あとがき?
ふう~
長い長ーい時間を経て、やっと最終話ができました!
この小説の相応しい結末を考えるために、かなりの難産でした。
どんでん返しなしとタグを付けつつ、やはりちょっと予想外な展開がほしいから、
作中にずっと触れていない部分を書いていました。
これも一つの叙述トリックですよね......正直、できるだけ使いたくなかったですが、
このエンディングになら、一番開放感があっていいなと思っていました。
それに、ちょっととある少年とトラの漂流物語に少しオマージュ?という感じで、
”本当かどうか君次第!”みたいな感じに書いていました。
でも、かーーーーなり迷いましたからね。
だって、中途半端なところに全部読者さまに剛速球で投げやりだから、
本当にいいのかって散々迷いました。
だが、他の形で色々試しに書いてみると、やはりありきたりなものになっちゃいますし、
一番想像できる結末のほうがいいと、最後はこの形になりました。
何はともあれ、こんな拙作に最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
念のため、ここでは舞台や背景などのことについて簡単な解説をしますが、特に複雑な設定をしておりません。
三人が転移された場所は、ゲームの中の世界です。
カノウはこのことについてわかっている。
彼の時代では、このゲームは”呪いのVRゲーム”と呼ばれている。
なぜ呪いのゲームと呼ばれているのか、作中では深く描写していないかもしれませんが、
実はこの三人、一部の記憶が喪失している。
喪失した記憶は直前の記憶なので、ここに来た経緯は覚えていないだけ。
普通の場合、このことは現実に戻っても戻されない。願いをしない限り、戻されない。
だが、ゲーム中の体験はちゃんと残っている。死の体験も。
だから主人公は経験した体験が言えます。
......以上は普通の場合です。
カノウは少々違うところがあって、カノウは、自らゲームに入るということだから、その記憶自体は、触媒によって、戻されます。
原因は、特になし。人間は呼吸するのと同じです、
それで、”ぬいぐるみ”という存在は、全ての黒幕です。
さっきも書いていましたが、このゲームは呪いのゲームです。
だから、”ぬいぐるみ”の存在は、この三人、または他の人を招いた元凶です。
そうする理由は、人間の記憶を食えば、自分も人間になれるじゃね?という考え方です。
この点で、”少し思考ができるようになる”のほうを選ぶと、どうなるのか、皆様の想像次第です。
呪いのゲームは次々と人間たちをおびき寄せて、ゲームの中に召喚する。
叶えたい願いを叶えるために、記憶の代償が必要だ。
さあ、捧げてください......
こういうちょっとTRPGみたいなキャッチコピーも考えました。
で、ご褒美に関して、願いのことはずるな願いをしなければ、ほとんどの願いが叶えられます。
叶えられない願いは、作中にもある部分に書いていたと思いますが、ずるな願いをしたら、死、だけです。これだけ。
他に特筆すべきことはないと思います......あ!残機数は最後の一機、実はぬいぐるみの分です。
もしぬいぐるみのご褒美を選んだら、ここのストーリーも発展できますが、割愛します。
主に書きたくないです。
ちなみに、”ボーナスステージ”の展開も考えました......
カノウは一人に残って、だがゲームは協力でやらなければ通過できないとか、他の二人は最後的に一緒に残るとか、そして、友情を芽生えて、ゲームクリア!という展開。
でも、この作品、元々時間のバランス感覚がおかしいし、関係性のことまでぶっ壊れたら、なんかいやだなと思って、捨てました。それに、そうなると話がもっと長くなると思うし......私が書いた場合です。
人物のことはすでにキャラクター設定のほうに書き置いたので、ここには特別に言うことはありません。
強いて言えば、三人はちゃんとゲームの中に入って、脱出したということだけ言っておきます。
妄想オチとか、夢オチとか、そういうものではありません。
大事なことなので、もう一回言います。
この小説は妄想オチとか、夢オチとか、そういうものではありません!
大事なことなので、三回言います。
この小説は妄想オチとか、夢オチとか、そういうものではありません!
どういう脱出の過程なのか、そこら辺はご自由に想像してください。
あ、ちなみに、お人形運びのゲームの原型は、ちゃんと参考したものがあります。
かなり昔のアドビ・フラッシュゲームで、『Good Night Mr. Snoozleberg』という海外のミニゲームです。日本語の訳はわかりませんが、面白いパズルゲームです。
では、大体の設定は全て書いたと思いますが、もし疑問があったら、ぜひぜひ感想とか書いてください!
それでは!