m:完結のごれんらく
※注意です。
・この回は『とり』の書いた長編小説『鉄と真鍮でできた指環《4》 ~魔窟のエクストリーム』編(以下:『鉄と真鍮でできた指環《4》』)の、れんらく用の文章です。
・内容は『完結のおしらせ』、『今後の執筆活動について』などです。6000字ほどの文章量です。
・登場キャラクターは、本作品のキャラクター・『史貴 葵』(21才。金髪碧眼の魔女。本作の主人公『和泉』がつとめる魔術学校・【学院】の責任者。つまり学院長。美人)と、『レオナ・フォックス』(17才。美術系の魔術学校にかよう、ツインテールの魔術師。かわゆい)です。
・文章は、ほぼすべて会話体です。
・本編のほうのキャラクター・世界観・ストーリーなどのイメージを、こわす可能性があります。
・【体育館】、【さむい】、【暗闇】の表現をふくみます。
・以上の点に抵抗のあるかたは、「読まない」ことを、おすすめします。
・・・
○もくじです。
1:はじまりのごあいさつ。
2:完結のおしらせ。
3:おやすみのご連絡。
4:今後の活動について。
5:反省会
以下、本文のほうにはいります。
1:はじまりのごあいさつ。
(史貴 葵:以下・葵)「はい。と、いうわけで、まずはごあいさつから。この回だけをみていらっしゃるかたは、『こいつだれやねん?』。『とり』の書いた長編小説『鉄と真鍮でできた指環《4》』のみをごらんになったかたは、『おまえ誰やねん?』。全編をとおして閲覧なさったかたは、『こんなキャラおったかなあ……?』ってなる、今回の長編でも欠席しました。名前のみ登場の、わたくし、史貴 葵です。どうぞよろしくおねがいします」
(レオナ:以下・れ)「さいしょはモブ・キャラクターとして。本編のとちゅうからは、ものがたりをころがしやすくしたいという『とり』のわがままのために急遽サブ・キャラクターになりました。レオナ・フォックスです。よろしくおねがいします」
葵「読み手のかたも、もちろんですが……。――ようこそ、おこしくださいました。レオナさん。他校の生徒をこの場におむかえするのは初めてですね。どうぞ。くつろいでいってくださいね」
れ「どうも……。といっても、今回の背景が、だーれもいない、空調もきいていない、くっそさむい体育館なんで、あぐらかくにしてもねころぶにしても精神的にきっついものがあるんですが……」
葵「そうなんですか。わたしには座布団(十段づみ)があるので、よくわからない感覚なのですが」
れ「一枚ください(切実。)」
葵「(無視っ!)と、いい感じにおたがいに打ち解けてきたところで。そろそろ本題にうつりましょうか」
れ(さむいなあ……)
2:完結のおしらせ。
葵「初掲載日が2023年の8月8日。そして最終のエピソードである『61:そして日常へ・・・』が、2024年の1月10日。このあと、番外にあたる短編を出すかどうかはべつとして。本編が終わるまでに、のべ何カ月になるのでしょうかね。レオナさん」
れ「およそ6カ月ですね」
葵「うーん。遅筆な『とり』にしては、まあまあのタイムといっていいでしょう。この調子でどんどんスピードをあげていってほしいですね」
れ「そっすね(どーでもいー。)」
葵「――と。いうことで。この長編のシリーズ4作品目も、なんとか完結させることができました。『最初から最後まで読んだよ』というかたも、『とちゅうまで見たよ』というかたも、『ちら見しただけやで』というかたも、ありがとうございました」
れ「ありがとうございましたー。なお、評価や感想、レビューなどは、主義や【自分ルール】などで、『ぜったいせーへん』と決めていらっしゃるかたや、または『なんとなーく、やりたくない』というかたもいると思うので、もし、万が一、『評価とかしたほうがいいのかどうか、まよっている』というかたがいらっしゃったら、『まようくらいやったら、やらんでええよ』とだけ言っておきます。気楽に読めるのが、いちばんかなぁ……。ということで」
葵「そして、しょーもないオチですみませんでした。どーにも、『とり』はあーゆー『ずこーっ!』な展開が好きな古い人種で。でも、ご閲覧いただいたかたのなかには、けっこうはやい段階から、最後の展開が『ああー。たぶんこーなるんやろうなあ』って察しのついたかたも、いらっしゃったのではないでしょうか?」
れ「いたのかな? よくわかりませんが……いたとしたら、勘のいいかたですね」
葵「そうですね。では、このはなしはここまでにして。つぎの項目にすすみましょうか」
れ「はーい。はい」
3:今後の活動について
葵「職探しするかもしれない」
れ「え、学院長先生がですか? なにか不祥事をやらかして、職を追われてしまったのでしょうか?」
葵「いえ。わたしがではなくて。この作品の書き手の『とり』が、職探しをするのです」
れ「そうなんですか。みんなそうやって、現実世界に追われてネットサイトへの投稿生活を卒業していくんですね。……さみしいものです」
葵「……。実際ネット投稿をやめるかどうかは『選択肢には入ってる』というていどなのですが。でも、仮につづけるにしても『いまみたいな頻度では出せないな』。という感じですね。なので、いま以上におっそくなるかも知れません。ゆるしてください」
れ「『ゆるせねえよなあ!!!』というかたは、それでもいーです」
葵「……。……っていうか。『職さがしするかもしれない』という段階なので、しないのかもしれません」
れ「あっ。じゃあ投稿ペースはいままでどおり。もしくはいま以上のスピードを期待していいということなんですね? そうですよね。『とり』はプロをめざしているわけですから、こんな半年に9万字ていどをやっとこさこさえるってレベルじゃあ、どこからも出版化のはなしなんて……」
葵「いえ。ふつーにおそいです。いままでどおり、おそいです」
4:おやすみの予定
葵「えー。いつもなら『1カ月おやすみします。期間は、【〇〇〇〇年の〇月〇日~〇〇〇〇年の○月○日】です』と表記するところなのですが」
れ「ま、まさか……。おやすみなしですか? すぐにつぎの、5作目の執筆・投稿作業にはいるということなんですね。まあ、仕事も探さなきゃならないわけですし。そんななかでアマチュアとはいえ作家活動つづけていきたいってなったら、多少の無理をしてでもやすみを返上して書かなきゃならないのかも――」
葵「やすみは取ります。ですが、『〇月の〇日まで』というように、いつ投稿を再開するか、めどをたてることができないのです。本編の番外にあたる短編は、書く予定ではあるけれども。それでも出すかどうかはわからない。出すにしても、いつごろになるか、お約束できないのです。まあ、やすみの期間につきましては、『1週間は、おやすみをいただきます』とだけは、言えるのですが」
れ「いつもは1カ月くらいですけど……。どうしたんですか? 1週間でいいんですか?」
葵「『最低でも、1週間』なんです。だから、それを越えて、1カ月になるかもしれない。1年になるかもしれない。あたまのなかが万年すっからかんの『とり』ですが、ちょっといろいろ考えごともしたいのです」
れ「なるほど。よくわかりました」(←よくわかっていないときの表現。)
葵「ご理解いただけたようでなによりです。なお、『鉄と真鍮でできた指環』は、現在【連載中】の設定になっていますが、短編の投稿ができた場合には、そちらの終了をもって、【完結済み】の設定にいたします。また、『短編の投稿ができないな』と判断した場合には、今回の文章『m:完結のおしらせ。』を最後として、【完結済み】といたします」
れ「ようは、しばらくは【連載中】になってますよ。ということでいいんでしょうか。で。そのあいだに『とり』が短編の執筆・投稿を検討して……『あー。もー。むり』ってなったら短編の投稿はないまま、シレッと【完結済み】に設定を変更している。と」
葵「はい。そんなかんじです。気分屋な書き手で申しわけありませんね。では、そろそろ終わりのあいさつといきましょう」
5:おわりのごあいさつ
葵「以上で、ごれんらくのほうは終了です。長々とおつきあいいただき、ありがとうございました」
れ「長文・駄文で失礼いたしました。ここまで読んでくださったかた、もしいらっしゃいましたら、かさねがさね、感謝いたします」
葵「なお、これより先は、『反省会』にうつります。反省会には、書き手の『とり』のグチや弱音、本編でのネタバレなどをふくみます。『そんなん知りとおない」というかたは、ここでさようならとなります。本日はおつかれさまでした。なお、反省会のあとには、このような『おわりのごあいさつ』はありません。『それでもいいよ』というかたのみ、おすすみいただけるとさいわいです」
れ「おつかれさまでした。――それでは、反省会のほうにはいります」
6:反省会
葵「まあ、今回については、結構いろいろありますね」
れ「毎回いろいろある気がしますが…………。とりあえず、手みじかにいきましょうか」
葵「では。よかった点は割愛して。わるかった点のみでいきましょう。反省点は、大きくわけてみっつ。『テーマ』、『設定』、『キャラクター』です」
れ「ずばり来ましたね。テーマはともかく……キャラクターや設定って、確かいろんな懸賞小説の選考で、審査の対象になる項目ですよね」
葵「そうですね。いちおう『とり』が知っている限りで、選考対象となる項目をあげてしまうと……【ストーリー】【設定】【キャラクター性】【文章力】【オリジナリティ】がそうだったかと。とはいえ、いったんそうしたお堅い『審査』は置いておきましょう。あくまで『とり』が、自分の作品を読みかえしたり、書いているとちゅうに気になったところ。というていどで」
れ「はいはい」
葵「まずは『テーマ』。まあ、これはザックリ言って、『で。これってなんの話?』っていうことですよね。今回、美術系の魔法ということで、【絵の魔法】ってのを出してみたわけですが。それがなんか、ストーリーの肝になってるかっつーと、そーゆーわけでもない。ものがたりのみに焦点をしぼってしまうと、『とり』自身の感想として、『な、なんか……。美術VS音楽みたいな表現になっちまった……』ってな感じです。ちなみに、書き手の意図としては、べつに絵と音楽を比較するつもりはなかったのですが。もし、そう感じられたかたがいたり、ご不快におもわれたかたがいらっしゃったら、すみません。『とり』の技量がなさすぎました」
れ「そうですね。ないですね。じゃあ、つぎ。『設定』についてはどういうことなんでしょうか?」
葵「はい。今回のものがたりは、【悪魔】という存在の召喚が、ストーリーの展開におおきくかかわっています。作中で禁断とされている【悪魔の召喚】に対して、『どっかの学校がそれをやろうとしてるみたいやで』という風聞がながれ、主人公である魔術教授・【和泉】が、その真偽をしらべにいく。ということですね」
れ「そこまでは、まあ、いいですね。なにが気にかかったんですか?」
葵「率直に言うと、この【悪魔】ってのがなんなのか。具体的に示されないままものがたりを進行させてしまった。いちおうの説明はあるのですが……。なんというか、うわすべりしている感じがしたのです。だから全体のストーリーの印象として、はいりこむことができないまま、まるでまわりにながされるようにして、どんぶらこっこ。どんぶらこっこ。と主人公は最後の展開にまで到着することができてしまった。これじゃあ、読み手はいったいどうやって主人公に感情移入ができるというのでしょうか? あと説明が長くてすみません」
れ「そうですね。むずかしいですね。いちおう主人公がやったことってのはあるのですが、わたしの所感では『通ってる学校をぶっこわされた……』ってこととくらいですからね。あ。あと(通ってる学校の)ともだちや、校長先生も暴行をうけた」
葵「…………(←器物損壊・および暴行罪の犯人の上司としてちょっと気まずい)。――で。つぎは『キャラクター』についてなんですが、」
れ「はいはい」
葵「単刀直入にいいますと、【ノワール】というキャラクターの書きかたが、詰められていなかったかなあ。と。彼女に関しては、ここでは紙幅のつごうのために説明をはぶきますが。今回のものがたりにおいては、中心的な役割をはたしたキャラクターと言っていいでしょう」
れ「かもしれませんね。でも、番外である『銀の柱と黒い柱 編』とかを読んでいないかたには、まーなんで彼女が主人公をけしかけたのかとか。そーゆーよーなことが不明なまま終わる。もし仮に、『番外も読んでるでな!』というかたがいらっしゃったとしても、やはり本作において、彼女についての説明は不親切および不丁寧な印象はあったのかもしれません」
葵「まあ……最後の最後、【エピローグ】のほうで【ノワール】についてさほど触れなければ、全部『よその学校の学園祭』っていうはなしでまとめることができたかとは思うのですが。それはそれでおさまりがわるい気がするので、【エピローグ】の展開は、よっぽどのことがない限り、現在のままにしておきます」
れ「(本編のおわりかたが)尻切れ蜻蛉な感じがぬぐえませんが、しょうがないですね。これがいまの『とり』の限界……ということで」
葵「……『ライトノベル』は『キャラクター小説』なんて言われていた時代もありますからね。いまもそうなのかもしれませんが……。この、キャラクターの描きかたっていうのは急務ともいえるでしょう。……かといって、安易なキャラづけにはしると、むやみに語尾をつけさせたり、ぬぎにはしらせたり、主人公の太鼓持ちとかになってしまうだけなので。そこは慎重に考えていきたいところですが」
れ「では。これくらいにしておきましょうか。かなり冷えこんできましたし」
葵「ええ、そうね。それじゃあそろそろおいとまするといたしましょうか」
れ「……え。帰っちゃうんですか? じつは私、ずっと体育館の板材のうえに直で正座しっぱなしだから、脚がしびれちゃって……。う、動けないんです」
葵「そうなんですか。でも、もう照明も落としてしまいますし。これから日が暮れてくるから気温もぐっとさがります。なのに脚がしびれて移動できないなんて……お気の毒さまです」
れ「あ、なおるまで待っててくれるっていう選択肢はないんですね。あの、せめて学院長先生が使ってる座布団を一枚いただけませんか。なんなら、ぜんぶ貸してください。もういらないんですよね? 帰っちゃうんだから。暖をとらせてくださいよ」
葵「すみませんね。これも持って帰る予定なので。貸してあげられません。では、照明をおとします。――レオナさん。さようなら」
れ(…………まっくらな体育館って、こんなに寒くって心細いんだあ……)
〈おわり〉
読んでいただいて、ありがとうございました。