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第11話 欲望 ——角田視点

——角田視点



 その日——。


 細川の女……サユリとかいう女を、同期のバスケ部員を使って探していた。

 細川とサユリは、いつも駅から家まで一緒に帰っているという。


 以前、同期のバスケ部員たちが出会った場所だ。

 その駅の近くは住宅街と工場が建ち並ぶ地域がある。


 工場の方には、俺らが悪さをする……遊び場があった。

 俺の叔父が持つ工場だ。

 許可は取っているわけじゃないが、別に構わないだろう。



 最初は細川とサユリが一緒に帰っていたそうだ。

 だが、途中で女が一人になったと連絡があった。


 すぐ近くだったので、走って行く。

 幸い、最近この地域は道路を掘り返して工事をしているところが多く、サユリは少し遠回りしていたようだ。



「角田、あの女だ」


「一人だな」



 最近ずっと一緒に下校していたらしいが、幸い周囲に細川の姿が見えなかった。

 今日は絵里が会いに行くと言っていたし、呼び出したのかも知れない。

 丁度よかった。



「やあ」


「あなたたち、この前の……! いや、離して!」


「ちょっと話がしたくてな。細川についての」


「えっ?」



 細川の名前を出すと、驚くほど大人しくなる。

 この女にとって、よほど大切な存在なのか。


 とはいえ、今日は様子見のつもりだった。

 軽く脅してそれで終わりにするつもりだった。

 しかし、俺が見た写真より実物は随分印象が違う。


 絵里と違った清楚さを感じさせる。

 顔は高三というのに幼さを残している。


 スタイルは良く、スカートから伸びる足は細く白い。

 制服を整えて着こなし、お淑やかなお嬢様といった感じだ。


 こんな清楚系はあまり経験がない。

 絵里と違った良さがありそうだ。


 俺の欲情を刺激するのは十分な容姿だった。最上級の上玉だ。

 心の中で舌なめずりをする。



「すまんな、こいつらは他の所に行かせるから、とりあえず場所を変えて話そう」


「ここじゃダメですか?」


「悪くないけど、体も冷えるだろう。それに、このままだと細川が危ないかも知れない」


「えっ……? で……でも」


「いいからいいから」



 俺はその女の腕を掴み引っ張る。

 抵抗はしているものの、細川の名前を出したのが効いたようで、反抗する力が弱まっている。


 いや、そもそも体力がないのだ。

 所詮は女。



 細川に確認するつもりなのだろう。

 スマホを取りだし俺たちに見えないように操作を始めた。



「痛っ」



 俺は強引にそのスマホを奪った。

 驚いて俺の顔を見上げてきている。


 多分アレだ、悪意に慣れていないのだ。

 それこそ、純情というやつだ。 



「返してください!」


「悪いね、ちょっと預からせてもらう」



 やはり細川に連絡しようとしていた。

 俺は、軽く頭を小突くフリをした。


 おびえの表情が女に見えた。

 叫ぼうとしても、これなら声が出ないだろう。


 周囲は少し日が暮れてきており、田舎の道に人通りは見られない。


 腕を引っ張り続けるとすぐに疲れが見えはじめ、次第に抵抗が弱くなっている。

 周囲に人影はなく、俺たちの邪魔をするものはいなかった。



「はぁ……引っ張らないで……ください。はぁ……はぁ」



 それに。

 引っ張ったことで乱れたブラウスを気にする仕草といい、胸元を隠そうとする仕草といい……ずいぶん初々しい。

 やはりコイツはまだ処女なのでは?


 あくまで想像でしかなかったが、下半身が疼くのを感じる。



「じゃあ、ここでゆっくり話そう」



 工場の一角に用意された休憩室にサユリを連れ込む。


 書類などがあるわけではなく、少しがらんとしている。

 テーブルの他には椅子が数脚、そして部屋の隅に宿直用のベッドが置いてある。



「はぁ、はぁ……話すことなんて……ありません」



 女は未だに抵抗しているが、もうほとんど力が入っていない。

 頬が少し赤くなり、汗をかいている。汗でブラウスが素肌にくっつき、髪の毛がやや乱れていて、その様子が実にそそる。


 俺以外には、バスケ部の同期が三人。

 こいつらは、サユリの体をなめ回すように見つめている。



「だから、話をするだけだって」



 いいつつも、女をベッドに突き飛ばすと、彼女は後ずさり仰向けに倒れた。

 仲間にスマホで撮影させる。まずは一枚。


 カシャッ。


 シャッター音に反応し、それを睨むサユリ。

 次に女のブレザーを剥ぎ取った。



「きゃっ。何を——」



 すかさず持っていたハンカチで両手首を後ろ手で縛り、靴を脱がす。

 抵抗するものの、力が入っていなかったので容易いことだ。

 そして写真を撮る。二枚目だ。



「やめてください……!」



 これから何をされるのか、ようやく理解したらしい。

 この女はどんな具合だろうか?

 もう俺は止まれなくなっていた。



「角田、やっちゃおうぜ」


「そうだな、まずは俺が味見する」


「チッ、しょうがないか。じゃあ俺たちはゆっくり鑑賞させてもらうぜ」



 俺はベッドの上のサユリに近づく。

 サユリは後ろに後ずさろうとするが、それも叶わず難なく俺は覆い被さった。



「くっ……やめて!」



 俺を睨みつけるサユリ。

 その瞳は潤んでいるが、確かな光がある。



「いい眺めだ……」



 サユリはこんな状況でも希望を失っていないようだ。

 細川が助けに来ると思っているのか?


 まあ、それもいい。

 この女の顔が絶望に染まるのを、大きな喪失感を抱く様子を見るのも悪くない。


 俺が胸元に視線を向けると、()()()()目で見られているのに気付いたようだ。顔を背け、恥じらうその姿がたまらない。


 俺はサユリの身体に視線を這わす。


 絵里より胸が大きいのがよく分かる。

 汗で透けたブラウスは、二つの胸の膨らみを隠せない。キャミソールとブラが薄らと見える。


 清楚な女の中に感じるエロさ。


 スカートから伸びる白い太もも。シャンプーの良い香りに混ざって汗のにおいが香る。

 それは、女の匂いを思い起こさせる。

 既に濡れているのかもしれない。


 早くこの女の中にぶちまけたいという本能的な欲求が俺を動かす。

 ブラウスのボタンに手をかける。衣服の奥にある、柔らかな女の肌の感覚が伝わってきた。


 サユリの服を剥き、胸を露わにしたい。肌の白さから、その先端は綺麗な色だろう。尖ったところを強く吸ったら、どんな表情をするのだろう?

 サユリの下着を脱がせ、突っ込み、初めてをいただきたい。激しく突いたら、どんな表情をするのだろう?

 サユリの中に思いっきりぶちまけたい。どくっ、どくっと奥に出してやったら、どんな表情をするのだろう?


 下半身がうずいている。

 俺は舌なめずりをし、乱暴にブラウスのボタンを外そうとする。



 ——その時。



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