語はもう見て読んだしな・・・んー……んっ?」
モフモフ動物モッフン物語とはライトノベルトとは違う、小説ではあるのだが。
ほぼ始めから終りの5ページを残す全ては挿絵である。
これを小説と言って良いものかと議論され。
漫画だと言われ続けたが何故か、小説と認められ。
今ではアニメ、グッズが出る程の超人気小説である。
物語の内容はモッフンがひたすらにモフモフ言いながら。
毛並みの良い他の動物にモッフンする物語である。
兎に角キャラが全てモフモフして愛くるしいのである。
そしてアスカはモッフンに共感を感じ其を見て読んでいた。
「あれは……何だ?俺の不良?」
そう言えば、あいつら不良って言ってたな私の事を……不良ってなんだろ?
「よっ! ほっ!」
アスカは本棚の高い位置に有る一冊の変なタイトルの本に気付き。
その本を取ろうと、手足をピンと伸ばし、背伸びしながら。一冊の本の隙間に指を入れ取ろうとするが。その指が引っ掛かりそうで、引っ掛からず。
アスカは何とか指を引っ掛けようと、体を揺らしそれを取ろうとするのだが。
今日履いて来ていた、
腰ベルト付きの赤いミニフレアスカートも、連動し大きく揺れ動き、そこら覗く黒いタイツのお尻の曲線がチラチラと見え。老若男女共に十人十色の考えで。
「あらあら」「まあまあ」「あの子パンツ見えちゃうわよ?」と、「元気な子じゃな〜ふお、ふお、ふお」「よし!パンツ見えそう!」「あの子可愛い目の保養になる」と言った心配や不純な視線がアスカのタイツに容姿に動作にそそがれる。
しかし、跳べばアスカなら簡単にその本を取れるのだが。
「跳んだら負けた気がする、跳んだら負けた気がする・・・!」
元々、本来強がりな感情が素で其を拒む。
「よっ!、とっ!、とれた!・・・ふぅー・・んっ・・」
本が取れ姿勢を戻した後
アスカを見ていた人達にアスカが気付き。
「“何を見てる……何かようか?”」とロシア語で睨みながら聞くと。アスカを見てい人達は何を言われたのか理解していないが。その言語と睨みで外人の怖い子だと思い。目を泳がせ散々にその場から、わらわらと離れて行く。
変なやつらだなぁ・・・それよりも、これはなんだ……?
取った本を見てみると。
「・・・俺の不良バイブル・・・?」
その本をペラリと開き読んで行くとアスカは目を見開き読み始めた。
アスカは時を忘れその本を読み切った。
そして静かに本を閉じた。
「……不良……俺で……バトル……汚い言葉……これは色々と使えそうで良いな」
この、俺の不良バイブル名前の通り不良の聖書である。
ライトノベルでも小説でも漫画でも無い、その名の如く聖書である。
文字が汚い言葉で埋めつかされた聖書である。どう考えても聖書では無いが、
この本は不良達には大絶賛な本である。
この本の最初のページの内容はこの様になっている。
不良になる為のステップ1
私、僕の1人称を俺に変えよう、舐められたら終わりだぜ?。
性別が女の子なら生意気に見られて、バトルが増えてしまうかもだぜ!?。
ステップ2
相手を威嚇する為の汚い言葉など、このバイブルに書いてあるから読むんだぜ?。
それを覚えれば喧嘩を売り放題!!、君の明日は明るいぜ!?。
ステップ3
でもでも、ヤッパリ先ずは見た目だぜ?、服を自由に改造しようぜ!?。
アドバイスは君のセンスに任せるぜ!?、でもでもなるべく。
カッコよくクールに決めようぜ?。
ステップ4
行動で憎い彼奴に嫌がる様な事をしようぜ?。
そうすれば君も世界のつま弾き!?。
でもでも、相手は選ぼうぜ?。
間違ってもコワーイお兄さんには嫌がらしたらダメだぜ?、ダメだぜ?。
ステップ5
普段でも少し生真面目な君へ、時にはふざける事も大事だぜ?。
軽いノリでたまには、ふざけようぜ?それが不良の醍醐味だぜ!?
不良ライフを楽しもうぜ!?
と最初のページはこの様なふざけた内容だが。
奥へ奥へ、ページ数をめくり先を進めると。
ふざけていた様な最初が嘘に様に消え。
書いてる言葉は汚い言葉だが、本気の文字で真面目な感じで。
不良の極意やら、喧嘩を売るコツやら色々な事がマジの内容が書かれている。
書いてる言葉は汚い言葉ではあるが、間違いなく不良にとっては聖書である。
因みにこれを書いた人は、元ヤンの女性である。
アスカはその本を読んで気に入り。
静にそっと手に持ちその場から移動し店内を歩き始める。
どうやら幾つか、この本に思う所が有ったらしく、凄く嬉しそうにしている。
その証拠に。
「くすっ・・ふふふ・・あっはは」
無表情な顔をホクホクさせ、八重歯が見えるくらい口をニヤケさせ。
少女がしちゃあいけない悪い笑顔で笑っていた。
「もう、面白そうな本は無いかな……ん?あそこのコーナーは何だ?」
アスカが店内を歩くと、背に大きなリュックを背負った多くの大人達が立ち読みで小さな本をガン見していた。
……ちらとアスカは横に目をやると、本棚の脇にライトノベルコーナーとっ書かれた宣伝用の看板が置かれていた。
「ライトノベル・・・・?」
アスカはライトノベルなる物を知らない。
アスカは興味を引かれその場所に行き適当に小さな本を取り上げぴらっと本をめくり始めた。
「なあ、見ろよ、金髪のすげえ綺麗な子が来たぞ・・・」
「何しに来たんだろ?俺達の聖域に・・・」
「確かに美少女だね。でも何で眼帯何てしてるんだろ?目を怪我でもしてるのかな?それか、オシャレかコスプレかな?」
「ねえ、あっちに入る子見てよ、めちゃくちゃ可愛い、外人?ハーフかな?」
突然場違いな金髪のとてつもない美少女がオタクワールドに来た事で男と女のオタク達は驚き横目でチラチラとアスカを行動を伺い始めた。
「異世界?………」
オタク達の熱い視線を向けられている当の本人はライトノベルに集中しペラリペラリとページを進めて行く。
「……ふんふん、ふむふむ……っ!“凄い!凄いぞ!?ああ!嘘だろ!?あっ!!そう言う事か?!”」
アスカはその本の内容に驚き。
意識せずたまに出るロシア語で声を張り上げながら。興奮した外国人の様にハッスルする。その姿ははたから見れば少し滑稽である。
「ぶほっ!?・・あ、あの子、面白いな
てか、ハッスルしすぎだろくっくっぶほっ!!」
「あんなに凄い美少女なのにな・・・ぶっふっー!ギャッ、ギャップがすごい……」
「でも、あれ異世界物のライトの人気のないやつだよね?何が面白いんだろ?それにあのライトノベルって……結構ピーな過激なやつだったような……」
「そこら辺はそっとしといてあげよ、思春期でそういう物に興味が湧いてしまったのかもしれないし……暖かい目で見てあげよ……」
オタク達は本で顔を隠しながら、アスカの可愛らしさに身悶えし笑いを堪える中、アスカはこの時、興奮し本の世界に意識が入り込んでいたのか、笑い声や視線に気付かないまま
ライトノベルを1冊読みきった。
「……ふぅ……“これは凄く良いものだな”」
余韻に浸るアスカ。
「これも欲しいな・・・買おうかな……んっ?」
他に変わった本はないかとアスカが首を回すと、自分を珍しそうに見るオタク達にアスカやっと気付いた。
「何だ?何を笑ってる・・・?」
答え様によったら潰すなどと頭の中でぶっそうな事を考えつつ、何故こちらを見て笑っていたのかをオタクの一人に睨みを控えめに聞くアスカ。
「あっ日本語話せたんだ、あの子・・・」
「聞かれたあの人、何って言うんだろ?」
「あ、ごめんね・・・いやねー、あなた見たいな、オタクでも無い様な子が、それを見てるのが面白くって、つい、笑ちゃったの。他の人は何で笑ってたのか分からないけど、私はあなたがそのライトノベル読んでる姿が。その、可笑しくってさ。それに、そのライトノベルを手に取る前にその表紙を良く見てみた?押し絵も?ふふふ」
「ん、表紙に押し絵・・・?。これがどうしたんだ?裸同然な服の女の絵だけど・・・?」
だから何?だからどうした?と言った眼差しでアスカはオタクな女性に聞くと。
オタクな女性は、この子何も知らずにこのライトノベル読んでたんだと分かり複雑そうな顔でこう言った。
「え〜とね、それは別に18禁じゃないけど、あ、18禁て意味、そもそも分かるかな?。あーどう言えば良いんだろう?えーと、そのライトノベルね、ライトはライト何だけど、主人公女の子が過激でね……あ、過激だけだと意味が伝わらないよね。……その簡単に言うとね……スっごく過激的なエッチな事ばかりするんだけど……」
「ぶほっ!」「げほっげほ!」「ごほん!ごほん!」とアスカとオタクな女性の話に聞き耳を立てていた人達からむせる咳が飛びかい。
「おい、おい、直球うぅぅ!に言い過ぎだろ」「あの女の子。エッチな物を読みたくて、あんな事言って……誤魔化し紛れに、知らない振りをしてるかもしれないのに……」「あんな言い方をしたらバレていたんだと気付いて、あの女の子。恥ずかし過ぎて死んじゃうよ!」「誰か助けてあげてええええ」と言う声も辺りからささやかれ。
オタクな人種達の視線はアスカから目を離し。うろたえた様に視線を宙に彷徨わせた。が。アスカの一言でオタクな人種達の目線はアスカに舞い戻った。
「ん?18きん?エッチ?何だそれは?初めて聞いたぞ……?」とアスカが凶悪な可愛らしさで小首を傾げ聞き返したからだ。
もうこの時点で店内に入るオタク達は悟った。ああ、世の中にはまだこんな汚れを知らないウブな、嫌、ピュアな心を持った子がいるんだなと。
アスカの凶悪な可愛らしさを眼の前で拝み、聞き返されたオタクな女性は、え?嘘この子18禁どころかエッチの意味も本当に何も知らなくてこのライトノベル読んでたの……!?と頭の中でリピートしたが。オタクな女性は口ではそれを言わずポロっと違う言葉が出た。アスカから目をそらし身悶えしながら。
「この女の子掛け値なしのピュアだ!」
どっと周りから笑い声に近い声があふれ、その羞恥心を煽る様な声はまだ小学生のアスカに波の様に迫った。
「何がそんなに……可笑しい?っ~~~」
アスカは表紙を見て不思議に思う。女の子が裸同然の服で表紙や押し絵に書かれていても、戦う場で動きやすい格好で戦いを繰り広げているのだと思って気にしていなかった。
それどころか、戦う話以外をアスカは無視していた。そもそも、アスカは卑猥な言葉を知らない。アスカの周りには卑猥な言葉で喋る人物などいなかったのだから、知らないのは当たり前であり、当の本人は過激な卑猥な言葉が書かれていても、押し絵に過激な描写があっても。何これ?何言ってるの?何してるの?状態で全く理解できず、アスカは過激な部分は全てスルーしていた。卑猥な知識が全く無いのだから。
それで、アスカはただ単純に、純粋に、異世界で魔物と戦う場面だけに興味を引かれ読んでいただけなのだが。
教えたオタクも周りのオタク達も笑っていた事に。
何故だかモヤモヤした気持ちが、顔を真っ赤にさせた。
アスカはその本を置きその場を離れた。
普段のアスカならそんな事は有り得ない事だが、チッとも気にはしないのだが。潰すのだが。
アスカはモヤモヤした。
その気持ちにモヤモヤした物に、アスカは訳がわからず気持ち悪い感覚に襲われ。不快を感じ、さっさとレジに行き俺の不良バイブルだけを買って店を出て行った。
オタクな人種達はアスカの背を暖かい目で、「汚れを知らない子のままでいてね〜」と見送った。
「……何なんだあれは、うう、気持ち悪い。でも、あれは面白かったな異世界で魔物と戦う所が凄く面白かった……でも、変な押し絵と、まだ、汚れを知らない私の蕾に魔物の液体がドクドクと注がれた。とかは何だったんだ?毒でも盛られたのか?意味が分からないからスルーしたけど、まあ、良いか、今度ネット知恵袋で質問して聞いてみよ。あのライトノベルって言う本も他にもある様だし今度気に食わないけど変装でもして買いに行こう、あいつらの目が何か気持ちが悪いからな。んっそうしよう・・・」
後々のアスカは、一般常識程度の卑猥な知識をネットの知恵袋で知るが、「へー、ふーん、それで?」と言った具合で別段、エッチな物にはアスカは興味を示さなかった。
だが、オタクと言う人種がどういう物なのかもネットでアスカは調べ、ライトノベルに興味を示した自分はあのオタク達と一緒の人種なんだと勘違いした。だが、その程度の勘違いなら、何時でも後戻りできた筈だか、アスカは、逆に開き直り、アスカは隠れオタクの道を突き進んだ。
そしてアスカはオタクの事は毛嫌いするが、ライトノベルに興味を持ったアスカは。夜な夜なライトノベルを買い漁る様になるが、それは、また別の話で語られることは無い。
「・・・・次は服買いに行こうかな・・・
黒いサスペンダーも欲しいし、サスペンダー付きの服も欲しいな・・・」
アスカのショッピング廻りはまだ続く。
13話終わりです。
お疲れ様でした。




