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第7話 強奪 ——角田視点

——角田視点


 高校三年の最後のバスケ部の試合。

 その試合で活躍した細川という男に、俺はイラついていた。


 審判にバレないように押したり、足を引っかけたりするが軽々と避けていく。

 結局試合にはあっさり負け、俺たちはバスケ部を引退した。


 ムカついたからといって、あいつらの高校に行ってボコるってのも、イマイチピンとこない。

 俺は、女に当たり散らす日々が続いていた。



 しばらく経ったある日、とある噂が流れてきた。


 俺と同じ学校のクラスにいる五木絵里(いつきえり)が、その細川と付き合っているらしい。

 部活を引退し、暇を持て余した俺の行動は早かった。 


 早速、絵里に声をかけた。

 最初は断られたものの、何度も話す間に根負けしたようだ。

 普通なら俺もここまで執着しないが、あの男……細川に対する恨みが、怠惰に打ち勝ったのだろう。



 ——体育館の更衣室。

 ここはなぜか鍵が内側からかけられる。

 バスケ部の部室も兼用していた。


 部活が無い日に連れ込み——。

 制服を乱暴に脱がし体を重ねる。



「角田って……こんなに……激しいんだ……あっ……!」



 絵里は声が枯れるほど叫んでいた。


 女の扱い方に俺は細川とかなり違っていた様子。

 荒くすればするほど、絵里は離れられなくなっていくようだ。


 浮気は一回だけ。

 そんな約束が、二度、三度と増えていった。


 久しぶりに抱く女だったが、絵里はなかなかのルックスだ。

 何より細川の女を奪うことができたことに、俺は強い快感を覚えた。

 

 さらに追い打ちをかける。



「なあ、細川とまだ付き合ってるんだろ? いい加減別れろよ」

「え? 別にその必要は無いでしょ?」

「なんだ? 俺と付き合うのがイヤなのか?」



 バシッ。

 絵里の頬を叩くと、初めはびっくりしたような顔になり、次第に涙が瞳に滲んでいった。 



「ひっ」

「ご、ごめん……こんなことをするつもりじゃなかったんだ……。許してくれ。俺は絵里がいないと不安になって」

「えっ……角田?」



 絵里は急に俺を心配し始める。

 全員に当てはまるわけじゃないが、こうやって演技することで俺に依存する女がいる。

 そうなれば、多少殴っても離れていかない。

 

 その状況のおかしさを考えると、笑いそうになる。



「だから……別れて俺と付き合ってくれ。俺には、絵里が必要だ」



 一週間後、絵里は本当に別れたらしい。

 寝取った上に完全に奪うことに成功した。


 いい気分だった。



 聞くところによると、細川は相当へこんだらしい。

 相当に本気だったのだろう。

 バーカ。ザマァ見ろと思った。




「角田君、君の彼女……いいねぇ。みんなでシェアしない?」



 バスケをやってた同期が、そんな冗談を言った。

 部活を引退して暇を持て余しているようだ。



「はあ? お前ら自分で調達しろよ。駅で待ち伏せて、数人で声かけて女を連れ込めばいいだろ?」

「それもそうか」

「まあ、もしゲットできたら、俺にもまわしてくれよ?」

「じゃあ、その時は角田の彼女と交換で」



 最近では、絵里はかなり俺に依存してきている。

 少し乱暴なことをしても……いや、むしろ乱暴するからこそ依存するものらしい。


 絵里は俺から離れる気配がなかった。

 さすがに、見えるところを殴るのはまずいと俺も学習していくのだが……。



「そういえば、西高には読モをやってる女もいたよな? サユリとかいう名前だっけ? どの駅使ってるんだろ?」



 色々調べ始める元バスケ部の同期たち。

 そういえば市内の女子高生が雑誌に載っていたという話が噂になっていた。


 サユリ。

 とても清楚で可愛らしいともっぱらの噂。


 少し派手な絵里とは真逆だ。

 俺は生暖かい目で、バスケ部の同期たちを眺めていた。



 それからしばらく経ってからのこと。



「サユリって女、やっと見つけたんだけどなあ、高校生の男に邪魔されてしまってなあ」

「へえ。お前らなら高校生のくらいの男なら大抵ビビりそうだけどな」

「まあでも、写真だけ撮っておいた。見てみるか?」



 読モ女のことを俺は忘れていたが、こいつらは諦めてなかったらしい。



「へえ。さすがに可愛いな」



 スマホには、黒髪ロングの大人しそうな女が写っていた。

 雑誌に数回でも載っただけあって、ルックスはなかなかだ。

 絵里とはまた違う()()がありそうだと思った。



「で、どんな奴に邪魔されたんだ?」

「それが、見覚えがあるんだよな。おそらく西高バスケ部の細川ってやつ」

「なに? 細川だと?」



 そうか。

 その名前を聞いて、俺は興奮した。

 もしかして、細川の女なら絵里と同じように寝取れるのではないか。


 そうでなくても、こんな大人しそうな女なら無理矢理力で全てを奪い、従わせてしまえばいい。

 写真を撮って脅せば、警察にチクるなどもしないことは今までの女で実験済みだ。


 顔はベビーフェイス、幼さが覗く。

 それでも高校三年。雑誌に載っていた姿を見ても、良いスタイルで抱きごこちが良さそうだ。


 何より、今まで抱いた女の中では最高クラスの上玉で清楚で清純。

 聞くところによると今まで男がいなかったらしい。恐らく処女だ。まだ細川もやっていないだろう。



「本当に処女かどうか、確かめないとな。

 一人で帰っているタイミングがあればよし、だ。

 なんとしてもヤリ部屋に連れ込むぞ」



 嫌いな奴と親しい女を犯す……これ以上楽しいことがあるだろうか?

 しかも、とんでもない上玉だ。

 スタイルもいい。白い肌が、清楚さを強調している。


 服を脱がし、露わになった胸や足の付け根などを愛撫したら、どんな声で鳴くのだろう?

 細川に助けを求めるのだろうか?



 清純で清らかな女の処女を奪い、俺のイチモツでえぐり、精液で犯す。

 想像するだけで、俺の股間が(たぎ)るのだった。


【作者からのお願い】


この小説を読んで


「続きが気になる!」


「この先どうなるの!?」


「っていうか、こいつクソだな……」


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【NTRタイムリープ】幼馴染みを寝取られ俺は死んだ。でも、時間がまき戻ったので全てをやり直す。〜今さら奪おうとしてももう遅い

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