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賢者の息子と呼ばれても  作者: 夜夢
閑話:其ノ三
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用語集:其ノ三

 こちらでは、本作「賢者の息子と呼ばれても 」やその人物紹介で出てくる用語を提示させて頂きます。

 まず原則として、『間章ノ三~第三十四章』までの内容と『人物介 其ノ三』の時点で提示されている事項、それと『其ノ一』、『其ノ二』で記述し忘れた数項目等を記述する形式とさせて頂きます。

◎ 登場する国家・組織


 ● セオミギア大神殿

 ――『用語集:其の一』を参照――


  ・書院

 ――『用語集:其の一』を参照――


   ・大書庫(書院大書庫)

 セオミギア大神殿が保有する施設の一つで、神代紀から現在までのありとあらゆる記録や文書等の様々な書物を所蔵している。地上二階・地下十階程度と言われており、内部構造には不可解な点が多々存在する。

 セオミギア大神殿建立以前――神代紀の頃から存在していた施設と伝えられている。



◎ 登場する種族・民族


 ● ヴァーラグ

 炎の妖魔族とされる亜人種。北方大陸および東方大陸の山岳地帯(特に火山地帯)を中心に分布している。

 人間の倍近い筋骨逞しい体躯を持ち、炎の如き蓬髪と湾曲した大きな角を有する姿をしている。その体躯に相応しい凄まじい膂力を持ち、炎の纏う能力や炎への耐性等を保有し、“炎の精霊魔法”への適性も高い。

 その性状は非常に攻撃的であり、周辺の妖魔族を従える例も見られる。“最強の妖魔族”の一つとして恐れられている。


  ・ アーク・ヴァーラグ

 ヴァーラグ族の始祖種とされる存在。第一紀の末期――“神魔大戦”に伴う混乱の中で絶滅したとされている。

 皮翼と長い尾を持ち、全身を炎で包まれたヴァーラグと言った姿をしていたと伝えられている。一般的なヴァーラグよりも膂力や魔法適性・知性等は遥かに優れており、それに加えて翼による飛翔能力を有する。

 妖精族全体の始祖とも近縁な存在であるとされ、“神魔大戦”の折には様々な“妖魔族”の将帥として活動していたと伝えられている。



 ● ホムンクルス

 魔法生命体の一種で、人間の血や体液を基に“帝国魔法(編纂魔法)”の技術で創造された人造生命を指す。

 基本的に、メレテリア世界の“生物”(=メレテリア世界の正式な住人)として、神々から認定されていない存在とされている。


  ・ 召喚の器インカーネイト・ミディアム

 ホムンクルスの一種とされる存在。

 基本的に顔の無い人型の白い肉塊と言う姿をしており、“屍霊魔術”で召喚される亡霊や“召喚魔術”で召喚される邪霊等の“霊的存在”が憑依する肉体として用意される。

 “霊的存在”が憑依することによって、その容姿や能力を対象の“霊的存在”のものへと変化する機能を有している。



 ● ノーブル・ドラゴン(公竜)

 竜族の始祖種に該当する幻獣種にして神族に区分される種族。“六大竜王”の鎮座地を中心に、世界各地に点在して分布する。

 外見は、一般的な竜族(ドラゴン)よりも数倍から数十倍の巨体にして、大小三対から六対の角を有する(ドラゴン)と言った姿をしている。その巨躯に相応しい強力な膂力や身体能力を保有しつつも、高い知性や魔法的能力も保持している。

 “六大竜王”の直系子孫であり、総じて“六大竜王”の司る“精霊力の均衡”の役割の一端を担っている。この為、竜族や亜竜族等にとっては神々の一種として崇拝の対象となっている。

 また、人間等と相対する場合、半竜人に似た人型形態を取る能力を有する。このことから、その正体を知られずに人間等から土地神等として崇められている例も見られる。



◎ 登場する特殊な武具


 ● 銃

 古代紀の西方大陸(アティス大陸)において栄えた“アティス機械王国”で創造された魔法機械武器の一種である携行射撃武器群。攻撃魔法等の魔法を発射する“魔法銃”、魔力を推進力に転換して弾体を射出する“魔力銃”、火薬の爆発力等で弾体を射出する“火薬銃”の三種に大別されていた。

 しかし、古代紀の終焉となった“第二次大災害”の際、他の魔法機械類とともに地上に残存する物は悉くが破壊・破棄されている。この為、第三紀においては西方大陸(アティス大陸)の古代遺跡に封印されている際に稀に発見される物のみしか存在しなかった。

 物語の時代である人歴31世紀には、西方大陸(アティス大陸)の一握りの魔法機械技師によって“火薬銃”が再現され、若干数生産されている。


  ♦ 剣撃ちの魔力銃(ソード・ブレイカー)

 ラティル=コアトリアが愛用する魔力銃。彼(彼女)の活躍にちなんで近年この銘で称されるようになっている。

 ティアス=コアトリアの友人の一人であるミゼル=ヴァンゼールが、(ティアス)の為に作成して贈った魔法機械武器であったが、ティアス自身に適正が余りなかったこともあって、ラティルに譲られた経歴を持つ。

 基本形状は前腕程度の長さの銃身を持つ後込単発式の大型拳銃型の“魔力銃”であり、補助部品(オプション・パーツ)の取付けや機関部の術式(プログラム)の調整によって、射程は短いものの速射性に優れる“近接戦仕様”、高い消費魔力量や連射性の低さはあるものの長い射程での狙撃を可能とする“長距離狙撃仕様”等の切り替えが可能となっている。使用者の保有魔力に比例した威力を持つ銃であり、取り扱いにはその威力に比例した反動を抑え込む腕力を要求する。

(この為、高過ぎる魔力に比して貧弱な腕力となる“女性体”時のラティルは、この銃の使用を控えている。)



◎ その他


 ● 上位種

 メレテリア世界の亜人・幻獣と称される諸種族の分類の一つ。ある種族に含まれる幾つかの亜種の中で、総合的な能力が特に秀でているとされる亜種の一群を指す。


  ・ 始祖種

 諸種族の上位種に区分される亜種の一つ。神代において各種族が分化する最初期の姿や能力を保有する亜種を指す呼称。

 上位種に分類される亜種群の中でも、非常に優越した能力を保有していたとされており、特に魔法的能力や知性が高かったとされる。しかし、その殆どが“神魔大戦”の混乱の中で絶滅している。



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